2015年12月25日金曜日

2015年のタクシー業界

いや早いもので、今年も終わりに近づいてますね…(今年何回投稿したんや)

今年のタクシーを振り返ってみると、どうなんやろ、正直言ってあまりタクシーが一般的な話題にならなかった気がする。

ウーバーの話題なんかはそれなりに続いてるんやけど、それほど進展はない。

http://cooldriver-in-kansai.blogspot.jp/2014/12/blog-post_31.html

昨年末の話題を振り返ってもやっぱりウーバーなんよね。

じゃあ一年経って(日本で)何があったかって、表立っては特にないんですよ。

まあウーバーの影響(?)で、日本でも「ライドシェア特区」なんていう話も出てきてるけど。

秋田県の仙北市や兵庫県の養父市かな・・・この辺の過疎地での「ご老人の足」の問題を、都市部で「金儲け」しようというシリコンバレーのベンチャー企業(ウーバー)とつなげるのは無理があるよね。

結局どちらにしてもうまくいかないと思うんやけど。

まあ、ウーバーなんかが出てきたことで、タクシーが「前向き」に注目されるというのは悪くないと思ってる

ほんまにそれまでタクシーの話題と言えば、「貧困」「強盗」「労働者の墓場」みたいなネガティブな話題ばっかりやったから(墓場まで言われてないやろ・・・)。

いろいろ言われながらも、不思議とこの業界には優秀な、おもろい人材が多く集まってるんよね。

「あんた何でこんな仕事してんねん」

なんて言われながら、

「何でもっと早くこんな仕事してへんかったんやろ」

と思いつつ、この仕事を楽しんでる。

「人出不足」がほとんどの業界でキーワードになりつつある昨今だが、

人出が不足するということは、一人ひとりの仕事量の負荷が高まるわけで、「ブラック企業」なんて言葉も普通に流通する時代になってきた。

しかしタクシー業界、とうかタクシー運転手にとっては「人出不足」はグッドニュースでしかない

歩合制やから、人が少なくなればなるほど、一人あたりの仕事量は増えて、要するに営収が増えることになる。

良い時代になりました

今日はクリスマス・イブ

クリスマスプレゼントを運ぶサンタクロースが今頃きっとタクシーに乗って、グーグルマップのスターをドライバーに見せている頃やろう。

「次はこの家に行ってほしい」

そしてその家に着いて、

「ちょっとここで待っててもらえるかな、また次の家に行くから」

と髭のおっさんが大きな袋を持って降りようとしたとき、

「すみません、荷物は置いていってもらえますか」

「いや・・・それは・・・」

「無理ならここまでの料金一度精算してから降りてください」

2015年11月26日木曜日

Uberは完璧なタクシー移動を目指す?

最近はウーバーの記事が本当に多いねぇ・・・(おばちゃんか)

Uberは完璧なタクシー移動を目指し、ドライバーが配車依頼を途切れなく受け取れる機能を実装


またちょっと面白い記事だが、

「完璧なタクシー移動」

って何かと思ったら、

これはドライバーが乗せている乗客のタクシー移動が終わりに近づいた時点から、付近にある次の配車依頼を受け取り、承認することができる機能だ。

これって要するに「(空車)予定車配車」いうことやんね。

もうすぐ空車になる実車(客を乗せている)車両に配車するのは、

結構普通にあるんちゃうの

まあ通常は無線で口頭で空車予定地を報告して、オペレーターがその近くの予約を配車するという流れになるが、

ウーバーの場合は、スマホで空車予定地をタップするんかな

運転中に?

あとこれは従来の予定車配車でもあるんやけど、利用者が最初に言った目的地で降りるとは限らないからね。

そういったリスクを含んだ配車を「完璧な」と表現されても・・・


面白かったのは、

乗客は車が到着すると同時に屋外に出て車に乗り込むことができるよう、車が到着する少し前に通知を受け取る。これでドライバーは乗客を待つことがなくなる。(Uberは今後それぞれの乗客が乗り込むまでどの程度時間がかかるかをトラックし、時間のかかる乗客には早めに通知するといったことができるかもしれない。)

タクシー知らなすぎるやろ

こんなこと(少し前の通知)で利用者がタクシーが到着する前に、ハチ公のように待っていてくれるなら苦労しませんよ。

まあウーバーさんもタクシー事業の「新人さん」やから

今後いろいろ学んでいくんやろね(上から目線やな)。



ついでに最近一般ニュースでも話題になった


これね、良いと思いますよ。

まっとうな判決や思います

安売りしたいところはすれば良いんですよ。

自由競争ですから。

ただタクシーサービスの品質は全て人間そのものやから、安ければ残念ながら「それなりの」サービスになるよね。

今は人出不足で「運転手が会社を選べる」時代になってるから、優秀な人材はわざわざ「安い」業者で働かない

多くの利用者も賢いからそれが分かってる。

まあタクシードライバーは「守られている価格」にふさわしい「それなりの」サービスを提供すること。

そこにプライド持って、楽しんでいきましょう!



