2019年12月30日月曜日

タクシー運転手 収入倍増計画

どうしても投稿が空いてしまうが、未だタクシーにおいて考えることは多く

やはり伝えたいのは、このタクシーという仕事の面白さ

若くて能力の高い人材にもっとこの世界に入ってほしいというところだが、

こうしたブログは現場における、よしなし事が絶対に面白く目をひくのは間違いない(徒然草か…)。

逆に目をひかなくても良いから、

真面目にタクシーというものの未来を書く奴がいても良いんじゃないか

意外とそういうコンテンツって少ない気がして(タクシーやタクドラをディスってるコンテンツは山ほどあるけどな)

何とか来年こそは、論文的にそういうものを綴って形にしていきたいと考えるのである。

「タクシー楽しいで。若いやつらも一緒にやろうぜ!」

と言うからには、この業界のステイタス(社会的地位)を上げる、要するに収入を上げる努力をしなくてはいけないし、そのために行動もしなくてはいけない。

それなら料金を上げたら収入が上がるのか?

ここはもう既に限界に近いところに来ていると感じている。

限界というのは料金を上げたら需要が下がるという意味ではない。

恐らく料金を上げてもそれほど需要は落ちない

現状ではタクシー利用がタクシーを切実に必要としている層と時間に限られていて、価格の変動による需要曲線みたいなものは


この均衡点からかなり右の方に乖離しているはずである。

おそらく来年は各地で微妙に値上げが行われるだろうが、


仮に10%の値上げが実現して、需要が変わらなかったとしても、10%収入が上がるに過ぎない。

今の倍ほどの収入を実現することが人材を募るのに必要と考えているが、料金を倍にするのは現実的ではない。

じゃあどうするのか?

逆に無料にしても良いのではないか

これからの時代は「車を持たない社会」と言われている。

だからと言って、今の料金でタクシーを使って移動をする人間が増えるとは思えない。


昨年末上のようなニュースが流れて注目していたが、

広告である

広告しかない

タクシーは非常に広告に適したビジネスなのに、ほとんど使われていない

または使われていたとしても現状は非常に効率が悪い状況で、どちらにしてもドライバーの収入にはつながっていない

しかし無料にしてしまうことで、需要は飛躍的に増えて、供給量も必然的に増える

広告価値はその提供の仕方によっては飛躍的に高まっていく

グーグルは無料で検索や、グーグルマップ、ストリートビュー、ユーチューブなど信じられないような高度なシステムを提供し、その従業員は高額な収入を得ている。

タクシーも形は違えど、広告で稼ぐビジネスモデルを構築出来るはずである。

誰かがやらなきゃいけない

誰がやるの?

俺でしょ(無理無理)

ネット上でぶつぶつ考えながら、少しづつ行動に移していきたいところである。

このタクシー収入倍増計画に賛同していただける方はご連絡ください。

2019年10月31日木曜日

事前確定運賃

どうしても投稿が空いてしまうな…

このところ話題の事前確定運賃について

下は CNET Japan の記事

タクシー乗車前に運賃がわかる「事前確定運賃」、JapanTaxiやMOVなどが対応開始

国土交通省は10月25日、タクシーにおける事前確定運賃について、同日付けで認可したと発表した。
 これは、配車アプリで入力した乗降車地の地図上の走行距離と推計所要時間などを踏まえ、事前にタクシー運賃を算出するもの。10月28日以降、準備が整った地域からタクシーの事前確定運賃サービスを開始。現時点では、JapanTaxi、スマたく、MOVなどの配車アプリで利用でき、札幌、東京、横浜、長野、名古屋、大阪、京都、神戸などの27地域、約200の実施事業者(トータルで約2万車を保有)が対応を予定している。
 JapanTaxiでは、日本交通、金星自動車の合計約2200台からスタート。東京都内では、帝都自動車交通の1119台も11月より開始予定という。S.RIDEでは、国際自動車の3458台、大和自動車交通2052台が28日時点で対応する。なお、ソフトバンクと滴滴出行のジョイントベンチャーであるDiDiモビリティジャパンも、事前確定運賃について9月の会見で準備中としており、近日中に対応するとみられる。
 乗車前に運賃が確定することで、「渋滞や回り道などにより運賃が高くなるかもしれない」や「到着するまでメーターが気になる」というタクシー運賃に関する不安を解消できるほか、訪日外国人にとっても、事前に運賃を確定した上で予約できるようになるため、タクシーを利用した円滑な旅行が可能になるとしている。

