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2012年10月2日火曜日

気まぐれ小説「ビッグチッパー」~10月1日(月)33点



タクシーに乗って、

信じられないくらい多額のチップを置いていく客を

ビッグチッパーと呼ぶ

あれは忘れもしない、

秋も深まりかけた夜のことだった。

40代くらいの、

高そうなスーツを着た、

エリート風のサラリーマンが乗車して、

「朝晩は冷えますねぇ・・・」

なんていう、この時期お決まりの、他愛もない会話をしていた。

男性はわたしとそれほど年齢は違わないだろうに、

終始落ち着いていて、

その落ち着きぶりは腹立たしいほどだった。

駅でその男性を降ろし、

夜の忙しい時間帯だったので、

ほどなく次の客が乗車した

親子らしき女性2名

運転席の後ろ側に座った、娘らしき髪の長い女性が、

「運転手さん、ここにバッグが・・・忘れ物ですか?」

「えっ!バッグ?あっ、本当だ。どうもすみません」

見ると黒い小さめのボストンバッグだった。

 運転席の後下に置かれてはなかなか気付かない。

 さっきのサラリーマンだろうか。

落ち着いて見えたけど、忘れ物していったとは・・・人は見かけによらないものだ。

「(バッグの忘れ物を)教えていただいてありがとうございます」

よく見ると結構かわいい女性にお礼を言って、住宅街で親子を降ろすと、

近くの公園の外灯の下へ行って、

ボストンバッグの中身を確認した

札束が入っていた

それも数え切れないほどの・・・

そして一枚の紙切れが入っていた。

「3千万あります。これは乗車させていただいたお礼のチップです。どうぞご自由に使ってください」


10月1日(月) 日照0 雨0 気温21.4-14.8
営収  33,580(18,410) 18(11)回 11.50(6.00)時間
MAX 3,510-4,550


前半戦も、後半戦も

面白いくらいに流れが良くて

月曜日に、遠方なしでこの数字ってすごい

うまくいくときはうまくいくもんや。

しかし最後にたぬきと衝突してしまい

やや後味悪かった・・・

2012年6月5日火曜日

6月1日(金)27点 4日(月)21点〜バンパーの傷

6月に入って、

少し上向くかなと臨んだ金曜日は

最悪の結果に終わり

土曜日は子どもの運動会、

日曜日も用事で休み(日曜は用事がなくても休むが・・・)

迎えた月曜日

今日こそは頼むぞ

と乗務前に愛車を磨いていると、

・・・バンパーに異変が

なんやこれ?

よく見ると傷がついている

結構しっかりとした傷が(変な表現やな)

しかも驚いたことに、

傷の上から(傷を隠す)塗装処理がされている

なんと丁寧な・・・

しかしこの世界にはあってはならない心遣い

すぐに近くにいた整備士のFさんに報告

「あぁ・・・これはあかんわ」

さらに状況を見て集まってきた何人かの同僚運転手にも説明する。

「誰が乗ってたん?」

週末などに空いている車は誰が乗るかわからないので、

事務所で確認する

そんないろんな人に言わんでもいいやん

と思われるかもしれないが、

これをしておかないと、

車の傷は基本的に担当者の責任になる

また駅などに並んでいると

バンパーなどの傷は後から見ると非常に目立つので、

俺やない

とアピールしておくのもある。

しかしみんなが口をそろえて言うのは、

「何も(傷をつけた運転手から)連絡ないの?」

「一言あればねぇ・・・」

場合によっては運転手同士の友情でなんとかなることもあるんやけど(どういう友情やねん)。

6月1日(金) 27,140 11回 11.75時間 MAX 11,430

金曜の乗務はひどかった。

昼間は6点で終わり、

金曜やから・・・(夜なんとかなるやろ) 

と思ったら

夜もさっぱり、

最後は駅のあぶれ本番(自分のとこで終電客が途切れて終わること)