2015年11月3日火曜日

タクシードライバーカレンダー

そう言えば、全国のイケメンドライバーのカレンダーを作ろうというプロジェクトが水面下で進んでます(ほんまかいな)。

我こそはと思う方は、メールで決めポーズの写真送ってください

自撮りで構いませんが、制服でお願いします(本気か)。

12月はもちろん私です(・・・)


Uber 研究

ちょっと久々の投稿になったが、


「ブログ投稿ありませんやん」


みたいな突っ込みメールもいくつか頂きました。


ネタはたくさんあるんやけど、ちょっとテーマを絞っていこうかと思い、


ウーバーをいろいろ深く追及していこうかと・・・(お前絶対検索とか意識してるやろ)


今回はとりあえず日本語のサイトを取り上げてみた(ということは英語のサイトも取り上げてくれるんやな)。

http://japan.zdnet.com/article/35072893/2/

ウーバーCEOのTravis Kalanick(トラビス カラニック)氏のインタビューが中心の記事だが…

それにしてもウーバーCEOがタクシードライバーの神様トラビスの名を名乗るとは皮肉てある。

カラニック氏の「夢」は、

「水道のように当たり前のインフラとしてUberが市民生活に浸透していくこと。将来的にはすべての自動車がUberになるのが夢」

まあウーバーってのは料金取って他人を乗せるわけだから、要するにタクシー業務やんね。

「全ての自動車がウーバーになる」

ということは、全ての自動車運転者はタクシードライバーになるということになる。

まあありえへんけど、夢はあるよね。

運転が好きな人って世界中に山のように、というか運転者の8割9割は運転好きやんね、基本的に。

ということは、ものすごい競争率になるよね、ドライバーになるのって。

運転したい人みんながドライバーになってしまったら、この記事にある

・車両を減らして渋滞をなくす

・駐車場の空きを増やす

・交通事故を減らす

・大気汚染を改善する

という目的は達せられないから、当然

ドライバーになるためのセレクション(選抜)をしなくてはならない

そうしたら、結局残るのは職業運転手であるタクシードライバーということになるよね

運転が大好きなその他大勢は指をくわえて後部座席に座るしかない。

そんな世界を作るために、

ウーバーがんばれ(なんか趣旨違ってないか)


2015年9月16日水曜日

運転手不要の無人タクシーは実現可能か?

タイトルは日経BPの記事だが、

運転手不要の無人タクシーは実現可能か?

この質問に自信を持って答えさせてもらおう。

可能なわけないやろ!


タクシーをなめとんのか、あんたら。

しかも2020年東京オリンピックに間に合わせるとか、子どもでもそこまで言えへんわ。

このいわゆる「ロボットタクシー」の開発をしているのが、

ZMPという会社で(HPのイラスト、廃案になった国立競技場そっくりやな・・・)、


日経はこの手の話が好きやねぇ。

「この手」というのは、高度な技術開発ではなく、

タクシーをバカにする話ね

まだ「自動運転車の実現」ならともかく、いきなり「自動運転タクシー」ってね・・・(ところで「自動車」っていう日本語もややこしいな)

通常の運転より、タクシー乗務はさらに高度な技術が要求されるわけだが、

ほんま、こういうこと考える連中の中にタクシーの運転席座った経験のある人間おるんやろか

一度でもタクシー乗務を経験した人間ならこんなアホなこと言えへんと思うよ。

そのくらいタクシーって難しいし、コンピューターに出来るわけないやん

まあそういったことは抜きにしても、まず法整備の問題ね。

道路交通法を根本から書き直さないとあかんよね

自動運転車に乗っている子どもがシートベルトをしてなかったら誰の責任ですか?

または、道路交通法第71条2項には、

前略・・・又は監護者が付き添わない児童若しくは幼児が歩行しているときは、一時停止し、又は徐行して、その通行又は歩行を妨げないようにすること
とあるが、この「監護者が付き添わない児童若しくは幼児」をロボットが見分けられたとしても、幼児または児童が車両の一定距離に入ればそのたびに徐行もしくは停止してしまうことになる。