そもそも何故タクシーは事前に運賃が分からないのか

というところから普段タクシーに乗らない人には理解出来ないのかもしれない。

①タクシーで通るルートは同じ出発地、行き先でも一つではないこと

交通状況や、乗車時に向いている方向、気候などによっても変わることがある

②またタクシーは時速10キロ以下になったとき距離メーターから時間メーター(東京中心部で1分25秒80円)に切り替わる

そのため信号や渋滞にかかる時間やそのタイミングによって料金が微妙に変動するのである

まずこの議論の前提として、

利用者にとっては事前に運賃が分かる方が良い

ことは明らかである

ただドライバーにとっては上の①はドライバーの技術の見せ所とも言え、この仕事の楽しさの一つである

しかし②は利用者はもちろん、ドライバーにとってもストレスになるものである

考え方によっては事前に運賃を確定することで、ドライバーは①の技術を出してより早く目的地に着くような付加価値を示すことが出来る(結局「ナビ使えよ」みたいな客は多いけどな)

何より事前確定運賃によってタクシー利用者が増えるのは間違いない

従来は技術的にそれが難しかっただけで、そのようなことが可能な時代になってきたわけである

2019年8月7日水曜日

英検1級②

そう、1月の1次試験を奇跡的に合格して、

3月の2次試験は余裕だと思っていた

合格したら、誰に自慢しようか…この歳でまたモテ期来るかなとか、いろいろ考えていた(要するに合格しても大してメリットないな)

2次試験は大阪のYMCA国際文化センター

受付を済ますと、携帯電話の電源を切って袋に入れないといけない

別にスマホで何かしようと思っていたわけでもないが、

スマホ使えないとなんか不安…(若者か)

8階?だったかな、待機室に入ってマークシートみたいなものに名前とか記入する

鉛筆を忘れていて、係官に貸してもらう(実はこういうところもチェックされてたりして)

そこからの待ち時間が長かった…

死刑執行を待つ時間というか(どういう例えや)、いつ呼ばれるか分からないのにテキスト読む気にもならないし、読んでも身が入らない

結局1時間半くらいかな

待ち時間で精神的にボロボロになっていた(言い訳やな)

やっと呼ばれて、充てられた部屋の前で待つ

係の人に受験票等を渡す

そこからは10分くらいかな

ついに部屋に入れた

へロー!

年甲斐もなく、満面の笑顔で入室した(恥ずかし)

面接官は2名、外国人(イギリス系かな)と日本人の2名

簡単に今の仕事(タクシー関係)や、家族のことなどを話す

こういう時タクシーの仕事って、話やすい 世界共通やからね

そしてトピックカード(5つのトピックが書いてある)を渡されて、1分間でトピックを選んでスピーチの内容を考えないといけない

なんかテキストで練習してたより、結構レベルの高いトピックが並んでた

サッと見て理解出来たのは2つくらい

そのうちの一つ

外国人の参政権についてどう考えるか

を選んだ(日本語でも説明出来へんやろ)

スピーチでは、

長期的に日本で生活している在日韓国人や中国人には参政権を与えるべき

理由は、

外国人からの視点は日本人の視点と違い、そのような意見を取り入れることは日本にとっても良い影響があるはず

外国(特に近隣アジア)の文化と日本の文化の融合によってさらに良い文化を築くことが出来るはずで、それには(文化は経済性を伴わないことが多いので)政治の力も必要

というような話をしたはずである

その後の質問はよく覚えていないが…

基本的に在日韓国人等に参政権を与えるべきという姿勢で一貫して答えられたと思う

1つくらいの質問はポイントがよく理解出来ず、聞き直して、それでもうまく掴めなかった気がする

外国人が日本で犯罪を犯していることについてどう思うか

なんて質問もあったかな(要するに在日さんに批判的な面接官やったんちゃうん)

よく覚えているのは

理想的な世の中

というのを英語で言おうとして、

Ideal(理想的な)

という単語が出てこなかった

それで、

Good world (良い世界)

というかなり幼稚な表現になってしまった…

それでも試験の後は、

まあ大丈夫やろ

と思っていた。

しかし約2週間後に届いたのは、

角型封筒

合格証が入っているわけがない

まさかの不合格やった

挑戦は続く…(韓国人嫌いになったやろ)


2019年7月31日水曜日

英検1級①

東京オリンピックまで1年を切ったが…(東京オリンピックまでに東京でドライバーになる夢はどうなった?)

