まずこの投稿を見てほしい
https://x.com/brackcab/status/2067853535065383193
投稿の内容は、
「1300円です」 若い女性客が、釣り銭受けにまず1000円札を置いて、財布の中を見る 「あー、すみません、大きいのでも良いですか?」 と一万円札を出す。 「…小銭なかったですか?」 「200円しかないんですよ」 「あー、そんなら1200円で良いですよ」 これって、意図的にやったら安く乗る裏技やね…
神戸でタクシー現場に戻ってきました! 運転席からの景色を最高に楽しんでいます。 いつかタクシードライバーが世間に認められる、社会的地位の高い職業になり、若者の憧れの職業になる日を夢見ています。
まずこの投稿を見てほしい
https://x.com/brackcab/status/2067853535065383193
投稿の内容は、
「1300円です」 若い女性客が、釣り銭受けにまず1000円札を置いて、財布の中を見る 「あー、すみません、大きいのでも良いですか?」 と一万円札を出す。 「…小銭なかったですか?」 「200円しかないんですよ」 「あー、そんなら1200円で良いですよ」 これって、意図的にやったら安く乗る裏技やね…
雨が降っていた
タクシーの乗務も一か月近く、
隔勤のリズムにもやっと慣れてきた頃やった
土曜日の雨で、
朝からよく動いた
三宮の駅も並んで5分もすれば乗車になるくらい
10時台には数人の客の並びも出来て、
こうなると、
客を降ろして、
早く駅に戻って次の客を乗せたいという
急ぎというか、焦りのような
しかし、タクシーというのは、客を降ろして前に行けたら良いが、
時に前に行けない状況もある
10時半頃、三宮の駅から御影山手までの仕事、
3千円を超えるのは良いが、
早く戻りたいと思うと、
慣れてないので、どう(三宮方面に)戻って良いかわからない
実際は石屋川の方に出たら早いのだが、
阪急の駅の方へ降りてしまった
慣れないうちはよくあるミスではあるが、
雨なので、駅には数人の並びがあった
この周辺の土地勘はないが、
客がいるなら乗せよう
と駅に入る
「蘇州園までお願いします」
「ソシュウエン…ですか?」
「あ、言います。そこ右に出てください」
「わかりました」
蘇州園は、駅を出て数百メートル、
雨でなければ普通に歩いて10分もかからないだろう
しかし入口前の道は狭く、
車寄せもない
門の前の少しのくぼみに車を頭から突っ込む
「600円です」
「はい、ペイペイで払います」
ペイペイかよ…現金で払ってくれよ
5,6人並んでたから、急いで戻ったらまだ客おるんちゃうか
決済画面をジリジリしながら眺めて、
レシートを渡す
客が降りると、
即座にバックギアに入れて、
アクセルを踏む
ボスッ…
鈍い音と、少しの衝撃があった
精神的に大きな衝撃を受けるのは、もう少し後やった
6月15日(月) 70,090 45回
6月17日(水) 68,000 41回
6月19日(金) 67,090 49回
7万に届くか、届かないかというラインで一週間を終えて、
なんか消化不良というか、
うまくいかんかったイメージやけど、
思ったら、値上げ前は6万が目標やったから
7万を基準にしてる時点でレベル上がってるよな
これからもっと暑くなったら軽く7万届きそう
タクシーに乗っていると、接待の場に出くわすことも多い
先日新在家近くの、ある料理屋に配車があり、
2台口
俺の方には接待側の若手の社員(後の会話で25歳とのこと)と
接待されている側の年配の社員2名が乗った
若手が助手席に座り、
接待される側が後部座席に座った
正しい配置である(何者やねん)
「どちらに行かれますか」
すると後部座席の客が、
「最終は元町に行ってほしいんですけど…××さん、逆方向ですよね」
助手席の若手に振る
「いえ…そうですけど、良いですよ、元町まで行きます」
そこで俺も少し割って入る
「いや、新在家か、六甲道あたり寄って行きますよ」
「いいです。運転手さん、元町行ってください」
「わかりました」
その後、若手は身体を半身にして、後部の客と話をしている
よくよく聞いていると、
若手が接待側とはいえ、
若手の会社は神戸にある大企業で、
後部座席の乗客は福井の中小企業
営業上の力関係はどちらかと言えば、
どちらかと言わなくても(なんやねん)、
若手の方が強いようである
そういうことが見えるから、ドライバーは面白い
「××さん(若手の会社)から要望がございましたら、(うちは)なんでもしますから」
みたいな感じである
若手相手なのを良いことに後部の客はいろいろと詮索したりする
「××さん(接待側の女性社員らしい)は優秀ですよね」
「はい、入社以来わたしもいろいろと教えて頂いて、お世話になってます」
「おいくつくらいなんですか?(これ聞くかー)」
「××さんは、もううちで長いですよ。中途で入って10年くらいと聞いてますが…(言ってまうかー)」
これで少なくとも30代半ば以上と分かってしまった
「そうなんですね…キャリア積まれてる感ありますもんね(それ褒めてんのか)、中途なんですね」
「そうなんですよ。うち中途採用がメインで、実は今の部署で新卒は僕だけなんですよ」
へー、あの規模の会社でも中途メインなんや…時代やなぁ
「そうなんですか。確かに大事にされてるのがわかります(そら、若手に気使わんかったら、すぐパワハラ言われて、辞めてまうやん)
幹部候補生なんでしょうね」
「はい」
否定しろー!
