2011年12月30日金曜日

12.27~29(火~木) 102点~本年終了

今年も年間無事故達成(7年連続)

今年の最終3日間の成績

12月27日(火) 景気 50 晴一時小雨
営収 38,800(7,400-31,400)
14(7-7)回
11.50(6.25-5.25)時間
MAX 13,030

昼間は散々やったものの、

夜にホテルから8点(22時)、13点(24時)の2発のあたりがあって

好成績やったが・・・

後に高速料金(650円)もらい忘れに気づき、

ちょっぴりブルーな乗務

高速料金泣きは大阪で新人の時以来かも・・・

12月28日(水) 景気50 晴のちくもり 高8 低マイナス4
営収 40,230(9,360-3,870)
24(9-15)回
12.50(6.50-6.00)時間
MAX 6,310

今年最後のA駅番

9月から入ったこの駅の当番も

今はすごく楽しい

この日は昼間から外れまくりで苦しんだが、

夜はしっかり作れた

12月29日(木) 景気50 高10 低マイナス5
営収 23,240(7,100-16,140)
16(6-10)回
7.50(4.00-3.50)時間
MAX 2,630

今年の最終乗務

例年最後の日は、

思い切り力を抜く

今日も朝から家の掃除で、

昼頃出勤するも、

タクシーの大掃除(1時間)

自家用車の大掃除(1時間)

車庫で若手運転手と井戸端会議(1時間)

家に帰ってかみさんの掃除冷やかし(1時間)

仕事の入りは17時

あたりもなく、それでも足切り(2.3万)達成

そんな最後の日も、

夜には駅に行列が出来ていた

そんな客の並びも終わりかけた頃、

駅に向かう道を、

少しゆっくり気味に走っていたら

ルームミラーを見ると、後に同期のTさんがいる

早く行けとばかり、

後ろにぴったりつけている

・・・はいはいわかりました

と少しスピードを上げたが、

駅前の信号にぎりぎりで引っかかってしまった

・・・すんませーん

ハザードを一回焚く

信号待ちの間に、気のいい同僚のHさんが別方向から交差点を横切り

俺の前に駅に入る

ここで順番が変わった

俺が普通に走っていたら信号で止まることはなかったやろから

駅に入るのは①俺、②Tさん、③Hさんの順番のはずやった。

しかし順番がずれて、実際は①Hさん、②俺、③Tさん

結果Hさんが①2千円ほどのところへ

俺が最も近場で②千円

そして俺の後ろで怒っていただろう

Tさんが大阪行き③2万円口

まあ実際最後のところではどうなるかわからない

信号で止まったタイミングは1秒もない時間の差である

先に入った方がいいこともあるし、後の方がいいこともある

どちらにしてもほんの一瞬の違いで行き先が変わるのである

これは人生に似ている

ちょっとした判断の違い、

一瞬が人生を変える

それが良いこともあれば、

悪いこともある

しかし、どのようなときも、

どんなことになろうとも

自分のいる場所を信じて迷わない

そのときに良かろうと悪かろうと、それが自分の場所(運命)なのである。

次がある、先がある、

そしてそこに自分のために与えられた出会いがある

出会いとは、もちろん人であり、景色であり、そこにしかないひらめき・・・

動いたらあかん

最後に、

昨日こんなコメントを頂いた

いつも仕事の合間のホットひと時をドライバーさんの
楽しい(そして役立つ)ブログで充電させて頂きました。
ありがとうございました

元々自分のためだけにやっているつもりやったブログだが・・・

どこかで読んでくれている人がいる

そう思うと、正直すごくうれしい

タクシーがほんま好きやわ

そんな人たちと触れ合っていきたい

心からそう思います

運転手がつながることで、何かを変えることができるはず

会社を見ずに客を見て

過去を悔やまず先を見て

愚痴を言わずに前を見て

焦らず、抜けられる信号で一瞬止まる勇気を・・・

正解はいつも後にある気がする今日この頃

皆さん、がんばりましょう!

2011年12月27日火曜日

12.26(月) 雪のち晴 23点〜特別出勤

この日は特別出勤で、

夜だけ(20〜26時頃)の乗務

12月26日(月) 景気60 高5 低マイナス4
営収 23,620
16回
5.25時間
Max 2,950

午前中に雪が降って、

非常に寒い1日だった

寒い日はよく売れる

特に朝方雪の降った日は、

推測だが、

普段は車通勤の人達が電車を使うのだろう

普段車通勤の人達が電車を使う

しかも年末

「こんなときしか飲まれへんわ」

ということで、

必然的にタクシー利用も多くなる

というロジックである。

実際効率良かったわ

20時半に入って、

24時までは、

乗車5回8点(時間あたり2,425)やったものの、

日付変わって約1時間半で、

11回15点(時間あたり8,646)

大きな仕事はなかったが、

乗車回数が多いので、

達成感を感じた乗務やった

いつも夜だけでこのくらい稼げたら、昼間仕事せんでもええんやけど…

2011年12月25日日曜日

12.24(土) 晴 25点~わたしの彼氏・・・

クリスマスイブは仕事するべきではない

これはタクドラの格言と言っても良い

と言いつつ、

イブの勤務は今回で3年連続

昨年(2010年)は、22,640円

一昨年(2009年)は、20,560円

イブは動かない、仕事がない

今年(2011年)も、また例外ではなかった。

24時の時点でやっとこ12点・・・

このまま行くと15点ペース。

そして乗り込んできた若い女性

「N駅までお願いしまーす」

おー!7千円コースや。

「わかりました」

助かったー

と思って走り出すと、女性の携帯が鳴った。

「あー、やっくん?メリークリスマスー、ハブグッドタイムー!」

なんや?誰と話してるんや?彼氏か?

「うん、寝過ごしてしまって・・・今タクシー乗ったとこ・・・迎え来てくれる?」

うわー!男が向かえ来るんかー

「うん、今まだ出たとこやから・・・N駅前のセブン(イレブン)で待っててくれる?そこから家まで送って」

なぜや?

なぜこっちまで迎えを頼まない?

7千円もかけて、家の近くのコンビニまで行って、そこから送ってもらうんか?

しかも、ニュアンス的にはもう向こうはコンビニに着いてるっぽいし、こっちまで来てもらったところで20分程度しかかからんし、国道一本道で迷いようがないし・・・

まあいい・・・

こっちから余計なことを言う必要はない。

電話を切ると、女性は俺の方に話しかけてきた。

「今の弟なんです」

「そうなんですか(男やないんやね)」

「運転手さん若いですねー」

「いや・・・もう40前やけどね。運転手としては若いのかもしれへんけど」

「実はわたしの彼氏もタクシーの運転手なんですよー、今29(歳)」

「えぇ!そうなん?なんか嬉しいね」

「やっぱりこんな感じで、タクシーに乗ったときナンパされたんです」

「・・・(『こんな感じ』って、俺は別にナンパしてないし)どこで乗ってるん?」

「ほとんどミナミで仕事してるみたいです。営業所は東大阪らしいですけど」

「・・・(効率悪そう)、どこに住んでるの」

「彼氏の家は江坂です」

「・・・(ありえへん、訳ありで会社転々としてるな)」

「出て行くのすごく早いんですよ。営業所出るのが朝の5時やって」

「へぇー!それは早いね。そんなら(隔勤で)このくらいの時間(24時過ぎ)あがりかな」

「いや、彼めちゃめちゃ稼ぐらしくて、営業所でもダントツトップらしいんです。それで稼ぐから、もう昼ごろにはあがってるみたいですよ」

「・・・(それはないやろ、漁師か)」

「朝早いから、朝帰りのホステスさんなんか乗せる仕事が多いらしくて」

「まあ、それはそうやろね(これはまともなタクばなやな)」

「それで、指名めちゃめちゃ多いらしくて、いっしょにいても女の子からガンガン電話かかってくるんですよ」

「それは(彼女的には)困ったね」

「いえ、わたしは仕事って割り切ってますから」

「・・・(だまされてるんちゃうか)」

「夜とか、『ちょっと予約入ったから仕事行ってくる』なんてこともたまにあるんですよ」

「・・・(絶対だまされてる)」

彼お客さんにモテるんですよ」

「そうみたいね(『客』ではない思うけど)・・・ところで今日は(イブやけど)?」

「なんか今日は夜シフトらしくて、仕事なんですよ」

「いつも朝しか働かないのに、今日だけ夜シフト?」

「そうみたいです。(タクシーって)イブは忙しいらしくて」

12月24日(土) 景気40 晴 高7 低マイナス5
営収 25,960(6,290-19,670)
10(4-6)回
10.50(4.50-6.00)時間
MAX 7,590

今日は乗務前に神社参り(クリスマスに神社?)

昼過ぎに入って、

17時で切って、夕方クリスマスの買い物

イブはダメやとわかっていたので、力を抜いて仕事していたが、

24時過ぎに連続7点ゲット

イブはダメでもクリスマスデイはついてた

HAPPY CHRISTMAS!!

2011年12月23日金曜日

12.21(水) 35点 22(木) 43点~「夢」って何なん?