ここ数年俺のいる関西の地方都市でも、外国人の来訪が驚くほど増えている。

そんな中、久々に英検1級を受けてみた(何故?…)

10年ほど前に、外国帰りでまだ英語のコミュニケーションにも自信満々だった頃受験した際はあえなく失敗した。

というより、

手も足も出なかった…

その頃のTOEICの得点は870点

その前に受けた英検準1級はあまりにも簡単だったが

1級は次元が違った、というより

こんなんネイティブでも分からへんやろ…

というようなボキャブラリー問題(25問)から、

長文読解に至っては、6つくらいの信じられないくらいレベルの高い(300語~500語)コラムを1文約10分ほどでクリアしていかないといけない。
※ボキャブラリー1問1分×25(25分)
 長文1文10分×6(60分)
 英作文10分
 予備5分
 計100分

英作文は得意なのだが、そこにどれだけ時間を残せるかというと非常に厳しい戦いである。

10分で200語ほどの作文を作るのは俺にとっては難しくないが…(そんなら日本語のブログもっと更新しろよ)

リスニングに関してもやはり相当レベルは高いが、内容自体筆記試験に比べたら「出来ないことはない」という感じではある。

しかし上の筆記試験で心身共にズタズタにされた後にあるリスニングはまさに集中力という持ち点を使い果たしたところから始めなくてはいけない

サッカーで言えば、90分間メッシと戦い続けた後の延長戦で久保君が出てくるという感じだろうか(どこのチームや?)

今年1月の試験を受けてみたが、10年前と同じく

ふざけんな(出来るわけないやん)

という想いで試験会場から帰って来た。

しかし10年前は「もう2度と受けへん」と思ったが、今回は、

もう1度挑戦したる

という想いだった。

年を経て粘り強くなったのか、歳をとって生活に刺激がなくなっているのかは分からないが

(これだけ難しいなら)面白いやん

と思えた。

何年かけても必ず崩してやる…

という闘志を燃やし、2月に送られてきた1次試験の結果を見ると、

(ギリギリ)合格していた

まあラッキーもあったが、得意の英作文の点数がかなり高かったのが大きかった。

3月に2次試験(面接)を控えていたのだが、英会話は得意というか何のストレスもないので、

まあ大丈夫やろ

と思っていた(ということは落ちたんやな)

2019年6月16日日曜日

タクシー降車時にありがとうを言ったら

こちらの記事、非常に興味深かった

ある意味、この国の交通事情、ひいてはこの国の文化を左右するような問題である(大げさやろ)

バス降車時にありがとうを言ったら…!

これはバスの話だが、この辺のところが不特定多数の利用者に対するバスドライバーと、密室で限られた(多くの場合は一人)利用者と接するタクシードライバーとの違いかな。

バスのドライバーは利用者降車時は確かに忙しいかもしれない

しかしタクシーは清算を終えたら、基本的には一人の利用者との最後の…もしかしたら一生に一度の別れの瞬間になる(だから大げさやって)

ありがとうと言ってもらったら…間違いなく嬉しい

ドライバーによってその表現の仕方は違うかもしれないが、利用者にとっては間違いなく感じるものはあるはずである

運転席にいるドライバーにとっては最高の瞬間である

若者よ、是非タクシーの運転席に座ってみてください(なんかいきなり下手に出たな)

2019年5月29日水曜日

自動運転の可能性



本日の日経新聞の記事

自動運転の実現に向けて法整備が進んでいるという内容

自動運転実現に向けては、

①自動運転の技術の進展

ここについては問題ないだろう

②交通上のトラブル(事故など)における法整備

今回は②の部分の話かと思ったが、まだ事故責任まで踏み込んではいないようだ。

そこは非常に大きな問題だが…

ただ自動運転車というものが実現したとして、考えられるところは

少なくとも個人所有ではないだろう

ということで、

それなら、

①自動車製造メーカー(トヨタなど)が輸送を提供するのか

または

②現在の輸送サービスを提供する業者(タクシー業者など)が輸送を提供するのか

という話で、

もし②になれば、

タクシードライバーの仕事がなくなる

と思うのはネガティブ思考であり、

この先ドライバー不足でどちらにしても市場における輸送需要をカバー出来ないと考えると、

単純な(安価な)輸送は自動運転に任せ

付加価値の高い(面白い)輸送のみ人が担う

とポジティブに考えるべきだろう。



2019年4月26日金曜日

ウーバーレーティング

このところ日本では忘れられつつあったウーバーだが、配車アプリで存在感を示しつつある。

そんなウーバーの配車アプリの

レーティングで4つ星以下の客はブロックされる(乗車できない)という記事が面白い

UBER WILL SOON BLOCK PASSENGERS WHOSE RATINGS DROP BELOW FOUR STARS


タクシーが少なくなるこれからの時代、こういうの必要やんね。

ドライバーもどんどんレーティングして、モチベーションを高めてもらいたいし、

高レーティングのドライバーは高収入に繋がるような仕組み

が出来ればドライバーの質は間違いなく高まる。

逆に、

マナーを守れない客はタクシーを利用出来ない仕組み

もドライバーの質を維持するためには必要(ひどい客が多いとドライバーやめたくなる)

記事の中で、乗客が

5つ星のレーティングを維持するためのポイント

が示してあって面白い。

Don’t damage the car


車を汚してはいけない。

車内での嘔吐などもっての他!