日本文化はそこで、「そんなことありません」言うねん!
これも時代なんやろなぁ
そんなこんなで後部の客を元町のホテルで降ろして、
「それじゃぁ元町の駅まで」
「どちらに帰られるんですか?」
「(阪神)武庫川の駅の近くなんですけど」
「そんなら、そんなに変わらないし、三宮に行きましょか」
「良いですか。それでお願いします」
さわやかな笑顔で、
好印象である(お前に好印象与えても仕方ないけどな)
「それにしても、お客さんに付いて反対方面まで来て、えらいな」
「そうですか」
「俺一応中小企業診断士の資格も持ってるんやけど、営業の鏡やね。あーいうのは、必ずお客さんにも響くよ」
「ありがとうございます」
「仕事楽しいやろ(ため口か)」
「はい」
「わかるわ、楽しんでやってたら、必ず相手にも伝わるし、そういう担当から物を買いたいとか、商品を納めたいとか思う」
「ありがとうございます!」
若者は満面の笑みで答えた
「がんばってな」
「ありがとうございます!」
三宮に誘導したのは、俺がこの後東方面に戻りたかったからであるが、
彼は若い時に会ったこのイケメンドライバーを一生忘れないだろう
6月9日(火) 64,000 23回
この日は日中観光貸切で六甲山まわり、
25000円口がありながらも、
夜は仕事なく…撃沈
6月12日(金) 63,270 38回
この日の乗務前の朝からワールドカップが始まって(メキシコ対南アフリカ)
少し見てしまったが…
その後は地獄やったな
昼間から眠くて眠くて、午前中から仮眠
午後にも仮眠
夜にも仮眠
それだけ寝ても、さらに深夜1時過ぎに道端に停めて寝落ちてしまい
気づいたら1時間後…
さすがにこれでは売上できないわ(15日も日本戦見るんやろ)
昼間の休憩でウトウトしながらも、
配車がかかって寝れず
アプリの画面が光って配車が入ると、
なんか胸が躍るというか、
テンション上がって、眠気も忘れてしまう
そんなこんなで夕方になると、
アプリは鳴るわ、
乗り場に客は並ぶわで、
大忙し
この日はちょうど金曜やったので、
夕方には街へ飲みに出るビジネスマンや、
買物をして帰る奥様、
食事に出かける夫婦や、子連れの家族
そんな利用の波がやっと収まるのが20時頃やろか
少し息をついて、
腹も減ったので、
吉野家に入って牛丼をかっこむ
別に急いで食べることもないのだが、
こうしている間にも何か仕事があるかもしれないと思うと、
ゆっくり落ち着いて座っていることも出来ず、
食べ終わったら逃げるように店を出て、
また運転席に座る
ほどなくアプリが鳴って、また動き出す
そんなこんなで、日付けをまたごうとしていた
売上はあと一歩で5万に届きそうなところ、
日勤で2万3万で終わっていたことを思うと、売上もまあまあである
しかしそのとき、
突如睡魔が襲ってきた
眠い…と感じ始めたら、もういきなり頭と身体の動きが鈍くなる
ちょうど三宮の駅の乗り場に並んでいたが、
ウトウトしていたら、
「パァー!!」
と後からクラクションを鳴らされ、
前を見ると、一台動いている
急いで動かすが、また眠気が襲ってくる、
ウトウトして、また車を動かすのが遅れたら、
今度は怒鳴り込んでくるやろう
別におっさんに怒られるのが怖いわけでもないが、
それは普通に自分が悪いので避けたかった
眠気を我慢して鼻番(乗り場の先頭)まで来る
乗り込んできた40代くらいの男性、
「運転手さん、芦屋の方まで行ってくれる?」
芦屋かぁ…嬉しいけど、
駅を出て、山幹を走る
ところどころ、記憶が飛ぶ、
灘の水道筋を走ってたと思うと、
気づくと石屋川の上にいる
えっ?
これ、やばいんちゃう
それでもひたすら山幹を走って、
またふと数百メートル記憶が飛んだり…
こうなると、もう地獄である
なんとか眠気を抑えて、安全に走ろうと思っても、
身体が言うことを聞かない
「あ、運転手さん、その西芦屋の信号左ね」
「あ、はい…」
アクセルが緩み、客の声でまた目が覚めて、アクセルを踏む
目が覚めたと思っても、また強烈な睡魔に襲われる
目的地に着いて、客を降ろす
しっかり料金をもらったかどうかも定かではない
角を一つ曲がって、路肩に寄せる
どこか大きな家の壁沿いで…
気づいたら、
えっ?ここどこ?
時計を見ると2時前
まわりの景色を見ても、どこかも分からない
何が起きたのか、考えるのにしばし時間がかかった
俺、まだ仕事中や、寝てたんや…
こんなんやばいわ
いつ事故するか、わからへん
新人として、一番怖いのは道がわからないことではなく、
自分の身体の管理が十分に出来ないことだと、
漠然とわかってきた
6月7日(日) 76,550 42回
朝から雨でよく動いた
日曜は車が少ないから、はまると平日よりよほど稼げる
今日はそんな日やった