ここは人間ドライバーは無意識に「大丈夫」とゴーサインを出して走行しているが(児童が近くにいるケースなどいくらでもある)、

ロボットは常に危険信号を感知して走行しなければいけない

ちなみに道路交通法では高齢者の近くを走行する際も徐行または一時停止をするように義務付けており、

各所で渋滞を巻き起こすことになる

だからと言って、ロボットカーのために、「児童や高齢者が近くにいても基本的に徐行する必要はない」などと道路交通法を書き変えることなど出来るはずがない。

さらには、交通インフラの問題も大きい。

自動運転車のためには、信号や一時停止はもちろん道路上や車両そのものなどあらゆるところにセンサーを埋め込まなくてはいけない

そのコストは膨大なものになるし、新しい車両にはセンサーを標準装備したとしても古い車両にまで全てセンサーをつけるコストは一体誰が払うのか。

そして最も大きなものは事故の補償ですよ

持ち主が責任を取るのか、またはメーカーが責任を取るのか

しまいには子どもや高齢者はもちろん

外を歩くすべての人間にセンサーを付けないといけないなんて話になる

そして一体どこのタクシー業者がそんなリスクの大きな(そして大して儲かりそうもない)事業に乗り出すんですか。

何より、こんな楽しい仕事をロボットにやらせるなんてもったいない

一度タクシーの運転席に座った人間なら、そう思うはずですよ。

2015年8月5日水曜日

タクシーの日

今日はタクシーの日ということで、まあ1912年に日本で初めてタクシーが走った日と言われているが・・・

と、今日のグーグルのロゴ(Doodle)を見ると、

世界初の電気式信号機が設置された日となっていた分けだが・・・


(こんなロゴ)


アメリカのオハイオ州で電気式信号が初めて現れたのが、1914年だから、

日本のタクシーの方が早いんですよ(カモーン!グーグル)

まあ、そんな世界が注目する「タクシーの日」を前に、日経BPに興味深いタイトルの記事が掲載されていた。

訪日客の急増で、「タクシー運転手」が憧れの職業になる?

タイトルは興味深いが内容は・・・(大したことないのか)

まあタクシーの世界の実状を知らない記者が書いている、「よくある」ため息もので、

東京のkmグループや京都のMKタクシーが積極的に新卒採用したり、英会話の出来るドライバーを育てているみたいなものだった(KMとMKを並べたところはセンスあるけどな)。

インバウンドの主役はアジア人なのに、何で英語やねん

自慢やけど、俺普通に英語話せるけど、アジア人旅行者にはほとんど効果ありませんが。

長い記事を一生懸命読んだ挙句の記事の締めはよく意味が分からず(要領を得ず)、タイトルとのつながりはどこへ行ったんや・・・時間を返せ!と叫びたくなった。

しかし記事の中には、有用なデータがいくつか入っていて、

得に日車営収については、時系列的にもうまく引用されていた

ちなみに「日車営収」とは、各地域で隔日勤務における(又は隔日勤務に換算した)1乗務分の平均営収(売上)で、

都市部で主流となっている「隔勤」は基本月12乗務なので、

日車営収×12×60%=平均月収

という見方も出来る。

記事の1ページ目にあるデータでは、

全国的な「日車営収」は、

小泉政権による規制緩和前の2001年が3万951円(平均月収22.3万)

それがリーマンショック後の2009年には2万6005円(同18.7万)

そして現在が2万8355円(同20.4万)

といった具合でアップ&ダウンしているわけだが、

このデータは物価の低い地方も含めた全国的なもので、都市部では当然水準は高くなる。

記事にあるところの2013年の東京のデータでは、

日車営収は4万6027円(同33.1万)

と人間関係も少なく、自由気ままな職業としては、悪くない数字である。

しかし、この記事の冒頭、

唐突ですが、もし今、皆さんのお子さんが大学卒業後、タクシーの運転手になりたいと言ったら、皆さんはどうしますか? 