6月4日(月) 21,650 15回 11.00時間 MAX 5,990

ショッキングな事件(?)が乗務前にあったこの日は、

昼間はそこそこ健闘(11点)したものの、

夜は外れまくり、

最後はまたあぶれ本番

流れも運もない

そんな時期もあるさ

明日休も(また休むんかい)

2011年12月21日水曜日

12.19(月) 33点 20(火) 22点~腹が減って、腹が減って

昨日(19日)、18時過ぎ

「年末と事故」についての投稿をM駅で書いていたら、

コンコン、とドアを叩かれた。

「(乗らせてもらって)いいですか?」

「どうぞ」

この駅からの乗り込みはほとんど近場である。

「XXまで行ってもらえます?」

何と、三千円コースではないか。

前日にマラソンを走っていたので

腹が減って腹が減って

早く中断して飯を食おうと思っていた矢先であった。

サッカーで言えば、

ハーフタイムに入る前のロスタイムの得点

のようなものである。

「主人が事故してしまいまして・・・」

「事故ですか!」

「国道で前の車に突っ込んだらしいです・・・」

「それは・・・(救いようがないですね)」

「去年もこの時期に事故してるんですよ」

「そうなんですか」

「もう年末の恒例行事みたいなもんです」

「・・・」

「ちょっとあちらで事故処理済むまで待ってもらって、また(主人乗せて)帰ってきてもらっていいですか?」

「わたしは構いませんが、あんまり待つようですとメーターが・・・(上がってしまいますけど)」

「あぁ、お金のことならいくらかかっても構いませんから」

「わかりました」

こういうのって、保険でおりるんよね。

結局レッカー来るまで1時間近く待たされたが、

9千超えの仕事になった

しかし待ってる間、

腹が減って、腹が減って

どうしようかと思った。

12月19日(月) 晴
営収 33,060(24,210-8,850)
17(10-7)回
11.75(8.00-3.75)時間
MAX 9,270

昼間はまあまあ好調で、

上の仕事もあって、

前半で24点

このペースなら40点はいけるかな

と思っていたら、

後半に失速・・・

しかし月曜勤務で現金支給で1万5千ほどもらえたから、

まあ満足かな。

12月20日(火) 晴 高9 低マイナス2
営収 22,670(10,520-12,150)
12(7-5)回
11.50(6.50-5.00)時間
MAX 5,830

昼間も夜もひどかった・・・

最終駅の先頭に残っていたら、

「枚方まで行ってもらえますか?」

2.5万コース、カードの客・・・

「カード使えないんですよ・・・後の車はいけますわ」

後ろにはカード利用OKの他社の車がハイエナのようにつけている。

また客が乗ってきた。

「京都行って」

3万コース、またカードの客

「カード使えないんですよ・・・後の車はいけますわ」

結局あぶれて終了

悔しい終わり(締め日)やった。




2011年12月19日月曜日

12.15(木) 38点 16(金) 69点〜年末と事故

また投稿が遅れてしまったが…

先週(12月第3週)は、

忘年会ウィーク

力を抜いても作れる

一年で最も儲かる週

と言えるやろう。

「運転手さん、この時期は忙しいやろ」

「そうですね、忙しいというか、楽ですわ」

「楽?」

「正直ゆっくりやっても稼げますから…労働時間は少し減りますし、精神的にも楽ですよ」

「はぁ…そんなもんか」

「事故さえ起こさなければ、仕事も楽しいですよ。必要とされてるゆう実感がありますから」

「やっぱり年末は事故が多いのかい?」

「そうですね、データにも出てますし、こうしてハンドル握っててもヒヤリとするのはこの時期が多いです」

昨年22年の死亡事故の件数は4,863件

そのうち12月に起きた事故は575件(11.8%)

12月を除いた11ヶ月の平均が390件なので、

死亡事故に限れば、12月の事故件数は、

その他の月に比べて約5割(47%)多い

さらに4年前、19年の死亡事故件数は5,744件でそこから年々事故件数は減少している(死亡事故件数は12年から10年連続で減少している)ものの、

19年の12月の事故件数は570件(9.9%)

19〜22年の4年間では12月の事故件数は昨年22年が最も多く、

年末の事故は近年増加傾向にあるといえる(お前は公安委員会か)