今週は苦しみながらも、

なんとかこらえた

という感じかな。

やはり12月は

第3週がピークで、第4週はしぼむ

のが最近の傾向である。

今日(22日)もA駅番はイマイチ

苦しんで、苦しんで

24時前の客

40代の男性と、20前後の学生、そしてさらに若い女の子

どうやら親子ではなさそう

つながりの見えない3人組

「すみませーん、S駅まで行ってくれる?」

スキンヘッドでよく肥えた年長の男性が、助手席に乗り込みながら言った。

S駅までなら約4千円のコースである。

「わかりました」

ほどなく車内で3人の会話が始まった。

助手席に乗った男性は結構酔っ払っている。

声がでかい。

「やっぱりな、最近の若い奴はあかんで!遊びっちゅうもんをわかってない」

「そうですか」

後部の若い男が相槌を打つ。

この男は賢そうである。

「ところで、お前ら何歳や?わしはもうすぐ50や!」

「ぼくは21です」

「わたしは17」

「なにぃ!お前まだ17か!」

ここで俺がちょっと口をはさむ。

「みなさん、知り合いではないんですか?」

「今そこの駅で会ったとこや。これも何かの縁やで」

「みんな偶然行き先が同じ駅なんですか?」

「電車の乗り過ごしや、こいつら寝てもうたんや。帰りの電車もうないやろ」

「はぁー!乗り過ごしはよくありますけど、同じところまで3人いっしょなんて珍しいですね」

「ハハハ!実はわしはさっきの駅の近くやけどな。こいつら送ったって、向こうでみんなで少し飲もかゆう話になってな」

「はぁー・・・(おっさん正気か?)」

「でもお前は17か、ダメや。飲まれへん、家帰れ。運転手さん送ったって」

「わかりました」

「お前(男の方)は飲むぞ」

「すみません・・・運転手さん、ぼくもこの娘といっしょのとこで降ろしてください」

「わかりました」

「なんや!お前降りるんか。いっしょに飲む言うたやないか!」

空しい・・・このパターンだと、タクシー代だけ払わされるんやろな。

「ところでお前(女の子)!こんな時間まで何しとったんや?」

「大阪でバイトです」

「バイト?なんで大阪や?変なバイトしとるんちゃうか?」

うーん、流れの悪さから絡み始めたか・・・

「いえ・・・学校が大阪なんで」

「学校で何勉強しとるんや?」

「何って・・・適当に」

「『適当に』やと!高い金払って、親に学校行かせてもらって『適当に』はないやろ!おい、お前(男の方)!お前も学校行っとるんか?」

「はい」

「どうせ『適当に』行っとるんやろ。最近の若い奴はみんなそうや」

「いえ、ぼくは夢があるんで」

「『夢』やと?まあええわ。ところでお前飲まへんのか?」

どうしても飲みに付き合わせたいらしい。

「いえ、今日はやめときます。ありがとうございます」

「今日は」というか、タクシー降りたら多分一生会うことないやろ。

とりあえず、若い二人の目的地に着いた。

「ここでよろしいですか」

「はい、ここでいいです。いくらですか?」

若い男は一応払うポーズを見せた。

「ええ、ええわ。わしが払うとくから」

「えっ?本当にいいんですか?」

空気的におっさん払わな通らんやろ、可哀想に。

「それより、親に迷惑かけるなよ」

「わかりました。ありがとうございます!」

そのさわやか、かつ賢い若者の降りがけに、また俺が口を挟んだ。

「ところで、『夢』って何なん?」

「理学療法士になりたいんです」

「ほぅ・・・がんばってね」

「ありがとうございます!」

ちなみに理学療法士は2000年代初め、小泉政権の規制緩和によりその数が急増(約3万人から7万人以上)して雇用環境が悪化しているという、

タクシーと非常に似た状況になっていた業界である

この職業からタクシー運転手に転職されている方の話も聞いたことがある。

しかし若い資格取得者が近年大量流入した療法士と、主に50代のリストラ組が流入したタクシー業界では、

10年後、20年後の状況は全く違うものになるはずである

20代の若さでそこまで先読みするのは難しいんやろなぁ・・・

そして、残った年長男性に、

「それで・・・どうしましょうか?」

「さっきの駅まで帰って!」

「わかりました」

往復1万円なり

ちなみにこの男性、最初の駅から普通にタクシーで家まで帰ってたら約千円なり

ありがとうございました!

12月21日(水) 景気50 晴
営収 35,770(17,630-18,140)
20(13-7)回
12.00(7.00-5.00)
MAX 8,470

昼前後までは、動きが悪かったが

夕方からは年末らしく動いた

夕方ちょっと大事なことを考えていたのだが・・・

そういうときに限って、休みなく仕事が入り

判断を間違えてしまったかも・・・

いつもは暇な時間帯なのに、不思議なものである。

12月22日(木) 景気50 晴のりくもり 高10 低0
営収 43,910(6,210-37,700)
21(4-17)回
11.25(1.25-10.00)時間
MAX 10,070

予報で寒くなると言っていたわりには、

それほど気温は下がらなかった

用事で昼間(13-16時)に抜けたので、

晩飯休憩取らずに入ったが・・・

その時間(18-20時)にはほとんど仕事なし

さすがに年末の休前日だけあって、

夜は動いて作れたが、

疲れてたし、もっと力抜いても良かったかな。

2011年12月21日水曜日

12.19(月) 33点 20(火) 22点~腹が減って、腹が減って

昨日(19日)、18時過ぎ

「年末と事故」についての投稿をM駅で書いていたら、

コンコン、とドアを叩かれた。

「(乗らせてもらって)いいですか?」

「どうぞ」

この駅からの乗り込みはほとんど近場である。

「XXまで行ってもらえます?」

何と、三千円コースではないか。

前日にマラソンを走っていたので

腹が減って腹が減って

早く中断して飯を食おうと思っていた矢先であった。

サッカーで言えば、

ハーフタイムに入る前のロスタイムの得点

のようなものである。

「主人が事故してしまいまして・・・」

「事故ですか!」

「国道で前の車に突っ込んだらしいです・・・」

「それは・・・(救いようがないですね)」

「去年もこの時期に事故してるんですよ」

「そうなんですか」

「もう年末の恒例行事みたいなもんです」

「・・・」

「ちょっとあちらで事故処理済むまで待ってもらって、また(主人乗せて)帰ってきてもらっていいですか?」

「わたしは構いませんが、あんまり待つようですとメーターが・・・(上がってしまいますけど)」

「あぁ、お金のことならいくらかかっても構いませんから」

「わかりました」

こういうのって、保険でおりるんよね。

結局レッカー来るまで1時間近く待たされたが、

9千超えの仕事になった

しかし待ってる間、

腹が減って、腹が減って

どうしようかと思った。

12月19日(月) 晴
営収 33,060(24,210-8,850)
17(10-7)回
11.75(8.00-3.75)時間
MAX 9,270

昼間はまあまあ好調で、

上の仕事もあって、

前半で24点

このペースなら40点はいけるかな

と思っていたら、

後半に失速・・・

しかし月曜勤務で現金支給で1万5千ほどもらえたから、

まあ満足かな。

12月20日(火) 晴 高9 低マイナス2
営収 22,670(10,520-12,150)
12(7-5)回
11.50(6.50-5.00)時間
MAX 5,830

昼間も夜もひどかった・・・

最終駅の先頭に残っていたら、

「枚方まで行ってもらえますか?」

2.5万コース、カードの客・・・

「カード使えないんですよ・・・後の車はいけますわ」

後ろにはカード利用OKの他社の車がハイエナのようにつけている。

また客が乗ってきた。

「京都行って」

3万コース、またカードの客

「カード使えないんですよ・・・後の車はいけますわ」

結局あぶれて終了

悔しい終わり(締め日)やった。




2011年12月19日月曜日

12.15(木) 38点 16(金) 69点〜年末と事故

また投稿が遅れてしまったが…

先週(12月第3週)は、

忘年会ウィーク

力を抜いても作れる

一年で最も儲かる週

と言えるやろう。

「運転手さん、この時期は忙しいやろ」

「そうですね、忙しいというか、楽ですわ」

「楽?」

「正直ゆっくりやっても稼げますから…労働時間は少し減りますし、精神的にも楽ですよ」

「はぁ…そんなもんか」

「事故さえ起こさなければ、仕事も楽しいですよ。必要とされてるゆう実感がありますから」

「やっぱり年末は事故が多いのかい?」

「そうですね、データにも出てますし、こうしてハンドル握っててもヒヤリとするのはこの時期が多いです」

昨年22年の死亡事故の件数は4,863件

そのうち12月に起きた事故は575件(11.8%)

12月を除いた11ヶ月の平均が390件なので、

死亡事故に限れば、12月の事故件数は、

その他の月に比べて約5割(47%)多い

さらに4年前、19年の死亡事故件数は5,744件でそこから年々事故件数は減少している(死亡事故件数は12年から10年連続で減少している)ものの、

19年の12月の事故件数は570件(9.9%)

19〜22年の4年間では12月の事故件数は昨年22年が最も多く、

年末の事故は近年増加傾向にあるといえる(お前は公安委員会か)

「それで年末は警察の取り締まりが多いんやな」

「そうですね、最近特に多くなった気がしますね…」

うざい…

「運転手さんなんかプロやから引っ掛かるようなことないやろけど、ハハハ!」

「ハハハ!(お前一週間前自家用で思い切り引っ掛かってたやん)」

12月15日(木) 晴
営収 38,600(14,940-23,660)
19(12-7)回
12.00(7.00-5.00)
Max 11,190

この日は、前2日(火曜、水曜)に比べたら

昼間からそこそこ動いたかな

車も少なかった

夜はホテルで大きな仕事(姫路)を逃したりしたものの、

最終はあたりがあって作れた

しかし

「まだいけるやろ」と25時過ぎに

高速使って急いで帰ったものの間に合わず…

高速料金損した(300円ほどやろ)

12月16日(金) くもり一時雪
営収 69,400(17,730-51,670)
25(10-15)回
12.50(5.25-7.25)時間
Max 22,630

朝からグッと冷えたこの日は

午前中に買い物行ったり、走り込みしたりして、

昼過ぎの出庫

A駅に入ったのは13時前だが、

よく動いた

夜も走り続けて

最終AM駅から高槻

普通に昼前出てたら軽く70超えたな。

2011年12月15日木曜日

12.13(火) 26点 14(水)25点〜未収金

夢にまで見たマックのコークグラスを遂にゲット!