世間一般のタクシー業界、タクシー 運転手へのイメージは決して良いものではありません。 

タクシー事業は「流し営業」が主流で、質の低い事業者の市場淘汰が難しい業種とされます。


タクシーで 嫌な思いをした経験がある方も多いのではないでしょうか。

さらに、職業としてのタクシー運転手の待遇や労働環境、社会的評価の低さも、タクシーのイメージ を悪くしています。

タクシーを知らない人たちのイメージって実際こんなんやんね。

やっぱりイメージを変えて若い人たちを呼び込むには、収入をあげるしかない

と思います。

しかしね、収入は向上していくと思うよ。

そのためにはね、日本中のドライバーがこの仕事を心から楽しむこと

それが必須条件なんですよ。

タクシーを憧れの職業にするために


2015年7月8日水曜日

松本事件

前回の投稿で「岡山県の状況を教えてください」と呼びかけたのだが、

寄せられたコメントは長野県(松本)のものばかりやった

まあ面白い話ではあったが・・・(お前のブログの価値どないやねん)。

せっかくなので、松本事件(勝手に名前つけんな)の話をおさらいしてみよう。

お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が、21日に放送された日本テレビ系バラエティ番組ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!で、タクシー運転手に激怒したエピソードを語った。
松本、浜田雅功らレギュラーメンバーの5人がフリートークを行う「着ぐるみトーク」で、「最近、めちゃめちゃ腹立ったんですけど! こんなヤツおんねんな!」と切り出した松本。
ある日、娘のことで「お世話になっている」知人を招いて会食。
その帰り、知人を先に帰すためにタクシーを止めて「ちゃんと送ってくださいね」と運転手に頼み、1メーターもかからない距離だったが余裕を持って3,000円を渡して見送った。
到着後、知人は松本がお金を渡しているところを見ていたことから、「お返ししたいんで」とお釣りを要求。
ところが、その運転手は「いや、さっきの人にもらったやつだからあなたには渡せない」と拒否し、「これは俺がもらったもの」と主張したという。
一連の出来事を話し終えた松本は、「そんなやつまだおんねやと思って!」「ちょっとすごくないか? (お釣りの)2,000なんぼでそこまで人を嫌な気持ちにさせられる?」と怒りを爆発。
「もちろんその人も嫌やったし、それを聞いた俺もすげえ嫌やった…」と正直な思いを伝え、「どういう了見してんの?」「いやぁ…なんかもうね。嫌になってくるわ…。悲しくなる」と嘆いていた。

※前回投稿に寄せられたコメント文より引用
まあコメントや各ネット投稿にもあったけど、この「お世話になっている人」やねぇ・・・(こんなヤツおんねんな・・・)

現場の運転手なら分かると思うけど、こういうケースって「ある」んですよね(チップを別人が持っていこうとするケースね)

そこが松本さんが分かってないとこかなと。

あと一般の人は意外と知らないかもしれへんけど、

こういう「チップ」ってタクシーではめっちゃ普通に「ある」話やからね

特に上のように有名人なんかが絡んできたらごく「当たり前」の世界で(松本さんにとっては「チップ」じゃなかったみたいやね・・・)。

だから上の運転手さんの気持ちは痛いほど分かる

俺ならどうするかなぁ・・・

金を預けたのが、ダウンタウンの松本さんと分かってたら、

「ありがとうございます。しかしお客様にお手数かけるのも申し訳ないですし、わたしの方からお客様に言われた旨を松本さんの事務所に説明してお返しさせて頂きます」

その上で、

「事務所の方に確認させて頂いて、松本さんがこのつり銭の2,290円(ここを強調)をお客様に渡してほしいと言われたときは間違いなく書留でお送りしますので、お名前とご住所を教えて頂けますか?」

しかし松本さんもこれだけ(ネットで)騒がれたら言いたいことあるんちゃうかなぁ

ちょっと現役ドライバー呼んで番組でとことん討論しましょうよ

松本さんなら論破出来るでしょう(挑発か)

わたしも行きますよ(こんなんじゃなくて、ウーバーとか書けよ)。

2015年6月21日日曜日

岡山県の状況を教えてください

こんなコメントを頂きました。

岡山県のドライバーさん、状況教えてください(「少なくても20-25万ある」とかありえへんし)

はじめまして。岡山県に住んでいる者です。
先日、タクシー運転手の面接にいったんですが
給料で多い人は30-50万給料があると説明されて
低くても20-25万はあると面接の時に言われました。

やはり会社の方が言っているので本当なのでしょうか?
周りからは20万ないだろうと言われたり、インターネットで調べたらあまり給料多いようには感じないのですがどちらが正しいのか疑問に思ってます。
よろしくお願いします。

最初に断っておくけど、タクシーって基本的に「陣地争い」だから、陣地に入ってくる「新入り」に対する目は厳しいわけですよ。

当然のことながら、「競争」は少ない方が良い

例えが適切がどうか分からへんけど(どう見ても適切ではないな)、まんじゅうが10個あったとして、12名がそのまんじゅうをほしいと言っている。

そこに入ってきた子どもが、「ぼくもそのまんじゅうほしい」と言ったら、

そこにいる大人たちは、「ぼく、このまんじゅうはとてもまずいんだよ」と言うに違いない(言い切るな)

要するに、一般的な「先輩」は、「タクシーっていうのはとんでもない(ひどい)世界だよ」と追い出そうとするわけです。

そうではない意見をお待ちしています(ほんまにひどかったらしゃーないやん)。

2015年6月14日日曜日

遠回りをされたら返金請求できる?

このところ忙しくて(嘘つくな)、我がブログの更新を待っている方々にご迷惑おかけしていますが(誰もいないから)、まあせっかくのプラットフォームなので(ワケのわからん横文字やめろ)つらつらと書いていこうと思います(酒飲むな)。

まあこう見えても(見えんし)、タクシーに関するニュースや話題は常にチェックしていて(そろそろ括弧書きうるさいし)、そんなものに突っ込んでいこうと(・・・)。

 今回は、こちら

道を知らずに遠回りするタクシー・・・それでも料金を払う必要はある?


