12月に入ると夜の街にささやかな灯りが温かい
今日は金曜日
ここまでの悪い流れ(4乗務連続20点台)を断ち切ろうと、
13時前から気合を入れて、
M駅に入った
何を隠そう
この駅の待機場は俺が会社や市にまで陳情して作ってもらったものである
2年ほど前に晴れて一台だけ待機スペースを作ってもらったものの
誰も入らない・・・
仕方がないから自分でたまに入ってみるものの、
なかなか乗らない・・・
しかしそれでも根気良く待機していたら、
乗ってくれる客は本当にありがたいものである
普段タクシーのいない場所に待っているわけだから
客の方もすごく感謝してくれる
そして、そんな客が少しずつ増えていく
その喜びとか楽しさは言葉に表せないものがある
今日その待機場に入るとすぐに乗ってきた男性
「ここにタクシーいるなんて珍しいな」
「いや・・・なるべく入るようにしてるんですけど」
「どうや?景気は」
「そうですね・・・ここ数日良くないですけど・・・先月は良かったですね」
「えっ!ええの?」
「はい、年間で見ても、今年は驚くくらい伸びてますよ」
タクシー運転手に景気を聞いて、「良い」という答えが返ってくることは少ない。
だからこういう答え方をして(事実だが)、客の反応を見るのは面白い。
「はぁー・・・そんな話聞くと嬉しくなってくるな」
「そうですか」
「実はわしもちょっと前まで京都でタクシー乗っとってな」
「そうなんですか!どちら(の会社)で?」
「最初1年ちょっとMK乗っとったけど・・・とても食っていけへんでな」
「なんかいろいろ噂はありますけど・・・やっぱ厳しいんですか」
「まあ・・・長くなるけど、あそこ(MK)はあかんわ。その後京阪(タクシー)行ってな、3年ほど乗っとったけど、それは、まあそこそこ楽しかったな。定年でやめたけどな」
注:MKの話はこの客の言ったそのままで、個人的な意見ではありません。具体的な話は聞いたものの、要領は得なかった。
「タクシー楽しいか?」
「楽しいですよ」
「そうか・・・そこのカーブで停めて」
「わかりました」
料金は1510円から80円上がる寸前だった。
メーターが上がる直前、カーブの前で停める。
「1,510円です」
「ほう・・・そこまで走れば(メーター)上がるのにな。これ取っといて」
元運転手にはわかるのやろう(計算づくか)。
2千円を置いていった。
「ありがとうございます!」
12月2日(金) 景気50 くもり夜少し雨 高13 低8
営収 36,440(11,640-24,800)
22(10-12)回
13.00(7.00-6.00)時間
MAX 8,550
M駅では15時過ぎまで乗り込み4回(無線2回)と盛況やったが、
その後3時間干され
12月の金曜にしては、夜の動きもイマイチ
苦しい乗務が続くなぁ
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