2026年5月3日日曜日

決まった時間(5分)しか待てませんよ

 もう2時前やったかな

そのまま帰庫しようと、山幹を走ってたらアプリが鳴った

配車先は八雲通り、大安亭市場のあたり

現着するも、人の気配なし

アプリの電話機能で電話する

「お客さん、どちらにおられますか?」

「ごめんなさい、ちょっと待ってもらえます?」

女性の声やった

「いや、決まった時間(5分)しか待てませんよ」

すると、ほどなく商店街のひとつの店から、やんちゃそうな男性が出てきた

「ちょっと待ってくれへんか」

「いや、決まった時間しか待てませんよ」

もう状況的に逃げる気満々である

「すぐ来るから待っといて言うてんねん」

段々口調が強くなる

相手がイラつくほど、こっちは

もうこんな仕事いらん

と思う

逃げようと思うと、

他の年配男性が店から出てきて、

乗車してきた

「もうメーターまわして良いから」

少し迷う

メーター入れたら、もう逃げられない

しかし乗車されたら逃げようもない

メーターを入れる

そこから、5分ほどかな、

最初に電話に出た女性と、

切れ気味の若い衆、

もう一人の年配男性

と4人乗車した

「王子公園の方まで行って、レインボービル」

「わかりました」

「お兄ちゃん(運転手)、何おこってんねん」

「いえ、怒ってないですよ」

「さっき待てへん言うたやろ」

「ちょっと待って言われて、20分30分待たされることもありますから、待て言われて『はい』言うのは、新人ドライバーくらいですよ」

「金は払うやん」

当たり前やろ

「余分に払うで」

そういう問題でもない

目的地に着いて、

「2100円です」

3000円出して、

「もうええよ」

まあ、そう来るやろとは思いながら、

「ありがとうございます!」

客は勝ったと思ってるんやろな

飲みなおしの良いアテになったやろ

だからと言って、

「こんなもん(おつり)いらんわ!」

と900円を投げ返すほど若くもないし、アホでもない


5月2日(土) 68,550 39回

連休初日でよう動くやろと思ったが、

苦しい展開やったな

デーゲームの阪神戦終わり甲子園行ったが、大して仕事なし




2026年5月1日金曜日

タクシーストーリー 第35話 初めての乗務締め

 8時に出庫して、

乗務初日ということで、17時過ぎには入庫する予定やったが、

思わぬ大物が当たり(新人のうちはよくあんねん)

車庫に帰ったのは19時過ぎ、

そこからまず日報締め

今どき東京あたりでは電子日報なるものがあるらしいが、

神戸の中小業者では、まだ手書き日報である

手書き日報では、いくつか書き漏れがあり、

入庫してから、思い出しながら、抜けてる乗車を埋めていく、

メーターを締めると、

一日の乗務のジャーナル(レシートの長いやつみたいなの)が出てくるので、

そこから指数計算をする

1日の乗務距離、

実車距離

乗務回数

事後(初乗り後のメーターが上がった回数)

を入庫時の数値から、出庫時の数値を引いて差額を出す

このへんも自分で計算機で計算する

※ちなみに筆者がタクシーに乗り始めた頃は、ここで計算した乗車回数×初乗り料金(当時2キロ660円やったかな)、+事後×80円でその日の売上を計算したが、今はさすがに売り上げはジャーナルに表示されている

ここで出た売上は税込金額なので、

給料の基礎になるのは税抜き金額やから、

売上÷1.1をして、その日の売上をメモする

今度は未収金額の計算である

障害者割引や障害者チケット、

愛のチケットやローカルチケット(神戸なら兵協チケット)、

クレジット会社発行のチケット(JCBなど)、

アプリ決済や、クレジット、交通系、QR支払い、などのキャッシュレス決済(このへんは手数料を引かれる…)

それらの未集金額を合算して、

税込売上から引いて、納金額を出す

この日は高速を使ってないが、ETCなどがあれば、その金額をまた加算したりする

納金額を納金袋に入れたら、

余った現金を計算する

これが出庫前の両替金額と会わないといけないが(普通はチップがあるからプラスになるけどな)