月曜日(12日)の未収金の件・・・

あの日ある駅から、深夜25時過ぎに、

「姫路まで行ってください」

と言われたのだが、

そもそもその駅の終電はとっくに終わっていた。

駅のまわりには飲食店も遊戯場もない。

なぜその時間にその場所にいるのか

ストーリーの見えない乗車は、今までの経験上、

ちょっとヤバい

と感じた。

「現金で2万円以上かかりますよ」

「…2万円ですか」

「2万円『以上』です」

時間も時間やし、こういう乗車はいくら遠方でも

相手の乗車意欲をそぐような対応をする

「ま、とりあえず行ってください」

夜中の1時過ぎに、

往復3時間もかかるような場所に、

「とりあえず」でも行かなあかん

のがタクシードライバーの性である

後部座席で爆睡している客を起こして、やっとのことで家の前につけると、

「ちょっと(家から)金取ってくるんで、待っててください」

メーター料金は2万円超、

こんなとき待っている時間はたった3分が1時間にも感じられる。

やがて家のドアが開いて、ホッとしたのも束の間

「ちょっと家にも持ち合わせないんですけど…」

そういうのはもはや「持ち合わせ」とは言わない。

結局後日振り込みを依頼したのだが、

振り込み用の資料を一通り書いてもらって、

「それじゃ(確認のために)こちらの携帯番号に電話させてもらいますね」

「今ですか?」

「はい・・・携帯持ってますよね?」

「ちょっと待ってください。その番号違ってたかもしれません」

「・・・」

こんな具合で2万円近くを未収にして(5千円のみその場で受領)帰ってきたのである。

翌日事務所のおばちゃんに、

「大丈夫?」

などと聞かれ、

「いや、ヤバいっすね」

とも言えず・・・

いろいろ考えた末、

今日(14日)電話してみることにした

とりあえず何て言おうか・・・

必ず期日(15日)までに振込みお願いします・・・

期日を過ぎると(会社が)法的措置に出ることもあります・・・

その場合は延滞利息もかかりますし、社会的にも・・・

いや、俺の番号は(確認でかけたから)知ってるわけだし、電話には出ないだろう・・・

留守電の場合は・・・

あれこれ戦略を立てながら、

夕方電話を鳴らす

結構緊張するもので、

サラ金の取立ての仕事って大変なんやなぁ

なんてことも考えながら・・・

あっ(電話に)出た

「あっ、もしもし・・・わたし先日××駅から、ご自宅までお送りしたタクシーの運転手ですけど・・・」

「あっ、どうも。その節はお世話になりました」

「いえ、こちらこそありがとうございます。それで、未収金の方なんですけど振り込みの方は済ませていただけました?」

ここから、ここからや。

どう出る?

「はい、昨日振込みましたけど」

12月13日(火) 景気50 晴 
営収 26,410(8,410-18,000)
11(5-6)回
9.25(4.50-4.75)時間
MAX 11,590

この日は前日遅くなったので、

昼過ぎの出庫

昼間も夜も低調やったが、

24時頃にチケットで遠方

時間少ないから、効率は悪くなかったかな

12月14日(水) 景気50 晴 高14 低マイナス1
25,610(10,000-15,610)
15(6-9)回
11.00(5.75-5.25)時間
MAX 3,910

そして今日は朝に10キロのジョギング

また昼過ぎの出庫

そしてまた昼間は低調

そして夜も低調・・・

24時過ぎはそこそこ動いたかな

年末らしいラッシュがないなぁ

2011年12月13日火曜日

12.12(月) 晴 *61点〜道路利用税

これは「道路利用税」と思うしかない

日曜日に自家用車で、

長尾山トンネルから山本に降りる下り坂…

60キロでゆっくり走っていたら

止められた

「20キロオーバーです」

「この下り坂が40キロ(制限)ですか?」

「そういうことは、我々にはわかりません」

「こういうところ(下り坂)でネズミ取りするんですか?」

「『ネズミ取り』ではありません、『速度取り締まり』です」

「年末だから(みんなボーナス出てるから)ですか?」

「そんなことありません」

「警察の人もボーナスとか出るんですか?」

「それは…まあ」

答えなくてもいい質問だけ正直に答えてくれた。

12月12日(月) 景気50 晴 高12 低マイナス3
61,490(19,000-42,490)
24(13-11)回
15.50(7.25-8.25)
Max 24,310

道路利用税(一万5千円)の負担を取り返すべく、

意気込んで臨んだ乗務

車も少なく、いい感じで作って

40点手前で終るか、と思った25時過ぎ

H駅の無線

行くと、見た目同年代(30代)

「すみませーん、姫路まで行ってもらえますか?」

数字だけ見れば、

損害額(?)取り戻したかのような大ブレイクだが、

金持ってなくて、(先週に続き)また振り込み依頼・・・

この記録はアスタリスク(*)つきやね(バリー・ボンズか)

年末やな、

帰庫4時半

帰宅5時半・・・

2011年12月12日月曜日

12.9(金) 43点  10(土) 45点〜タイヤ交換

10日にやっとタイヤを交換した。

3年前からのタイヤ交換の日をリストすると、

2008年 12月1日2009年 12月3日
2010年 12月8日
2011年 12月10日

このデータを見ると、

やはり地球は温暖化している…

というより、

やはり自分は怠慢化している…

ということがわかる。

前半2年は事業所でも1、2を争うほどの早い時期に換えている

さらに昨年までは毎年、寒くなる前の暖かい日に換えている

そして今年…

急激に寒くなった9日

営業所のみんなが換えていたが、

その翌日の10日に交換

12月9日(金) 晴
営収43,060(7,100-35,960)
23(6-17)回
11.50(5.25-6.25)時間
Max 9,110

この日は昼過ぎまでデスクワークに追われ…(タクドラがデスクワーク?)

13時過ぎに待機入りしたものの、

発情者が16時…

字を間違えた(削除修正しろ!)

初乗車が16時前

前半戦は7点と苦しんだが、

氷点下2〜3℃まで下がった夜はよく動いた

まあ久々にホテルであたりもあったし(谷上)

電車も遅れてたみたいやけど

12月10日(土) 晴
営収45,110(10,440-34,670)
23(7-16)回
13.25(5.50-7.75)時間
Max 12,230

この日は昼前にタイヤ交換して、

コークグラスが欲しくてマクドナルドへ行くが、

ドライブスルー大行列で断念(タクシーでドライブスルー並ぶなよ)

A駅番も年末になるとあまり冴えず、

夜予約先の家の前で待たされているとき、

ふと外に出ると、

「・・・あっ、月が・・・(欠けてる)」

感動して、見入っていたら

玄関から水商売風のお姉さんが出てきた。

「駅まで行ってもらえますか」

「はい、・・・月食ですよ」

「はぁ?」

「あの・・・月が欠けてるんです」

「・・・(そら月は欠けるやろ)、急いでもらえます?」



2011年12月9日金曜日

12.8(木) 雨のちくもり 21点~「もしかして柔道やってなかった?」

昨日(7日)はちょっと加古川で用事があって、

そのデスクワークに追われているのだが・・・(ブログしてる場合か)

帰りになんとなく一乗寺に寄ってきた

寺の良さが分かる年齢になったのは、何となく悲しい

そして今日(8日)は公休出勤

12月8日(木) 景気30 雨のちくもり 雨5.5 高9 低6
営収 21,900(8,080-13,820)
13(7-6)回
9.75(4.75-5.00)時間
MAX 7,750

12月に入っても盛り上がりがなく、

そろそろ来る、そろそろ来る

と思いつつもう8日

そろそろ自信を持って言おう

今年の年末はあかん(そんなことに自信を持つな)

夕方はジョギングでさぼったものの

日付変更線でやっと10点超え

そして24時過ぎに若い女性の乗車

20代かな、少し(酔って)崩れてたものの

なかなかのルックスやった

「XXまでお願いします」

「わかりました」

「結構距離あります?」

「・・・はい、まあそこそこありますよ。8千円くらいかかるかな」

「・・・そうですか、(電車で)寝過ごしてしまって」

その後は後部座席で少しぼーっとしていて、会話もなかったが

目的地が近づいたところで、突然

「あの・・・14度ってきついですか?」

??14度?傾斜のこと?それともゴルフのドライバー?(なぜここでドライバーの話をせなあかんのや)

「・・・14度、ですか?」

「あの・・・アルコール」

「あぁ!アルコールね、何かと思った。・・・14度やと、ちょっと強めのワインくらいかな」

「わたし全然飲めないんですけど、飲まされてしまって・・・」

おっ、面白い展開やん

「はぁー、普段飲まないなら14度はキツイよね。忘年会?」

「いえ、あの・・・最初は研修で同期の人と飲んでたんですけど、というか、そのときはビール一口程度で、それだけでも酔ってたんですけど」

「日本のビールは大体5~6%やからね(外国のビールの話は別にしてへんから)」

「えー!そうなんですか?そしてその後、いきなり上司の人に呼ばれて・・・行きたくなかったんですけど、断れなくて・・・ちょっと強いカクテルを飲まされたんです」

「それが14度?」

「そう言ってました、嬉しそうに。わたしはそのときはもうほとんど意識なくて・・・」

「どっかで聞いたような話やね・・・」

「その上司に、どこかに連れて行かれそうになったところを・・・誰かに助けられたような気がするんですけど・・・気づいたら電車で眠ってました」

「はぁー・・・その上司って、もしかしたら柔道とかやってなかった?(お前も一応柔道2段やろ)」

2011年12月8日木曜日

12.6(木) 晴 37点〜東遊園地へ行こう

神戸のルミナリエには、なんとなく毎年行っている。

今年は12月1日(木)〜12日(月)

あれはなかなか見る価値のある良いものである

何が良いのか…

考えてみると、

あの空気なのかな

会場は海に近いので、適度に湿気を含んだ独特の空気がある。

あの空気だからこそ、人工的な電飾が神秘的に輝くような…

もしかしたら、

実際に震災で亡くなられた人たちの魂

が重量感のある空気を作ってるのかもしれない

などと宗教的なことも考えてしまう場所である

ルミナリエと言えば、三宮の大丸方面からぞろぞろと並んで光のトンネルに向かうわけだが、

あれはあまり意味がない

一キロ以上一時間近く並ばされて、

トンネルをくぐるのは約100メートル2分ほど

二度と来るもんか、と思う人もいるだろう

最初から直接東遊園地へ行けば通路も見ることは出来るし、十分に雰囲気も味わえる

俺は東遊園地が好きだ

一体なんの「東」なのか、ただの公園がなんで「遊園地」なのかわからへんけど

12月6日(火) 景気40 晴
営収 37,360(13,360-24,000)
21(13-8)回
13.50(7.75-5.75)時間
Max 8,950

例年このルミナリエの時期は忙しい気がするが…

今年はあかんなぁ

年明けからずっといい感じで来ていたが年末に凹んでる

景気とはわからんもんや

この日は、苦しいながらも昼間から細かい仕事で形作って、

車庫への帰り道で酔客と遭遇

ラッキーやった…(その客、金もってへんかったやん)