まあこういう記事見る度にドライバー側としてはゲンナリするんやけど、そもそもそんな遠回りのケースが多いかという話は置いておいて、

もちろんタクシーというのは最短距離を走るのが原則なわけやから、

遠回りはサービス商品として「不良品」であることは否定出来ないし、

不良品の交換(はタクシーでは基本的に出来ないから)、返金というのは出来て当然ですよ

上の記事で法律の専門家もそう書いてますわ。

言いにくいかもしれへんけど、タクシードライバーの質を上げるため(社会貢献)と思って利用者の方には是非クレームしてほしいと思いますね。

もしあなた(利用者)が本当に最短距離を知っているという自信があれば

ドライバー側から言わせてもらうと、多くの利用者が本当の最短距離を知らないというのはあるよね。

上の記事にあるように、新人ドライバーやごく一部の「残念な」ドライバーを除いたほとんどのドライバーが利用者より(当然のことながら)道をよく知っているにも関わらず、「どちらの道から行かれますか」と聞くのはそのためなんですよ。

聞いたら最短距離を言わない利用者が多いからです

その利用者は自分の言った道が最短距離だと思い込んでるわけです。

だから違う道(多くの場合最短距離)で行くと、「遠回りした」と言われるわけですね

カーナビなんて正直ひどいもんやけど、グーグルマップやタクシールート検索アプリなんかも最近増えてる中でも、

ルート選択に関してはまだコンピューターは人知(タクドラ)を超えていないと思うね

こんなタイトルの記事書く前に、本当にすごいタクドラの記事誰か書いてくださいよ(自分で書け)。

2015年5月16日土曜日

ツイッターが乗っ取られました

クモスケンさんからメッセージを頂いて気づいたら、自分のツイッターアカウントからおびただしい数の身に覚えのないツイートをされていました・・・

とりあえずパスワードを変更してみました。

ご迷惑おかけしました

というツイートをしようとしたら、

「一日に出来るツイートの制限数を超えています」

・・・

ということで、とりあえずブログ投稿でお詫びしておきます。

紫外線のきつい季節ですが、どんなにまぶしくても・・・いや失明しようが、レイバンのサングラスだけは買わないでください。

2015年4月27日月曜日

下田ひろきさん当選!

武蔵野市議会議員選挙の結果が出ていた。

http://www.city.musashino.lg.jp/senkyo/shigikai_senkyo/kaihyou_kekka.html

現役タクシードライバー、下田さん当選!

26名の枠に対して、37名の候補者でした(前回の投稿に候補者36名となってました)。

1363票獲得されたが、26番目の候補が1252票だから、厳しい闘いだったようである。

新人候補者は7名当選してるが、政党支援が4名(自民1、民主1、公明2)、3名の無所属新人当選議員のうち、下田さんを除く2名は20代。

下田さん、もう38歳になるんやね(タクシー王子は45になるんやな)

何かをやるには、良い年齢やと思う

せっかくなので、メディアを通じてどんどん「タクシー」を発信していってもらいたいね。

タウンミーティングや討論会なんかも、是非開催してください。

若い人がタクシーに興味を持ってもらえるように、今後も活動よろしくお願いします。

元タクシードライバーの議員さんているんやろか・・・と思って少し調べたら、今回の統一地方選で他に2名(福岡県朝倉市・新宮町ー共産党)出ているようだ。

 http://blog.goo.ne.jp/uo4/e/cabfc3c20f8258f1929a335cb310840f

朝倉市議会の和田庄治さんは・・・次点と16票差の薄氷当選やね。

タクシードライバーほど、街をよく見ることが出来る職業はないと思うからね。

若いうちにドライバーをして、

その視点を持って、「何かをする」という可能性が広がってきた

ということでしょう。

2015年4月5日日曜日

カリスマタクシードライバー

東京のカリスマドライバーこと下田大気(ひろき)さんが、今月26日投開票の武蔵野市議会選挙に立候補するようである。

http://hiroki-shimoda.tokyo/

タクシードライバーであることを前面に出しての選挙活動であり、もちろん応援します(タクシーの利便性向上に関する政策を入れてほしいなぁ)。

4年前の前回の同市議会選挙では定数26人に対して36人の候補者が出ており、簡単な戦いではないようである。

しかし26番目の当選者の得票数が1,178票と、約5万の投票数から1,200票(2.4%)ほどを獲得すれば当選できそうである。

今回の選挙の結果はタクシードライバーという「肩書き」の意味が問われる

今月は引き続き武蔵野市をフォローしていこう。

2015年3月29日日曜日

LINE TAXIについて

今年に入って東京でサービスを始めた「LINE TAXI」だが、

徐々にその範囲を広げているようである。

 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1502/25/news116.html

日本の配車アプリ市場で先行していた、東京の日本交通との連携事業として立ち上げたもので、とりあえずは日本交通の従来保有していた「(人脈ならぬ)社脈」をカバーしたというところのようである。

