2015年1月21日水曜日

今年もよろしくお願いします

昨年には、あの天下のソフトバンクがタクシー配車に出資し始めたかと思えば、

今年の年明けにはついにLINEまでがタクシー配車アプリに参入してきた

長いことタクシーを書きつづけているが、こんなに早くタクシーが熱くなる時代が来るとは思っていなかった。

形はどうあれ、名だたる優良企業がタクシーが「儲かる」市場であると捉えていることは確かなようである。

タクシーの何が魅力かって、やはり「モノ」のやり取りがないことだろう

供給側(タクシー業者)にとっては、「在庫」という企業にとって最も難しい要素が基本的に存在しないし(厳密には「時間」という在庫が存在するが、それはここでは置いておいて)、

利用者側にとっても「モノ」が残らない(脱税にはもってこいやな)。

モノが溢れているこの時代、エコが叫ばれる時代にタクシーはまさに「時代の優等生」なのである。

人(運転手)さえいれば

この「人」という概念は、タクシーとその他一般的な労働と非常に異なる。

一般的な労働者の現場、それが知的サービス(ホワイトカラー)であろうと、肉体的な労働(ブルーカラー)であろうと、経営者側にとっては人はより「少ない方が良く」、労働者側にとっては労働負荷が下がるため人はより「多い方が良い」。

しかしタクシーというサービスは本来「固定費」であるはずの人件費が歩合制により「変動費」とすることが出来るので、人はより「多い方が良く」、労働者(ドライバー)にとっては競争がより「少ない方が良い」。

要するに正反対なのである。

前回も書いたが、今後労働市場はよりタイト(人手不足)になっていくだろう。

その中で、タクシーというサービスがどれだけ人を惹きつけることができるか

これは俺がかねてから唱えている

タクシーのイメージを変える

ことももちろん大切なのだが、経営者側が一人の人間を雇うということに関してシビアな世界と、歓迎される世界とどちらが働く側にとって良いかということもあるはずである(でもおっさんの同僚は冷たいで)。

これらを踏まえて、俺が今何が出来るか(ドラマやめるんか)

タクシーの技術は普遍性があって、基本的には日本全国、いや世界どこへ行っても地理さえ覚えたら通じるものである。

地理を覚える技術は経験で培うことが出来る。

厳しいことを言うようだが、ナビに頼るドライバーは「プロ」ではない

しかし地域によってタクシーの状況は違うし、それこそこれからこの世界に入ってくる人たちが最も気になる、知りたいところである。

今までもこの世界に入りたい(タクシーに乗りたい)多くの方の相談を受けてきたが、それを何らかのシステムに出来ないかということを考えてる。

それには各地域で現在タクシーに乗っている方々の情報が必要です

コメント欄にもらっても構いませんし、特定の業者の情報を表に出すのに躊躇する場合にはメールの方に頂けたらと思います。

情報が欲しい方も是非コメント、メール等ガンガンください(まともに返事してへんくせに)。

まあ徐々にそれらの情報をマッチさせる方法を考えていきます。

全国、いや世界中のタクシードライバーのみなさん(頼むからテンション下げてくれ)今年もよろしくお願いします!