2011年12月4日日曜日

12.3(土) くもり一時雨 31点~帰りの高速料金はもらえるのか

2,3日前の話だが、

名古屋なんていう信じられない仕事

が同じ営業エリアから出た

俺が行ったわけではないが・・・(かすってたのにな)

名古屋へ行った運転手は、

かつて「タクシーの神」と言われた伝説の運転手

今は隠居(?)して、ゆっくりやっているが、

こんなローカル営業で月100万揚げてたような運転手である

その運転手と今日話す機会があった

「名古屋行ったらしいやないすか。やっぱり『神』は健在ですね」

「ほんま、あんなんさすがに初めてや。参ったわ」

「(やっぱり身内とかの)不幸ですか?」

「そうや、それしかないやろ」

「名古屋のどこまで行ったんすか?」


「なんやようわからんけど、(伊勢湾岸道の)東海ゆうインター降りたな」

「なんぼくらいメーター出たんすか」

「おおかた7万や、高速料金で5300円」

「帰りの分ももらったんですか?」

「それがな、会社から電話あって、もらえるからもらえ言うねん。あんたそんな7万も払う客に帰りの高速代よこせなんて言えるか?結局事務所からお客さんに電話入れてもらって・・・」

「もらったんですか?」

「もらったけどな、お客さん納得してへんだわ」

「それは正当にもらえるはずですよ。運行管理者の講習かなんかで聞いたんですけど、確か50キロを超える遠方や、(四国の)橋なんか渡って帰りも乗らな帰れへんような場合は請求できるって」

「そんな法律あんの?」

「いい質問ですね・・・今ちょっと調べてるんですけど・・・道路運送法にも運輸規則にも明示はされてないみたいですね。どこに法的根拠があるのかわからないんですが」

「なんかすっきりせーへんな」

「・・・確かに」

誰か分かる人あったら教えてください。

12月3日(土) 景気50 くもり一時雨 高17 低10
営収 31,490(13,150-28,340)
14(3-11)回
12.00(6.75-5.25)時間
MAX 8,950

昼過ぎいきなり寺参りで

今日はいけそう・・・

なんて思ったのも束の間、

前半は乗車たったの3回

年末だけあって、夜は少し動いたものの

苦しい乗務やった

2011年12月3日土曜日

12.2(金) くもりすこし雨 36点~ビッグチッパー①

12月に入ると夜の街にささやかな灯りが温かい

今日は金曜日

ここまでの悪い流れ(4乗務連続20点台)を断ち切ろうと、

13時前から気合を入れて、

M駅に入った

何を隠そう

この駅の待機場は俺が会社や市にまで陳情して作ってもらったものである

2年ほど前に晴れて一台だけ待機スペースを作ってもらったものの

誰も入らない・・・

仕方がないから自分でたまに入ってみるものの、

なかなか乗らない・・・

しかしそれでも根気良く待機していたら、

乗ってくれる客は本当にありがたいものである

普段タクシーのいない場所に待っているわけだから

客の方もすごく感謝してくれる

そして、そんな客が少しずつ増えていく

その喜びとか楽しさは言葉に表せないものがある

今日その待機場に入るとすぐに乗ってきた男性

「ここにタクシーいるなんて珍しいな」

「いや・・・なるべく入るようにしてるんですけど」

「どうや?景気は」

「そうですね・・・ここ数日良くないですけど・・・先月は良かったですね」

「えっ!ええの?」

「はい、年間で見ても、今年は驚くくらい伸びてますよ」

タクシー運転手に景気を聞いて、「良い」という答えが返ってくることは少ない。

だからこういう答え方をして(事実だが)、客の反応を見るのは面白い。

「はぁー・・・そんな話聞くと嬉しくなってくるな」

「そうですか」

「実はわしもちょっと前まで京都でタクシー乗っとってな」

「そうなんですか!どちら(の会社)で?」

「最初1年ちょっとMK乗っとったけど・・・とても食っていけへんでな」

「なんかいろいろ噂はありますけど・・・やっぱ厳しいんですか」

「まあ・・・長くなるけど、あそこ(MK)はあかんわ。その後京阪(タクシー)行ってな、3年ほど乗っとったけど、それは、まあそこそこ楽しかったな。定年でやめたけどな」

注:MKの話はこの客の言ったそのままで、個人的な意見ではありません。具体的な話は聞いたものの、要領は得なかった。

「タクシー楽しいか?」

「楽しいですよ」

「そうか・・・そこのカーブで停めて」

「わかりました」

料金は1510円から80円上がる寸前だった。

メーターが上がる直前、カーブの前で停める。

「1,510円です」

「ほう・・・そこまで走れば(メーター)上がるのにな。これ取っといて」

元運転手にはわかるのやろう(計算づくか)。

2千円を置いていった。

「ありがとうございます!」

12月2日(金) 景気50 くもり夜少し雨 高13 低8
営収 36,440(11,640-24,800)
22(10-12)回
13.00(7.00-6.00)時間
MAX 8,550

M駅では15時過ぎまで乗り込み4回(無線2回)と盛況やったが、

その後3時間干され

12月の金曜にしては、夜の動きもイマイチ

苦しい乗務が続くなぁ

2011年12月2日金曜日

12.1(木) くもり 23点~じゃんけんで勝つ方法

いよいよ12月

昨日娘と息子の話を横で聞いていた。

小学生の娘が言う

「じゃんけんで勝つ方法教えてあげよか」

ほう・・・興味あるな

タクシー、特に

ローカルの待ち営業はほとんどじゃんけんのようなものである

要するに技術も何もない

運任せなところがあるのは否めない

その「運任せ」の勝負に勝つ方法とは??

「あんな、じゃんけんで何出すか決めるやろ、

そしたら、もう変えたらあかん

そんで、『絶対に勝つ』

ってめっちゃ強く心の中で思うねん

そしたら、ほんまに勝てるんやで」

なんやねん・・・

と一瞬思ったが、思わず

「・・・お前いいこと言うな」

とつぶやいていた。

12月1日(木) 景気50 くもり 高11 低8
営収 23,100(12,180-10,920)
15(9-6)回
11.75(6.50-5.25)時間
MAX 4,230

12月に入って、

悪い流れから抜け出せると思いきや

さらに悪い流れに突っ込んでしまった

乗務前に子ども手当ての申請に市役所に行っている間にでかい仕事を逃し、

夜は木曜お決まりの製薬イベントも逃して、

惨憺たる結果・・・

このところ疲れもピークで、

ちょっとゆっくり休みたいのだが、

この流れでは力も抜けない悪循環

苦しいな・・・

2011年12月1日木曜日

11.30(水) 曇り 22点~「全然モテません」

よく晴れた先週25日(木曜日)に

久々に大阪へ行ったときの話だが、

夕方18時前やったかな

無線で、

「4丁目のNさん宅へ行ってください」

・・・久々に聞く名前やな

かつては毎日のように呼んでくれた常連さんだが、

もう4,5年音沙汰なかった

てっきり引っ越されたと思っていたのだが・・・

などなど思いながら、

配車先へ向かう

Nさん宅は公園脇の豪邸である

インターホンを押す前に、

やり過ぎとも思える豪華な和風の庭園を覗くと

玄関からNさんが出てくる

言わずと知れたお金持ちだが、

かつては行き先は最寄り駅と決まっていて100円ほどチップをくれたものだが、

「どうも!お久しぶりです」

「おう!あんたか、久しぶり」

「駅まで行かれます?」

「ちょっと待ってな、荷物があるから」

それほど大きな荷物ではないが、小さなダンボールから紙袋までいくつかトランクに積むのを手伝った。

これらの荷物を抱えて電車に乗るのは、無理ではないが多少しんどいだろう。

「どちらまで行かれます?」

「あっ、ごめん、言ってなかったね。大阪、大阪まで行ってくれる」

「・・・大阪ですか」

「あんたで良かったわ」

「・・・ぼくで良かった?」

このNさんはかつて毎日のように利用されていただけあって、

この地域のほとんどの運転手は知っている。

そして、ある噂が流れていた。

「えっと、高速で行ったらいいですね」

「もちろん」

「少し渋滞するかもしれませんけど」

「かまへんよ。それにしても久しぶりやねぇ。息子が死んでからやから、もう4年半になるかな」

「そう言えば息子さん亡くなられたんですよね」

「あれから大阪に住むようになったんやけどな、こっちの家も売ってしまったわけではないからたまに風通しに来んねん」

「そうなんですか、やっぱり向こうに越されてたんですね。どのあたりですか?」

「(高速)梅田で降りてな、堂山町」

「堂山・・・ですか」

やはり噂は本当やったんか

堂山というのは、東京で言えばいわゆる「2丁目」である。

「今日は荷物があったから、面倒くさいから車(タクシー)で行こ思って」

「(荷物の中に)なんか鍋とかありましたね」

「うん、お店でみんなで忘年会しよういう話になってな」

「お店・・・ですか」

「そう、ちょっと大きめのスナック」

堂山でスナック・・・どういう店かは想像がつく

「そういう人たち」が笑顔で鍋を囲む光景を想像してしまう。

「そのお店まで行かれます?」

「ええか?」

俺はその店の前に車をつけて、一体どんなリアクションを取ったらええんやろ・・・

「しかしあんなところ(大阪中心部)でお店持たれてるなんてすごいですねぇ」

「昔は儲かったんやけどな。それであんな屋敷まで建てられたんやけど、もう最近は(不景気で)あかんわ」

「結構人も雇われてるんでしょうね」

「うん、いいときは北と南、両方店持ってたから数十人はいたかなぁ」

本来なら「『女性』を雇われてるんでしょうね」と聞くところだが、敢えて『人』という表現にした。

わかっていながら、最後まで踏み切れない自分がいた

渋滞の中、会話を紡いでいきながら、寒いのに腋に汗をかいていた。

話は気を抜くと、「そういう方向」へ行ってしまい、

いつカミングアウトされるかわからないような空気

全く違う方向に話を持っていこうと、

「そう言えば、今週末(27日)大阪はダブル選挙ですよね」

「そ、そうねぇ・・・なんか盛り上がってるみたいやね」

「橋下さん、どうですかね?」

政治の話題をするときは、変なことを言って客の気分を壊してはいけないので一応相手の出方を伺う。

「そうねぇ、知事から市長なんてねぇ。逆ならあるかもしれないけど・・・でもすごい人やね」

「そうですよね、僕らとそんなに歳も変わらないのに」

「やっぱり魅力感じる?」

「・・・魅力・・・ですか?(めちゃめちゃ際どい質問やな)」

「彼、子ども多いから、きっとすごいで」

「・・・」

「平松さんはどうや?」

「・・・平松さんですか?」

「彼もダンディやろ。(橋下さんと)どっちがええ?」

「・・・あの・・・車内であまり政治の話してはいけないって言われてるんですよ(お前が振ったんやろ!)」

そして梅田の出口を降りて、

もうすぐ(目的地)や・・・という辺りで、

「あんたモテるやろ?」

うわー!