LINEというプラットフォームのメリットとしては、アプリの普及率の高さはもちろん、アクセスの頻度の高さとその信用性、

そして何より「LINE PAY」というアプリで既にクレジットカード登録している利用者が多いところだろう

ウーバーで話題になっている配車アプリだが、

供給側としてのリスクは何といっても「すっぽかし」である

もちろん電話でも予約キャンセルはあるが、実際に直接オペレーターと話すのと、スマホの画面をタップするだけの予約では、その「責任感」に違いが生じてきてもおかしくない。

要するにスマホでタクシーを予約したものの、道に出るとガンガン流しのタクシーが前を通過していくので、

しびれを切らして(他のタクシーに)乗ってしまう

というものである。

もちろんこれはタクシー業者や運転手にとっては許せない行為だが、正直どうしようもない。

他の会社のタクシーに乗ってしまった「ふとどきもの」を捕まえてどうこうすることは難しい。

何故タクシー業者がスマホ配車に興味を示すかというと、それで仕事が増えると思っているわけではない。

スマホアプリがあるから、(電車やバスでも行けるところを)タクシーで行こう

なんてことは、(最初はあるかもしれないが)通常考えにくい。

しかしアプリにクレジットカード登録させてしまえば、キャンセル時の対応が将来的に変わってくる

ということではないか。

今どのような対応をしているかは分からないが(教えてください)、

カード登録があればキャンセル料金を取ることが可能になってくる

逆に利用者もその辺は敏感だろうから、従来の配車アプリで(特に警戒心の強い日本においては)クレジットカード登録は少なかったと思う。

そこでLINEなんやろね。

LINEはスタンプその他の購入のために、既にクレジットカード登録している利用者が多い

そこに乗っかることで、「カード登録」という高いハードルをクリアしようという思惑が見え隠れする。

しかし自分は実際「LINE TAXI」を経験したわけではないので、

どんなもんなんでしょうか

運転手の方、利用者の方、その利用方法や思うこと、メリット、デメリット何でも良いので情報寄せてください。

2015年3月12日木曜日

都道県別タクシー年収ランキング

前回の投稿のコメント欄で、

東京のタクシーでは年間700万ほどの収入が期待できます

と書いたが、

俺も関西の田舎の一般市民やなーと感じた。

というのも、

東京で年収700万なんて大した数字やない

というデータを見てしまったからである。

昨年2014年の都道府県別のタクシー年収データが「東京交通新聞」に掲載されていたが、

東京のタクシー運転手の平均年収は約400万円で全国トップなわけだが、

全産業平均とは約300万円の差があり、

東京で年収700万なんて数字は大してインパクトがないのかもしれない。

しかし、タクシーという仕事の自由度やそのゲーム性、人間関係の少なさなどのメリットを考慮すれば決して悪くないのではないかと思うのだが・・・

とにかくリクエストもあったことなので、

都道府県別年収ランキングを作ってみた(2014年、単位万円)。

1位 東京都 391.9
2位 富山県 358.5
3位 愛知県 357.9
4位 埼玉県 357.4
5位 群馬県 325.3
6位 静岡県 309.6
7位 岐阜県 308.0
7位 千葉県 303.0
9位 栃木県 296.2
10位 兵庫県 293.8
11位 大阪府 293.6
12位 広島県 293.1
13位 山口県 291.9
14位 奈良県 289.1
15位 茨城県 288.6
16位 山梨県 284.6
17位 岡山県 283.4
19位 香川県 268.7
20位 福岡県 265.0
21位 神奈川県 263.8
22位 島根県 263.3
23位 福井県 263.2
24位 長野県 262.1
25位 三重県 261.5
26位 北海道 253.6
27位 京都府 253.4
28位 愛媛県 250.2
29位 山形県 249.0
30位 熊本県 241.6
31位 長崎県 227.0
32位 佐賀県 226.4
33位 福島県 226.1
34位 鹿児島県 224.6
35位 和歌山県 224.5
36位 大分県 222.8
37位 岩手県 219.5
38位 石川県 218.0
39位 宮城県 217.7
40位 宮崎県 213.2
41位 新潟県 210.7
41位 徳島県 210.7
43位 高知県 202.7
44位 鳥取県 190.6
45位 秋田県 189.7
46位 沖縄県 184.2
47位 青森県 177.2

全国平均 302.3

上の結果で意外なのは、

2位の富山県やろね

富山はタクシー天国(?)という話は聞いたことはあるが、データにも裏付けされている。

一度取材してみたいな・・・(どんな取材や)

ちなみに富山県はタクシー運転手の平均年齢でも最も若い55.4歳である(全国平均58.7)

しかしもちろん地域差はあるものの、「タクシードライバーの現状はひどい」なんていう話が未だ絶えない中、

これほど自由な職業で平均300万を超えている

というところには注目してもらいたい。

今後さらにドライバー(供給)が減っていく中で、さらに自由度は増し、待遇も良くなっていくはずである(具体的根拠を示せ)。


2015年2月28日土曜日

メダリオン

いきなりメダリオンって何ですの?