「それで年末は警察の取り締まりが多いんやな」

「そうですね、最近特に多くなった気がしますね…」

うざい…

「運転手さんなんかプロやから引っ掛かるようなことないやろけど、ハハハ!」

「ハハハ!(お前一週間前自家用で思い切り引っ掛かってたやん)」

12月15日(木) 晴
営収 38,600(14,940-23,660)
19(12-7)回
12.00(7.00-5.00)
Max 11,190

この日は、前2日(火曜、水曜)に比べたら

昼間からそこそこ動いたかな

車も少なかった

夜はホテルで大きな仕事(姫路)を逃したりしたものの、

最終はあたりがあって作れた

しかし

「まだいけるやろ」と25時過ぎに

高速使って急いで帰ったものの間に合わず…

高速料金損した(300円ほどやろ)

12月16日(金) くもり一時雪
営収 69,400(17,730-51,670)
25(10-15)回
12.50(5.25-7.25)時間
Max 22,630

朝からグッと冷えたこの日は

午前中に買い物行ったり、走り込みしたりして、

昼過ぎの出庫

A駅に入ったのは13時前だが、

よく動いた

夜も走り続けて

最終AM駅から高槻

普通に昼前出てたら軽く70超えたな。

2011年11月10日木曜日

11.9(水) くもり 35点〜高齢化業界

今年は少し遅れている(?)のか、山の色づきはまだ2〜3分というところやろか。

先日高速で

大きな追突事故を起こした運転手

に話を聞く機会があった。

もう70近くになる方で、

一応この世界の20年戦士らしいが、

「(長い間乗ってるけど)初めてやったわ」

と笑っていた。

雨の日、渋滞の中を走っていて、

少し車間が空いたので、詰めようとアクセルを踏んだら

前の車が急に減速

追突してしまったらしい。

同僚の事故の話を聞くといつも

同じ状況なら俺も事故ったかも…

とビビるし、そのためにできる限り話を聞くようにしている。

しかしこの話は正直、

なんで(そんな突っ込んでまうの)??

と思わざるを得ない。

雨の日とは言え、

渋滞の中

車線変更を図ったわけでもないようやし、

上り坂やったらしい

しかも事故は相手(高級車…)もこちらのタクシーもぐちゃぐちゃ

かなりの速度で追突している。

なぜ渋滞の中でそんな飛ばさなあかんの?

そんな上の運転手と、

先日たまたまいっしょに高速の渋滞の中を走る機会があった

俺が先を走っていたのだが、

渋滞が始まる直前の車が密集してきたところで(こういうところが危ない)、

すごいスピードで俺の車を抜いていった

高速上とはいえ、

そもそも同僚を追い抜くのはマナー違反で、

そんなことは彼も分かってるはず

しかし車内を見ると、

ものすごい形相で前を見ている

まわりなど全く見えてない…

渋滞に入ったあと並びかけたときに見ると、

前の車を突っつくようにガンガン車間を詰めている

大事故を起こして一ヶ月ほどしか経ってないのに…

ちなみに高速の渋滞では(状況にもよるが)左車線の方がよく動く

恐らく一般ドライバーがイライラしてみんな右車線に移ろうとするからやろう。

そんな感じでスイスイ左から抜いていったのだが、

ちょっと見てて怖くなった

この運転手だけでなく、

最近年配運転手の事故の話をよく聞く

もちろん年配だから危ないわけではなく、

年配でもしっかりした運転をしているドライバーも多いが、

「(長い間乗ってるけど)初めてやったわ」

そんな話も何度か聞いた。

定期的な、ちょっと厳しめの検査が必要だと思うのは俺だけやろか。

11月9日(水) くもり 景気30 高16 低6
営収 35,150(21,820-13,330)
21(13-8)回
12.25(7.00-5.25)時間
Max 4,390

A駅番で、大物はなかったが、

回数稼げた

こういう感じは結構楽しい。

美術館の仕事が多かった。

しかし世間はひどかったみたいやな…