ずっとのらりくらり来たのにここで直球か

まさかここで正直に若い頃ゲイにモテたことをカミングアウトするわけにもいかない・・・(何気にお前それ自慢したいんやないんか?)

「いえ全然モテませんよ」

「・・・あぁ、そう。じゃあちょっと電話貸してくれる?」

えー!

俺の携帯貸すの?

ほんまに今どき携帯持ってへんの?

しかもこの話の流れなんなん?

でもこんな遠方まで大金払って乗ってくれてる客の要請断れへんし・・・

「・・・あ、・・・どうぞ」

「ありがと・・・えっとこれどうやってかけたらいいんかな。お店にかけたいんやけど」

電話の操作を教えつつ、

この電話からかけるということは、

俺の番号が店に登録される・・・

そんなことを考えていた。

「もしもし、あっ、XXちゃん?タクシーでこっちまで来たんやけどね。ちょっと出てきてくれる?荷物運んでほしいから。・・・うん、・・・あぁ、運転手さん全然(荷物)モテないって言わはるから」

11月30日(水) 景気30 くもり 高19 低6
営収 22,790(11,650-11,140)
15(9-6)回
11.50(7.00-4.50)時間
MAX 3,510

絶好調やった11月は、

最後にしぼんでしまった

3乗務連続の2万円台

うーん・・・停滞ですか?

嵐の前の静けさですか?

2011年11月28日月曜日

11.27(日) 晴 25点~「阪急電車」

こんな仕事をしていると、本を読む機会は多いものの

書評は読んですぐに書いておかないと忘れてしまう

特にこの本は、

地域的に身近な話で、引き込まれた

電車の駅で目次を作るアイデアはとても面白いし、

この今津線のそれぞれの駅はタクシー運転手の自分にとってもそれぞれ思い入れがある

本の内容は

電車の中で繰り広げられる主に若者の恋愛模様を、

作者の有川浩さんが女性ということで(名前から男と思ってた…)

女性の目線から描いている

と言えるかな。

というのも、有川作品は先日その衝撃的タイトル(このタイトルは素晴らしい…)にひかれて読んだ

「フリーター、家を買う」

に次いで二作目だが、

男性像に共通点がある

一言で言えば、

頼りない男

であろう。

男が求める理想の男性像は、

何事にも動じないワイルドさ

だが、有川作品に登場するのは

いろんなことにいちいち動じるマイルドな男たち

である。

そして彼女の作品が売れているということは、

作品が多くの女性に支持されているということで、

マイルドさこそが多くの女性の理想の男性像

という世相が見えてくる。

女性が求めるのは強い男でなく、弱い男を支えることなんやろね

そんなら俺はモテへんわ…(お前ゲイにモテるやん)

・・・そんなことより気になるのは、あとがきで告白されていた

作者の有川さんが今津線の沿線に住んでいる

という事実である。

そしてどの駅かは書いていない

今津線の駅を南から復習してみよう

西宮北口(通称「にしきた」)
門戸厄神
甲東園
仁川
小林
逆瀬川
宝塚南口
宝塚

さあどこでしょう?

答えは小林駅です

断言しても良い。

根拠は、

小林だけ駅周辺の細かい描写があった

とか、あとがきにある

「ジャストなんだよなぁ、この街とイナカのブレンド具合が」

というコメントから読み取ることは・・・誰でも出来る。

恐らく誰でも挙げることの出来ない

作者が小林に住んでいるという決定的な根拠

小説内で小林を「おばやし」と読むことに触れていない

この駅名は普通読めない。

ここに住んでいない人なら真っ先にその「読み方」に触れるはずである

しかし作者は触れていない

この駅に住んでいたら、そのことに触れるのは

あまりにもベタでうざいのやろう

そして無意識に全国区にはうってつけの話題を飛ばしてしまっている。

さらに小説に出てくるかっこいい女性

翔子さんやったかな

この小林駅を気に入ってここに越してくる、このかっこいい女性は

おそらく自分をモデルにしているのやろう

俺もよく逆瀬台から小林に抜ける裏道使うし、あの辺なんとなく好きやし、

何より小林から仁川に抜ける細い道にある、セブンイレブンのブリトーが好きやな(セブンのブリトーは多分どこへ行っても同じやで)

さらにさらにこの小説、なんと

タクシーに一度も触れていない

タクシーと電車は密接に関係してるんやで・・・

しかし、

この沿線で唯一タクシーとほとんど縁のない駅

それも小林駅である

紅葉もそろそろ色あせつつあるかな

11月27日(日) 景気40 晴 高15 低1
営収 25,930(15,320-10,610)
13(7-6)回
12.75(7.75-5.00)時間
MAX 2,870

約2ヶ月ぶりの日曜のA駅番

今日は美術館のイベントの最終日で、駆け込み需要を期待したが

イマイチやったな

夜はあんまり暇で小説全部読んでしもた

2011年11月27日日曜日

11.24~26(木~土) 97点~晴天の3日間

3日分の投稿をまとめて・・・

23日の祭日(勤労感謝の日)は急遽休み、

子どもを連れて動物園へ

祭日は曇りで少し雨もちらついたが、

明けたこの日は

朝から気持ちの良い晴天

11月24日(木) 景気40 晴
営収 21,580(11,570-10,010)
14(9-5)回
9.00(5.75-3.25)時間
MAX 4,230

この日は夕方に神戸で研究会があって、

5時間も抜けたが

動きも悪かった。

研究会のテーマは今話題のTPP

激論が交わされたが、

俺の意見は賛成

懸念される農業については、自由化されても安い外国産の食料はそれほど売れないはずである。

日本人は個人が恐ろしく閉鎖的なので、国が閉鎖的になる必要はない(お前日本人バカにしてるやろ)

何より、これも恐ろしく閉鎖的な役所に揺さぶりをかけるには良い機会だと思う。

しかしどちらにしてもタクシーという業界はグローバリゼーションの影響はほとんどない

また恐ろしく閉鎖的な業界だが、

もし外国人がたくさん入ってきたら(そんなことはありえないが)、タクシーの利用にプラスの効果があるくらいである。

11月25日(金) 景気60 晴
営収 47,850(25,910-21,940)
16(7-9)回
13.50(8.75-4.75)時間
MAX 15,350

この日は夕方に久々の大阪

年末も近づいた金曜日としては

夜の動きはイマイチやったが

あたりもあってビッグスコア

結局この3日間(24~26日)は晴天続き

11月26日(土) 景気60 晴  高14 低マイナス1
営収 27,910(8,700-19,210)
13(6-7)回
9.50(4.25-5.25)時間
MAX 8,710

夜の気温はついに氷点下・・・」

この日は昼に用事があって、

14時頃からの出庫

天気も良く、世間はゴルフの仕事で賑わっていたが、

俺は一人取り残されワックスがけ・・・

夜はフットサルチームの忘年会でまた抜けたが、

最後にあたりがあって助かったかな

2011年11月24日木曜日

11.21(月) 晴 40点〜イーズィシーズン

今年は紅葉が美しい…

なんか短期間に一気に山が色づいたので、引き込まれるものがあった。

しかしいくらきれいでも紅葉とは衰退である

そこがまたいい…(なんやねん)

先月期(20日締め)は個人的に

かつてないほど輝いていた

貼り出されたグラフを見ると、

月営収72万円は営業所でベスト3に入っている…(トップが74万)

現金でもらった分はグラフに入っていないので、

6万を隠して実は78万円の俺は、

事実上営業所トップではないか…(と勝手に思っている)

通常はベスト10にも入っていないし、

30代で運転手としては比較的若いのに、

なんとなく生意気なので(自分で言うな)

ちょっと揚げると目立つ。

こんなときに取るべき行動として、

①さらに頑張って突き抜けるか

②力を抜いてまた姿を眩ますか…

②やろね

力を抜いて出来るのがこの仕事のメリットやし、

何より12月って頑張らなくても簡単に揚がる

一番楽しくて、一番楽な季節なんよね。

11月21日(月) 景気60 晴
営収 40,510(23,960-16,550)
16(10-6)回
12.5(7.25-5.25)時間
Max 6,070

更新が遅れたが、期が明けて初日のこの日はA駅番

順調な滑り出しや…

夜はぐっと冷えて、月曜のわりによく動いた。

いよいよ年末モードかな

2011年11月21日月曜日

11.18(金) くもりのち雨 47点〜最高の勲章

更新が遅れてしまった…(写真は17日)

この日(18日)で今期3度目の5連勤終了

11月期締め、半期締めの区切りの日であった。

休日(13日)を挟んで連続5連勤、

11日間で10乗務はきつかった…

結果(営収、回数、時間)

14日(月) 40,540 15 12.00
15日(火) 26,420 10 11.50
16日(水) 60,390 19 14.00
17日(木) 26,490 19 11.00
18日(金) 47,520 18 12.75

合計(平均) 201,360(40,272) 81(16.2) 61.25(12.25)