と思われるかもしれないが、「メダリオン」はタクシーにおける重要なキーワードである。

特にニューヨークのイエローキャブが有名だが、

タクシー、日本で言うところのいわゆる「流し」の営業のためには、このメダリオンがなくてはならない。




あの世界的大都市ニューヨーク(マンハッタンとブルックリン、ブロンクスなど周辺エリア)でこのメダリオンの数はわずか1万3千台

東京で約5万台のタクシーが走っていることを思うと、驚くほど少ない数字である。

これほど少ない数に制限されている限りは当然利権も生まれる

このメダリオンはアメリカでは手堅い金融商品とされていて、数年来その(権利)価格は上昇し続け、

2013年にはついに1.3ミリオンダラー(約1億5千万円)の値をつけた

投資家にとっては、このメダリオンを購入してその権利を運用する、要するにタクシードライバーにリースすることで、「利息」を稼げるのである。

http://www.mynytaxi.com/taxi-cab-for-sale/

上のサイトを見ると現在のリース料の相場が週約1400ドル(16~17万)のようなので、年間8万ドル(約800~900万)の運用利益があることになる。

http://www.crainsnewyork.com/article/20150222/TRANSPORTATION/150229973/why-news-of-a-taxi-comeback-against-uber-was-wrong

こちらは、その「優良金融商品」であったメダリオンの価格が、このところ下がっているという記事

そしてその裏付けとされるのが、

あのウーバーさんなんですね

この辺をしっかり読み込むと、日本のタクシー事情とニューヨークやヨーロッパの主要都市との違いが見えてくるわけだが、

まあそれにしても(価格が下がったと言っても)ニューヨークの、

イエローキャブのメダリオン価格は未だ1億円を超えているわけですよ

タクシーというビジネスがいかに強いかというのが分かってもらえるかな。

2015年2月8日日曜日

ブログリンク

前回の投稿にも多くのコメントや、メールで情報頂いたわけだが、

こうしてブログをしていると、いろんなリアクションがあって有難い

情報こそが財産だと感じるのである(アドセンスで小金稼ぐことか)。

・・・ブログブームも今や過去のものかもしれないが、

これはタクシー車内での会話に似たところがあって、

自分のことを話したい話したい、という運転手は基本的に嫌われる

基本的に「話したい」人ってのは、

大体自分自身の過去だったり、家族のことだったり、

または時事(ニュース)なんかに対する自分の考えをつらつらと話す

一人の一般人の個人情報や思想も「情報」であることに間違いはないが、

残念ながらそれは非常にミクロなもので、情報をシステムとして捉えている人間は、それを「情報」と呼ぶにはある程度のサンプルサイズが揃わなくてはいけないことを知っている。

要するに、毎日タクシーに乗っている利用者ならともかく、週に一度、月に一度ほどの利用者(ごくごく一般的な利用者)にとって一人の運転手の「意見」など、情報としての価値はあまりない。

しかし運転手にとって、利用者の話は間違いなく「情報」になり得る

1乗務で少なくとも10名以上の利用者と接することが出来るわけで、 うまく乗客の話を引き出していけばそれをシステム的に捉えることが出来る。

それを繰り返していけば、運転手というのはある意味その地域の情報システムなわけですよ

例えば今話題のイスラム国についてどう思うかなんて話を運転手にされても(その多くは新聞のコラムを切り貼りしたような意見で)、

乗客の女性にとっては、家でうざい旦那の話を聞かされているような苦痛を感じるかもしれない。

一方で通りかかったレストランについて、運転手が「この店評判良いですよ」なんて言うと乗客の興味を引くし、

さらに「この店は年配の方にはあんまりみたいですけど、若い女性の評判はすごく良いみたいですね。わたしも行ってみましたけど、おいしかったですよ」という形で、乗客から得た一つ一つの情報をシステム化して伝え、そこに自らの経験を加えることでぐっと価値を高めることが出来る。