クリーニング代を請求され、レーティングを下げられます(今後乗車出来ない)


Be friendly


これは面白いね…

運転手を気遣って進んで会話するとレーティングに好影響(ここまで乗客に求めるのはやりすぎかもな…)


Be punctual


これは大事!

呼んだ時間に必ずそこにいること、運転手を待たせないこと!


Don’t take liberties with the law


法をしっかり守ること、乗車定員を超えるような乗車を強要したりはもちろん×やね


これからはドライバーがこういったことを求めていける時代(売り手市場)

なんやろなと感じるね、この業界

2019年4月3日水曜日

タクシーストーリー④~2種免許養成制度

タクシーに乗りたいとは思うものの、免許はなかった。

どうせなら、自分で取って免許持ってタクシー会社に乗り込もうと思ったものの、費用はかかるし、免許を持っていようと持っていまいと「素人」であることに変わりはない。

※2種免許の取得費用は約20万円(合宿)
https://www.mylicense.co.jp/search/license/whatnormal2.php

大抵のタクシー会社では2種免許取得費用の養成制度がある。

これは要するに自己負担なしで2種免許を取得させてもらえるという制度である。

しかしよく、

ただより高いものはない

というが、何か裏があるように勘ぐってしまう。

面接の際に聞いてみた。

「2種免許の養成制度ありとありますが、どのような内容ですか?」

「はい。2種免許の取得は当社の提携自動車学校の合宿に行ってもらいます。期間は8~10日ほどになります。費用は全額を会社で負担します。また自動車学校に行っている期間も研修費として1日1万円を支給します」

「何か話がうますぎる気がするんですが…費用を負担してもらう上に研修費までもらえるんですか」

「はい。合宿地までの交通費はこちらで持ちますが合宿中の食事などは自己負担になるので、そちらに充ててもらったらと。ただ免許を取得した後こちらで最低2年働いてもらわないとその費用を返して頂かないといけません」

「はぁ…やはり縛りはあるんですね。2年以内でやめたときはいくらくらいの費用負担が生じるんですか」

「よく聞かれます(笑)。まずそんなことはないと思いますが、免許を取得してこちらで教習して、極端な話乗務初日でやめてしまったとすれば免許取得費用と研修費等も貸し付けという契約を交わさせてもらうので約30万円ほどの金額になります」

「それは大金ですね」

「はい。ただこちらで免許を取ってもそれはどちらに行っても通用するわけですから、免許だけ取ってライバル他社に行かれてしまえば当社としては損害になるわけですから。そんなことはないと思いますが。ただ乗務を始めて1年で退社されたなら、その半額ほどの負担になります。期間とともに段階的に返済金額は減っていきます」

「2年経ってやめても負担はないわけですね」

「そういうことになります。まあやめることばかり考えないでくださいよ(笑)。2年間で30万円ほどを給料に上乗せで支給するという考え方です。2年も経てば1人前のドライバーになりますから、『見える給与』が上乗せされるはずです」

「分かりました。少し考えさせてください」

2019年3月6日水曜日

タクシーの年収計算

いい加減古い営収をずっとブログに飾ってるので(ほんまに古いな…)、削除しようと思いつつ
せっかくのデータなので、古いとは言え少し分析しておこう

2012年 222-7,249,300(32,655)
1月 17-535,480(31,499)
2月 19-667,910(35,153)
3月 20-710,230(35,512)
4月 19-664,200(34,958)
5月 16-478,650(29,916)
6月 19-599,100(31,542)
7月 19-604,920(31,837)
8月 17-510,790(30,046)
9月 16-501,080(31,318)
10月 23-700,790(30,975)
11月 18-574,310(31,351)
12月 19-697,610(36,716)

これはある地方都市における日勤営収で、1月20乗務が基本の変則勤務体系における営収となる。

これを一般的な日勤(月25乗務)に計算しなおすと1乗務平均は26,124円

都市型の隔勤(月12または13乗務)に計算しなおすと1乗務平均52,248円となる

この隔勤に直した営収が、よく言われる都市部の「日車営収」というやつで、現在東京地区で約5万円(上とほぼ同じ)、大阪地区なら4万円、全国平均にすればもう少し低くなる感じだろう。

年間の営収が720万円として(※5万円の日車営収で月12乗務を1年間続ければ720万円になる)、歩率が60%とすれば、年収は432万円となる。

東京地区なら年収400万は理論上も難しくないということになるが、

大阪地区の日車営収4万円を基準にすると、年間営収で576万円、年収で346万円という計算になる。

ただ実際のところ「平均営収」というのは、年々増えている年金ドライバー(年金をもらいながら悠々とタクシーに乗っている年配ドライバー)や自由な勤務の中でさぼりまくるドライバーなども含めた数字となる。

真面目にやっている若手ドライバーの平均はもう少し高くなるだろう。