最終日もよくついて、

何と5連勤で初の20万超え

ちょっと前に2千円ほど届かず、もうチャンスはないと思っていた記録をあっさりクリア

連勤中の時間平均は3288円

時給にしたら約1500円

郊外の待ち営業(「流し」ではないという意味)では通常良くて2500円前後なので、驚異的な数字である。

さらに一月70万超え、半期350万超えなど記録づくめ

とにかく営収は簡単に揚がる今日この頃である。

しかし何より嬉しいのは会社の年間締め日における年間無事故

無事故は運転手として最も誇れる勲章である

週末は、いつもは買わないボジョレーヌーボーで酔いどれていた。

さぁまた気を引き締めて、

本物の年間無事故へあと一ヶ月少し、

がんばろー

2011年11月18日金曜日

11.17(木) 晴 26点~容疑者俺

昨日のブレイク(60点)から一夜明け、

昼過ぎから余裕の乗務

そんな今日(17日)はH駅当番

H駅はそれはそれはのどかな田舎の駅で、

忙しかった翌日の乗務でゆっくり休むにはうってつけである。

天気も良く

気持ちの良い午後

ちょっと外でコーヒーでも飲もうかと車を出て、

おっ、ちょうどポストの辺りに座れるわ

と携帯マグカップを持って近寄ると、

ポストの下には大量の吸殻が・・・

おいおい

これじゃまったりお茶も飲めないやんか

ちょっと掃除しよか

トランクを開けて、掃除道具を出す。

誤解のないように言っておくが、

俺は待機場所なんかの掃除をするために

掃除道具一式をトランクに入れている

それは考えようによっては、タクシーのトランクなんかに入ってるわけがない

火箸なんかもあるわけである

その火箸で吸殻を一つ一つ拾ってごみ袋に入れていると

駅にパトカーが入ってきた

掃除を終えてマグカップを抱える俺の方に

警官が近寄ってくる

そしてポストの周りを2人の警官で何やら点検しているようである

なんやねん、せっかく今からまったりしようと思ったのに・・・

しばらくマグカップを抱えてウロウロしていたが

俺は一度車に戻る

すると2台目のパトカーが入ってくる

さらに消防車1台、消防署の車1台、郵便局関係の車2台

続々と入ってくる

なんかあったんやろか

車の外に出ると、一人の警官が深刻な顔をして電話している

「いえ、吸殻のようなものは・・・ポストの周りにはありませんね・・・きれいになってますが」

吸殻??

「あの・・・そこの吸殻ならさっきわたしが片付けましたけど」

「えっ!何ですか?ちょっと待ってください、タクシーの運転手さんが吸殻を片付けたと言ってます」

「まずかったですかね・・・汚かったものですから」

「その吸殻はどこに捨てましたか?」

「・・・あの・・・トランクの中のごみ袋に入ってると思いますが」

「ちょっと見せてもらっていいですか?・・・(電話の相手に)タクシーのトランクの中にあるそうです」

トランクを開けて、ごみ袋を渡すと手袋をつけて中をあさり始めた。

「あの・・・なんか(事件が)あったんですか?」

「あ、ありました!マイルドセブンライトの吸殻です。タクシーの中にありました!」

その頃には関係者のほか、近所のやじ馬なんかも現場を囲んでいた。

「タクシーの中」にあったんやない、「タクシーのトランクの中にあったごみ袋の中」にあったんやろ。

「あの何かあったんですかね?」

「郵便局から郵便物が破損しているという連絡を受けました。このポストから回収した郵便物の一部のようです」

「あぁ、誰かがポストの中に吸殻を入れて、中の郵便物が燃えてしまったとか」

警官の鋭い視線が飛んできた。

「・・・何故それがわかったんですか?」

「何故って・・・大体状況見てたらわかるでしょう」

「運転手さんお名前は?」

「・・・いや、あのわたしタバコ吸いませんよ」

「そんなこと聞いてませんが、何か気になることでもあるんですか?」

「いや、思い切り疑ってるやないですか」

「ここで何をしていたんですか?」

「何って・・・仕事ですよ」

もう一人の警官はしきりにポストの写真を撮っている。

タクシーはポストのすぐ横に停まっているので、

「あの・・・タクシー動かしましょか?」

「いえ、構いません」

容赦なく、パシャパシャ写真を撮っている。

そのアングルはどう見ても、ポストよりタクシーに向けられている

おい、露骨にナンバーまで撮るなよ

「あの・・・動かしますわ」

「いえ、動かさないでください」

「・・・」

そこに、駅の階段を「おいしょ、おいしょ」と降りてきたおばあちゃんが、

タクシーに近づいてきた。

おっ、やっと仕事かい。

「タクシーですか?」

「はい、北谷まで行ってもらえるかい」

おっ、近場と思ったら、2千円ほど出るやん

「すみません、(見てのとおり)お客さんなんで、行きますわ」

「えっ?・・・何か他の車(タクシー)を呼ぶことは出来ませんか?」

「なんで呼ばなきゃならんのですか?お客さんは急いでるんですよ」

そこに横からおばあちゃんが、

「いやええで、いそがへん、いそがへん」

「・・・あの、おばあさん。わたしが行きますから」

そこで、名前から電話番号、住所まで聞かれたので、

「もうちょっと行きますから、疑ってるんなら会社に電話したらいいでしょう」

「わかりました」

「『わかりました』ってほんまに(電話)する気ですか?」

そんな感じで、やっとその場を脱出した。

車を走らせるとおばあちゃんが、

「なんか大変みたいやね」

「本当ですわ。参りますわ」

「一度間違いで悪いことしてもな、人間立ち直れるからな」

「いえ、何も悪いことはしてませんから」

11月17日(木) 景気50 晴 高16 低3
営収 26,490(9,980-16,510)
19(8-11)回
11.00(6.00-5.00)
MAX 2,390

今日は悪かった。

ほんま警察にケチつけられたわ・・・




2011年11月17日木曜日

11.16(水) 晴 60点〜現金支給制度

タクシー会社には大抵現金支給制度がある

どういうことかというと、

通常法人タクシー運転手(会社に所属する運転手)は日々の営業収入を会社に納めて、

一ヶ月分の営収に歩合率(50〜60%)をかけた分が給料日に口座に振り込まれる

こうした流れは(歩合という要素を除けば)普通のサラリーマンと変わらない。

しかし基本の乗務数より余分に働いたとき、

例えば、隔勤乗務なら通常一ヶ月基本12乗務だが、

13乗務目に揚げた金額の半分を現金でもらえる(東京などでは60%くらいあるらしい…)

とか、

我々の場合は変則日勤で一ヶ月基本20乗務なので、

21日出たら、一日分現金でもらえる

歩率は45と低いが…関西もローカルならこんなものである。

そして今月は頑張って

その「ゾーン21」に到達!

そしてこの16日は現金もらおうと、意気込んで臨んだ結果…

11月16日(水) 景気50 高14 低4
営収 60,390(19,990-40,400)
19(13-6)回
14.00(7.50-6.50)時間
Max 18,470

昼間からよく動いて、

前半は回数稼いで13回

後半に入って、まずホテルからお医者さん関係で約10点

駅に降りても好調は続き、

最終25時過ぎに若い女の子

(最後は近場で終わりか…もうしんどいし、丁度ええわ、かわいいし…)

「京都までお願いします」

「きょうと!…ですか?」

「はい」

「…京都のどの辺りです?」

「城陽市です」

「じょうようし…(よくわからへんけど)3万くらいはかかるよ」

「3万ですか!」

「(俺と)そこらのホテルに行ってもいいけど…」

「いえ・・・(あんたタイプやないから)とりあえず行ってください」

結局大阪で降りたが(助かった?)、それでも約2万

営収6万

現金2万7千円

現金でもらった額では最高かな。

2011年11月16日水曜日

11.15(水) 晴 26点~寺参り

山が少しずつ色づいて来た晴れ渡った午後

初めての寺参りの仕事

「ちょっと待っててもらえます?」

「はい・・・わかりました。どのくらいかかります?」

「・・・わかんないけど、普通どのくらいなの?」

「(・・・わかんないけど)あの・・・待っときますから」

山門に入ったお客さんが見えなくなると、

同僚に電話

「やっぱこういうのって、メーター止めて待つべきですか?」

「当たり前やん!そんでもな、一応『30分経ったらメーター入れさせてください』言っとくねん。実際(メーター)入れるわけやないんやけど、そう言っといたら大体30分くらいでは出てきはるわ」

「さすが(寺参りの)プロですね・・・」

そんなウォーニングはしていなかったが、20分ほどで出てきてくれた。

最終的に13点の大きな仕事になったが、

「どちらから来られたんですか?」

「東京」

「やっぱりいろんなところ周られてるんですか」

「そうね、もうすぐ西国が終わるから、次は坂東かな、秩父はもういくつか済んでるし」

「はぁー・・・」

「運転手さん、百観音ってご存知?」

「・・・いや、知りません」

「西国が33でしょ、坂東も33、秩父が34、全部で100になるのよ」

「へぇー!すごいですね。そんでそれ全部参ったら何があるんですか?」

「何にもないわよ、お金がかかるだけ。あんたたち(タクシー運転手)が喜ぶだけじゃないの、ハハハ」

「ハハハ!(笑うな)」

11.15(水) 景気50 晴 高17 低6
営収 26,420(16,200-10,220)
10(3-7)回
11.50(5.50-6.00)時間
MAX 13,750

昼間からそんな大きな仕事があったのに、

夕方早く抜けて、

家で娘とサッカー(対北朝鮮)観てたりして(しかも負けてるし)

夜もさえず・・・

ちょっと悔しいなぁ

2011年11月15日火曜日

11.14(月) 晴 40点~CS

12時半頃になって無線が流れた。

「13時より職場集会があります。全車入庫してください」

えー!

一時間も待ってたのに・・・まだ早いやろ

病院(2台目)を出ようとしたそのとき、

車椅子のご老人が!