ブログもそうなんですよ

自分の考えをつらつら述べてもあまり反響はないが(お前十分自分の考え述べまくってるで)、

こういうところ(ネット上)でいろんな方からもらった情報を、また整理して伝えていくことで価値を高めることが出来る

そういう感じでやってます

お互い持ちつ持たれつというか、 情報をもらって、こっちもそれを発信して、

少しでも多くの人にタクシーに興味を持ってもらって、そういう人たちがこの世界に入ってきて、どんどんタクシーが面白くなれば良いなって

特に売上(営収)や給与制度についての情報は噛みつき強いね。

そういうわけで、いろんなブログを拝見させてもらっているが、

当サイトのブログリンクについては、このところそのままになっていたので、今回少し整理させてもらいました。

俺みたいにこんなこと(ブログ)長いこと続けられる暇な方も多くないようで、良かったブログも途絶えたりするなぁ・・・

今回整理させてもらった中でいくつかここに履歴を残しておこう。


こういち@タクドラ日誌

東京のドライバーのこういちさん、長い間生の営収をアップしてくれました。

バスの免許を取って転職されたそうです。

バスも人手不足で、昨年は運転手の待遇改善のための料金改正もありました。

面白くなるかもしれません。

良い転職になったことを願います。


女性タクシードライバー日記

こちらは京都のドライバーさんで、数少ない女性ドライバーの情報だったんですが、止まってるみたいですね。

今後女性ドライバーをどれだけ増やすことが出来るか、もタクシーの明暗を分ける大きな要因だと思うな。


TAXI DRIVER(福岡の運転手さん) 

こちらは福岡のドライバーさん

福岡も厳しい地域みたいですね。

各地(地方)の情報には特に注意してアンテナ張ってます。


いつかいろんなとこで(出来れば外国でも)実際タクシー乗って、地域の情報をまとめて発信していけたら面白いと思ってるし、

それも夢の一つかな

ガンガン情報待ってます!

2015年1月21日水曜日

今年もよろしくお願いします

昨年には、あの天下のソフトバンクがタクシー配車に出資し始めたかと思えば、

今年の年明けにはついにLINEまでがタクシー配車アプリに参入してきた

長いことタクシーを書きつづけているが、こんなに早くタクシーが熱くなる時代が来るとは思っていなかった。

形はどうあれ、名だたる優良企業がタクシーが「儲かる」市場であると捉えていることは確かなようである。

タクシーの何が魅力かって、やはり「モノ」のやり取りがないことだろう

供給側(タクシー業者)にとっては、「在庫」という企業にとって最も難しい要素が基本的に存在しないし(厳密には「時間」という在庫が存在するが、それはここでは置いておいて)、

利用者側にとっても「モノ」が残らない(脱税にはもってこいやな)。

モノが溢れているこの時代、エコが叫ばれる時代にタクシーはまさに「時代の優等生」なのである。

人(運転手)さえいれば

この「人」という概念は、タクシーとその他一般的な労働と非常に異なる。

一般的な労働者の現場、それが知的サービス(ホワイトカラー)であろうと、肉体的な労働(ブルーカラー)であろうと、経営者側にとっては人はより「少ない方が良く」、労働者側にとっては労働負荷が下がるため人はより「多い方が良い」。

しかしタクシーというサービスは本来「固定費」であるはずの人件費が歩合制により「変動費」とすることが出来るので、人はより「多い方が良く」、労働者(ドライバー)にとっては競争がより「少ない方が良い」。

要するに正反対なのである。

前回も書いたが、今後労働市場はよりタイト(人手不足)になっていくだろう。

その中で、タクシーというサービスがどれだけ人を惹きつけることができるか

これは俺がかねてから唱えている

タクシーのイメージを変える

ことももちろん大切なのだが、経営者側が一人の人間を雇うということに関してシビアな世界と、歓迎される世界とどちらが働く側にとって良いかということもあるはずである(でもおっさんの同僚は冷たいで)。

これらを踏まえて、俺が今何が出来るか(ドラマやめるんか)

タクシーの技術は普遍性があって、基本的には日本全国、いや世界どこへ行っても地理さえ覚えたら通じるものである。

地理を覚える技術は経験で培うことが出来る。

厳しいことを言うようだが、ナビに頼るドライバーは「プロ」ではない

しかし地域によってタクシーの状況は違うし、それこそこれからこの世界に入ってくる人たちが最も気になる、知りたいところである。

今までもこの世界に入りたい(タクシーに乗りたい)多くの方の相談を受けてきたが、それを何らかのシステムに出来ないかということを考えてる。

それには各地域で現在タクシーに乗っている方々の情報が必要です

コメント欄にもらっても構いませんし、特定の業者の情報を表に出すのに躊躇する場合にはメールの方に頂けたらと思います。

情報が欲しい方も是非コメント、メール等ガンガンください(まともに返事してへんくせに)。

まあ徐々にそれらの情報をマッチさせる方法を考えていきます。

全国、いや世界中のタクシードライバーのみなさん(頼むからテンション下げてくれ)今年もよろしくお願いします!