なんと会社のチケット客で遠方7点

車椅子が輝かしく見えるのはこの仕事ぐらいではないか。

20分ほど遅れて職集の部屋に入る前に、

休憩室の売上グラフを見る(今月10日まで)

なんと俺は今期営業エリアトップの成績

タイミングが悪い・・・

職集のテーマは無線配車について、

我々ローカルのタクシーは、

「流し」というのはほとんどなくて

駅や病院に待機して、会社に電話があれば(基本的に)近くのところから配車されるシステムである。

しかしやはり基幹駅、

要するに地方でも大きな駅に入る車が多く

そういった連中が、

「もっとわいらに仕事よこせ」

と配車方法を変えろ、

とか、

もっとみんなの収入を平均させるべき

とか叫ぶのである。

俺は昼間はそういう駅には入らないスタイルを取っているので、

彼らの(文句の)的になりやすい

各自がいろんな意見を言っていたが、

一つ大事な言葉が抜けていた

どの業界でも当たり前のように議論される言葉が、この業界には存在しない。

俺の意見も求められた。

「えー・・と、

まず『不公平』という言葉が出てましたけど、とりあえず(我々内部の)そういったことではなく

少しでも早く配車先に着いて、少しでも早くお客さんを目的地に送る

っていうのが、タクシーに求められているもの、基本だと思うんです。

そうやってお客さんに満足してもらうことで、また呼んでもらえるわけで、

それを忘れてしまったら結局客に見離されて、みんなが泣くことになるんやないですか」

決まった・・・

自分の言葉に酔っている俺に、

(こいつアホちゃうか?絶対アホやで)

(本気で『お客さん』とか言うてるわ・・・うざ)

(なんか髪型変やな、かみさんに切ってもらったんちゃうか)

みたいな、冷たい視線が注がれた。

そう抜けていた言葉とは

顧客満足(CS)

である(クライマックスシリーズかと思ったわ)。

そういうことをしっかり考えていくことで、

必ずタクシーのイメージも変えることができる

そう信じている。

11月14日(月) 景気60 晴一時雨 高19 低7
営収 40,540(21,250-19,290)
15(9-6)回
12.00(6.50-5.50)時間
MAX 9,670

今日は月曜に職集

25点も出来れば上出来か、それも厳しいか・・・

なんて思ってたら、

昼間から遠方は当たるは絶好調

夜も大きいのがあってなんと40点

わからんもんやねぇ

2011年11月13日日曜日

11.10~12(木~土) 86点~5連勤終了

まず11.10~12日 三日分の日報

月の回りに輪がかかっていた木曜日

11月10日(木) 景気50 くもりのち雨
営収 23,230(9,980-13,250)
17(8-9)回
12.00(7.25-4.75)時間
MAX 2,950

良い流れが続いていたが、

この日はちょっとこけた

というか、

今週に入って全体に動きが止まっている

普通にその流れに飲み込まれた感じ

最後に同僚の事故を目の前で目撃・・・

金曜日は朝から雨模様やったが、夕方から上がって、雲間に見えた満月

11月11日(金) 景気50 雨のち晴 
営収 32,570(14,700-17,870)
20(9-11)回
12.25(7.25-5.00)時間
MAX 3,350

これも悪い金曜やったな

昼間から苦しい流れやったが、

何とか踏ん張って30点超え

夜の動きはやはりイマイチ

そして晴れ渡った週末、

午前中は近所の子供たちとジョギングして午後から出勤

11月12日(土) 景気50 晴 高20 低10
営収 30,780(15,430-15,350)
14(9-5)回
10.75(5.75-5.00)時間
MAX 9,910

昼間は世間がゴルフ場の仕事で潤っている中

なんとなく取り残されていたが、

最後に遠方あたって、

なんとなく30点超え

ということで、今回の5連勤は、

8日(火) 41,130 17回 13.25時間
9日(水) 35,150 21回 12.25時間
10日(木) 23,230 17回 12.00時間
11日(金) 32,570 20回 12.25時間
12日(土) 30,780 14回 10.75時間
合計 162,860 89回 60.5時間
平均 32,572 17.8回 12.10時間

まあ・・・

悪いなりによくまとめたな 

という感じ

この連勤で有川浩さんの「フリーター、家を買う」を読んだ。

来週も5連勤挑戦や!

2011年11月10日木曜日

11.9(水) くもり 35点〜高齢化業界

今年は少し遅れている(?)のか、山の色づきはまだ2〜3分というところやろか。

先日高速で

大きな追突事故を起こした運転手

に話を聞く機会があった。

もう70近くになる方で、

一応この世界の20年戦士らしいが、

「(長い間乗ってるけど)初めてやったわ」

と笑っていた。

雨の日、渋滞の中を走っていて、

少し車間が空いたので、詰めようとアクセルを踏んだら

前の車が急に減速

追突してしまったらしい。

同僚の事故の話を聞くといつも

同じ状況なら俺も事故ったかも…

とビビるし、そのためにできる限り話を聞くようにしている。

しかしこの話は正直、

なんで(そんな突っ込んでまうの)??

と思わざるを得ない。

雨の日とは言え、

渋滞の中

車線変更を図ったわけでもないようやし、

上り坂やったらしい

しかも事故は相手(高級車…)もこちらのタクシーもぐちゃぐちゃ

かなりの速度で追突している。

なぜ渋滞の中でそんな飛ばさなあかんの?

そんな上の運転手と、

先日たまたまいっしょに高速の渋滞の中を走る機会があった

俺が先を走っていたのだが、

渋滞が始まる直前の車が密集してきたところで(こういうところが危ない)、

すごいスピードで俺の車を抜いていった

高速上とはいえ、

そもそも同僚を追い抜くのはマナー違反で、

そんなことは彼も分かってるはず

しかし車内を見ると、

ものすごい形相で前を見ている

まわりなど全く見えてない…

渋滞に入ったあと並びかけたときに見ると、

前の車を突っつくようにガンガン車間を詰めている

大事故を起こして一ヶ月ほどしか経ってないのに…

ちなみに高速の渋滞では(状況にもよるが)左車線の方がよく動く

恐らく一般ドライバーがイライラしてみんな右車線に移ろうとするからやろう。

そんな感じでスイスイ左から抜いていったのだが、

ちょっと見てて怖くなった

この運転手だけでなく、

最近年配運転手の事故の話をよく聞く

もちろん年配だから危ないわけではなく、

年配でもしっかりした運転をしているドライバーも多いが、

「(長い間乗ってるけど)初めてやったわ」

そんな話も何度か聞いた。

定期的な、ちょっと厳しめの検査が必要だと思うのは俺だけやろか。

11月9日(水) くもり 景気30 高16 低6
営収 35,150(21,820-13,330)
21(13-8)回
12.25(7.00-5.25)時間
Max 4,390

A駅番で、大物はなかったが、

回数稼げた

こういう感じは結構楽しい。

美術館の仕事が多かった。

しかし世間はひどかったみたいやな…

2011年11月9日水曜日

11.8(火) 晴 41点〜立冬

今年は柿の実がよくなる当たり年のようだ。

この日(8日)は立冬

午前中の客

「急に冷えだしたねぇ」

「そうですね、ここんとこ気温高かったですからね。そういえば今日は立冬らしいですよ」

「あぁ!立冬か…どうりで。運転手さんよく知ってるねぇ」

「さっき携帯ニュースに出てたんで」

「あぁ…(失望)」

午後の客

「朝は寒かったねぇ」

「そうですね、今日は立冬ですから」

「ほぅ…運転手さんよく知ってるね」

「はい、空気と景色で季節を感じられるのがこの仕事のいいところです。何年か乗ってると暦が身体に染み付いてきます。」

「景色ねぇ…」

「そういえば、いつも遠くの景色を見ているせいか、眼も良くなりました」

「へぇ…」

「ドライバーになったときは両目0・3やったんですけど、今日の健康診断で右眼0・7、左がいくつやと思います?」

「…ちょっとそこ曲がってくれる?」

11月8日(火) 景気50 晴 高18 低7
営収 41,130(14,770-26,360)
17(9-8)回
13.25(8.00-5.25)時間
Max 14,150

この日は、午後に健康診断(13:30-14:30)で抜けつつも

こつこつ回数稼いで、

最終に遠方(猪名寺)

理想的な乗務やった

最近はほんまに景気も調子も良いが、

ちょっと良すぎる怖さもある

まあ、ゆり戻しも覚悟しとかんとな…

2011年11月7日月曜日

11.4(金) 43点 11.5(土) 47点~長岡京

11月4日(金) 景気40 晴 
営収 43,440(8,870-34,570)
14(5-9)回
10.50(4.00-6.50)時間
MAX 20,710

この日は公休日で普通に休むつもりやったが、

前日の夜に相勤のEさんが、

「せっかくの金曜やから出たらいいやん」

「金曜ゆっても祝日明けやったらあかんでしょ」

「そんなもんわからへんやん」

みたいな感じで出てみたが、

予想通り昼間はさっぱり

15時過ぎには中断して、息子連れて耳の病院へ

金曜だけあって、めちゃめちゃ(1時間以上)待たされて参ったが、

その後マック寄って、この日(4日)から販売開始の

ポケモンカレンダーゲット!

息子と楽しい時間を過ごせたので、

もう(仕事は)どうでもいいわ

と思いつつ早め(19時)に再開すると、思いのほかちょこちょこと仕事があって、

22時過ぎに大阪警察病院で2万収

結局まさかの40点超え

11月5日(土) 雨 景気70 高20 低13 雨14.5
営収 47,470(38,750-8,720)
8(3-5)回
8.50(7.00-1.50)時間
MAX 27,990

この日は午前中は

小学生の娘の音楽会で、

それなりに感動した

その後、午後(13時過ぎ)からゆっくり出勤した。

前日(4日)よく揚がったので、俺みたいな欲のない男は

もう今日はええわ

みたいな感じになる。

この仕事、というか何でもそうかもしれないが、

欲のない時ほど当たる

13時過ぎに待機入ると、

いきなりお医者さんで三宮11点、

帰ってきて雨が強くなってきたので、

小さいので回数稼ごうとM駅に入ると、

車が少なかったので、

何故かゴルフ場の仕事が回ってきた

7台口の3台目でJMコースへ行くと、

3名乗られて、

「まず池田ね、その後豊中寄って、最終長岡京ね」

さらっと言われた・・・

長岡京初めて行ったわ

別に俺は特定の宗教を信じているわけでもないのだが(一応自然崇拝)、

仕事で有名な神社の近くに行くと、

遠回りでもとりあえず鳥居くらいは拝んでいく

何かを感じることはある

長岡天満宮

またプライベートで行ってみたいね

ちなみにメーターはこんなん

この2日のシリーズ、

売上もすごいが、

なんと言っても効率がすごい

めっちゃ時間抜いてたので、

2日間とも時間4千円超えてるし、

2乗務連続で2万収

メーター2万超えたのって、例えば去年(10年)のデータなら、

年間で4回しかない

それが、2乗務連続で来たのって普通やないやんね。

やはり長岡天満宮の神様が・・・

God bless me

2011年11月4日金曜日

11.2(水) 48点 11.3(木) 22点~「近いけどいいですか?」

「近いけどいいですか?」

タクシー乗ってたら、このセリフって本当よく聞く。

この質問をされた運転手の気持ちは恐らくみんな同じやろう。

(「いいですか?」も何も「だめです」とは言えへんやろ)

恐らく利用者の方としては、運転手に対する礼儀というか、社交辞令みたいな気持ちもあるのだろう。

しかしそういうことを理解した上で、

俺は近距離乗車をそんなに嫌がるタイプではないが、

ドアを開けて、このセリフを聞くとあまり良い気分はしない

しかもこういうことを言う客って実はそれほど近くなかったりする。

大体1000円前後(2,3キロ)

タクシーの利用としては、最も多いところである。

このセリフを聞いて、一体何が嫌なのか?

考えてみると、普通にまだるっこいからやないかな。

運転手と言うのは、近かろうが遠かろうが関係なく、まず行き先を知りたい

一段階余分なプロセスが入ることに、何か違和感を感じるのだろう。

「近いけどいいですか?」

「構いませんよ」

「XXまでお願いします」

「XXですね、わかりました(マニュアルは『かしこまりました』やろ)」

というやり取りよりも、

「XXまでお願いします」

「XXですね、わかりました」

とあって、ここから社交辞令で、

「近くてすみませんね」

「いや、そんなことないですよ」

ときた方が、きっとお互い気持ち良いんやないかな。

しかしたまに、

「『XXですね』、ってなんやおら!文句あるんかい!」

「いや、(文句なんか)何も言ってないやないですか」

さらにマニュアル通り「ありがとうございます」なんていうと、

「『ありがとうございます』ってか?嫌味か、おら!近くて悪かったな」

なんてのもある。

まあ、マニュアルなんてのは現場を知らない人間が作ったもんやと思うよね。

11月2日(水) 景気50 くもり
営収 48,280 18回 14.00時間 MAX 11,670

11月3日(木、祝日) 景気50 くもり 高23 低13
営収 22,230 8回 10.00時間 MAX 11,030

2011年11月1日火曜日

おすすめのショート・フィルム



タクシーって、後進国では意外と他の労働者より稼げる「いい仕事」だったりするのだが、

フィリピンではこんな感じなんかなぁ・・・

チャック・ルアットの演技もいい

彼このフィルムでなんか賞取ったらしい(「なんか」ってなんやねん)

フィリピンのタクシー事情や、お国事情そのものも、この短いフィルムでうまく伝えられている

よく聞き取れないが、いろんな言語(英語、タガログ?、スペイン語?)が混ざっているのはフィリピンらしいし、

スタンドで金を借りるシーン

フィリピンのタクシーはリース制が主流なので、

燃料費ももちろん運転手持ち

物価のわりにガソリン代はめちゃめちゃ高い(リッター50ペソくらい)らしい

タクシー料金は(今年から値上げされたらしいが)1キロ14ペソ(約25円)

リッター7,8キロ走るとしても、メーター通りなら稼ぎの半分くらいは燃料費で消えることになる。

そして面白いのは、

最初に日本人観光客からぼったくった金額と、

スタンドで同僚から借りた金額が

同じ300ペソ(約540円)

日本のタクシー初乗り料金より安いが

この辺りが底辺の労働者の1日の稼ぎの目安なんやろな

日本のタクシー運転手は恵まれているということ

観光で行かれる方は、こういう国へ行ったら是非チップはずんでやって欲しいね。

ちなみにこういう国で運転手が、メーター入れるとか入れないとか文句言う人がいるが、

リース制のタクシーにメーターなんて関係ない

説明すると長くなるが・・・

交渉の上で、最初に出てくる日本人のようにちょっと多めに払うのもクールやと思うね。

2011年10月31日月曜日

10.30(日) 21点~あと2200円

昨日で今月最後の5連勤を終えた

我々の勤務は日勤扱いだが、

変則なので、通常は2日出の1日休となる。

その1休を出勤すれば5連勤となり、

それなりにしんどいが他の(日曜などの)出勤日に休めたり、

月単位で余分に出勤すれば、その分を現金でもらえたりする。

今回の5連勤は成績が良かったのでメモしておこう。

26日(水) 69,070 20回 15.75時間
27日(木) 31,780 15回 10.25時間
28日(金) 39,260 22回 12.50時間
29日(土) 36,600 21回 11.50時間
30日(日) 21,090 10回 9.75時間
合計 197,800(平均39,560) 88回(同17.6回) 59.75時間(同11.95時間)

こう見ると、初日に爆発して、

その後はうまくさぼったり抜いたりしながらも、

うまい具合に売上を作れている

まあ理想的なシリーズ(5連勤)と言えるやろ

この勤務だと、

通常の1乗務の目標金額は3万円というところである

隔勤に計算すると1乗務5万円と同等になる。

今回のシリーズは、その目標を大きく超えているわけだが、

人間とは欲が出るもので、

あと2200円出来てたら

平均4万に届いた・・・

最終日(日曜)にちょっとがんばれば、

あと1回・・・1.5回かな、乗せたら

十分届いたところやった。

こんなチャンスはもうそう来ないやろな。

日曜に雨の中イベント会場をうろうろしていたせいで(予定よりめちゃめちゃ長引いたし・・・)、

少し風邪をひいてしまった。

2011年10月29日土曜日

10月28日(金) 39点 29日(土) 36点~もしタクシーの車内でおならをされたら

もしタクシーの車内でおならをしてしまったら・・・

もしタクシーの車内でおならをされてしまったら・・・

あなたならどうしますか?

これはこんな風にブログに書くのと、

実際その現場に居合わせるのとでは

全く重みが違うものである。

筆舌に尽くしがたいとはこのことであり、

極力話題を避けてきた。

しかし世界経済が混沌としてきた今、

話さなくてはならないやろ・・・(意味わからん)

昨日の夜、

50~60代のサラリーマン風男性やった

夜の駅では、最もタクシーを利用する層であり、

何もなければ、記憶に残ることもない乗車である

そう、何もなければ・・・

「こんばんわ」

「どうもこんばんわ、XX台公園まで」

「わかりました」

車を走らせると、車内で交わされるごく普通の会話が始まった。

「今日はええ天気やったなぁ、運転手さん」

「本当ですね、気持ち良かったですね」

「そんでも、やっぱり夜になったら少し冷えるな」

「そうですね、もうあと数日で11月ですからね」

「そうやな、今年は日本シリーズが遅れてるから実感ないな」

「あぁ・・・明日からクライマックスシリーズが始まるらしいですね」

「阪神は3位にも入られへんかったわ、ほんま情けないわ」

そんな他愛もない会話が続き・・・

またタクシー車内における、ものすごいスタンダードな質問がされたそのとき、

「タクシーの方はどうなの?景気は」

(プー!)

車内にその何とも言えないサウンドと、

心地良いほどの振動が流れた。

「・・・」

俺は今までも何度となく車内で問われている、

そして多くの場合そつなく答えている

その質問に対応することが出来なかった

俺は混乱していた。

季節とか、野球とか、景気とか、もうそんなことどうでも良かった

ただこの乗車を、

嫌でもあと5分ほど続く

この乗車をどのように終えたらよいのか

そればかり考えていた。

一応息は止めているが、俺は北島康介ではないので5分間止め続けることは出来ない。

1分ほど沈黙が続く

耐えられず細かく呼吸する

その間に車内にほのかな香りが漂っていた

それはじわじわとボルテージを上げていった

この時期、夜は気温が下がっているので窓は密閉している。

窓を開けたい・・・

この沈黙の中にパワーウインドウの音を響かせるには、ある意味バンジージャンプに踏み切るような勇気がいる。

恐る恐るルームミラーで後部座席を見る

さっきまで助手席に乗り出すように会話していた男性は、

何事もなかったように窓の外を見ている

いきなり窓を開けるのも気まずいので、

俺はまずラジオのボリュームを少しだけ上げた

ニュースではその日のワールドシリーズ第6戦におけるカージナルス(と”プー”ホールス)の大逆転劇を報じている。

「・・・カージナルス勝ったんや・・・すご」

俺は独り言のように、あまりにも関係ない話題をつぶやいて、

運転席と助手席の窓を少しだけ開ける

細く開けられた隙間から、冷たい空気が車内に流れてくる。

しかしその時までには、そんな地道な換気では追いつかないほどに車内の空気は汚染されていた。

さすがに男性が乗車している後部の窓を開けるわけにもいかない。

ダメや・・・

これはドアを開放して後部左側の空気を一気にダンプしなくては

目的地が近づいてきた。

「どうもありがとうございます」

「あ、あぁ・・・着いたの?いくら?」

男性が代金を払うのを待つこともなく、いきなりドアを開放した。

秋の夜のきれいな空気が車内に入ってくる。

「どうもありがとう」

そして男性が降車する際に、腰を上げると・・・

最後の一撃に俺は顔をしかめずにはいられなかった

そう、座っていた尻の下にためられた

濃縮された空気がそのとき開放されたのである

これは恐らく運転手にしかわからないだろう

駅では客が並んでいる、

かき入れ時のその時間帯に、

その男性が降車した公園脇の道路でドアを開けたまま、

俺はしばしハンドルに突っ伏して呆然としていた

10月28日(金) 景気50 晴 高22 低7
営収39,260(20,380-18,880)
22(12-10)回 
12.50(7.25-5.25)時間 
MAX 5,350

昨日はあまり良い金曜ではなかったが、

イベントで車も少ない中、

地道にがんばって粘って稼いだ22回

まあ満足だが、

あれ(おなら)はほんまきつかったわ

10月29日(土) 景気60 晴のちくもり 高23 低8
営収 36,600(25,940-10.660)
21(12-9)回
11.50(9.75-1.75)時間
MAX 4,470

今日は午後に少しイベント会場を覗いてきた

3時間ほどウロウロして、

16時過ぎにドロン

そこでまだ3回5点しかなかったが、うまく立ち回った。

遅め(22~23.5時)の休憩を終えて、

2時間足らずで乗車9回

あたりはなかったが、効率良くて気持ち良い