700円足りなかった

何度も数えなおすが、

やはり足りない…

初日の売上は税込35,670円

税抜きで、32,430円

半分もらえるとして、

16,200円くらいか

日報を事務所に提出して、

入庫のアルコールチェックをして、

納金箱に納金袋を入れて、

時計を見たら21時を過ぎていた

朝7時に出勤してきて、

14時間で、時給1000円ちょっとか

最低賃金より、ややましかな

どっと疲れが出た


4月30日(木) 58,270 45回

いやぁ、45回も乗せて、

ロングもミドルもなし

どっと疲れ出たわ




2026年4月27日月曜日

雨の日曜日

 日曜出勤

タクシーも長いこと(20年以上)やってるが、

昔は日曜出勤は、

読書の時間やった

仕事がないのは分かってて、

でも、こんな良い季節は、

車内でゆっくり本が読める

これって結構良い時間で、

1日で小説1冊読めたり、

資格の勉強したり、

たまに無線で仕事が入ったり、

駅から客が乗ってきたり、

少し走ったら、コンビニでお菓子買ったりして、

またどこかに待機しながら、本を読む

1日で2万円出来たら良い方やけど、

それでも、そのゆっくりした時間にも価値があった

20年経って、

今日も日曜出勤やと、

昔の感覚で本を一冊持って出勤した、

助手席の間にその本を忍ばせて、

早め(8時前)に出庫

しかし暇なはずの朝からちょこちょこと仕事が入り、

まあ、そのうち暇になるやろ

と思いつつ、

10時頃からは仕事のペースも上がってきて、

ミドル(5千円以上)の仕事も入り、

夕方から雨が降って、

とんでもなく忙しくなり、

夜は疲れて、空いてる時間も暗がりで活字を読む気力もない

結局持って行った本は1ページも読めず

それにしても、

20年でこんなに仕事変わるかね


4月26日(日) 80,000 49回

地域も勤務も違うとは言え、

売上は20年前の約4倍になりました

ここから10年でさらに上がっていくやろな

この仕事




2026年4月22日水曜日

タクシーストーリー 第34話 乗務初日

 初日の乗務は最初の乗車(加納町から新神戸)以外、あまり覚えていない

一日わけもわからずに神戸の街をウロウロして、

ときどき乗車もあり、

公園の路肩に停めて横になったり、

気づけば2万円を少し超えていた

隔勤乗務の予定だが、初日やし日勤の時間で終えて良いと言われていた

17時を過ぎたくらいで、

そろそろ帰るか

と山幹を走っていたら、

六甲のあたりの道路脇で、手を挙げられた

おー、これで三宮行けたらラッキー

と思い車を路肩に寄せ、ドアを開けた

「阪神尼崎」

は?

三宮方面向いてるんですけど

「阪神…尼崎…ですか」

またもテッパンの行き先なのに、

一生懸命ナビで検索する

「2号線で行ったら良いですか?」

「うん、任せるよ」

新人にとって、この「任せる」はまたプレッシャーである

指示してくれた方が助かる

会話もなく、尼崎までの2号線を東に向かって走った

4,50分かかったやろか

2号線から十間の信号を南に降りたあたりで、

「あ、このへんで良いわ」

支払いは愛のチケットやった

9,300円

チケットには大手薬品会社の名前が印刷されていた

お医者さんやったんかな(高速で行けば良かったのに)

2号線をまっすぐ走っただけやけど、

なんか大きな仕事をした気分になって、

1時間弱、無言の乗車やったけど、

なんか楽しかった


4月21日(火) 63,640 52回

回数はがんばったけど、

単価悪かったな

1時過ぎは仕事なし






2026年4月20日月曜日

タクシーが嫌いなんです?

 https://x.com/taxi_nagashi/status/2045863563773055082?s=20

こちらのXの投稿だが、

考えさせられる内容である

タクシーが嫌いなんです。10年選手の方で毎日12万やられてる方からの言葉で耳を疑った。やはり長くタクシードライバーをやられていると天井が見える商売だからこそモチベーション維持が大変とのこと。極めた先に待っているのは"マンネリ"だろうか。たしかに歴長い方で売上を追ってる方は少ないと思う。

確かにタクシーというのは、

地域によって違いこそあれ、

数字(売上)という面では、

ある程度天井は見える仕事である

それは、どんな仕事でもそうやろ

というのはあるが、

億稼げるか?

と問われたら、

今どき稼げる職業もあれば、

タクシーは実際難しい

それは1対1(グループ)の仕事の中で、

決して数百万のものを売るわけではなく、

数百円、数千円から、大きくても2,3万の単価である

掛け算で、ある程度の収入の幅は見えてくる

でも逆に、数百円のサービスを密室で、1対1で売る仕事ってのも、

そんなにないんよな

そこから見えてくるもの、

うまく言えへんけど(柄にもなく日本酒飲んでるからやろ)、

ちょっと話飛ぶけど、

タクシー(という仕事)の強みって何?

と言えば、

繋がれることなんちゃうかな

同じ仕事してる人間が、

地域も、年代も、組織(会社)も超えて、

繋がることが出来る

その可能性が、

タクシーの未来なんちゃうやろか

1日売上12万か知らんけど、

嫌い(嫌)ならやめたら良いやん

もっと面白いやつらがこれから入ってきて、

この世界(業界)は変わるよ

変えてみせる


4月20日(日) 67,270 40回






2026年4月18日土曜日

タクシーストーリー33話

 頭が真っ白になる

ドライバーなら、誰もが経験したことがあるだろう

特に新人の頃、

初めての乗務、

初めての乗車、

誰もが、分かってるはずのテッパンの行き先の行き方が分からなくなる経験があるはずである

普段プライベートで運転していて、

あまり感じることのない感覚だが、

全く知らない人を乗せて、

運転するという怖さ、

これは、一度タクシーに乗らないと分からないだろう

路肩に停めたまま、

既にお客さんは乗っているのに、

ハザードをつけたまま、

しばしフリーズしていた

10秒か、20秒の間やと思うが、

とてつもなく長い間、停まっていたように感じた

「…運転手さん、大丈夫?」

客に心配されて、声をかけられる

「はい…あの…大丈夫です」

大丈夫でないのに、大丈夫と言ってしまう

新人の犯す、大きなミスのひとつである

慣れてくると、分からないときは、

分からないので、教えてもらえますか

と普通に言えるのだが、

しかし、新神戸駅を分からないと言うのもなかなか難しい

しかもまっすぐ行った道の先である

さすがに、なんとなく自分を取り戻して、

車を走らせる

新神戸の2階のロータリーは混んでいて、停めるところがない

「きゅ…900円です」

仕方なく、走行車線で停めて会計をする

パッ!パァー!!

ほどなく、後からクラクションを鳴らされる

震える手で100円の釣銭を渡し、

車を降りてトランクの荷物を降ろす

「ありがとうございました!」

後方を見ると、もう7,8台の車が詰まっている

クラクションの合唱はさらに大きくなる

急いで運転席に戻り、車を走らせた

俺、無理や…

無理やこんなの


4月17日(金) 67,370 39回



2026年4月16日木曜日

8万超え

 今日はいつものように8時半頃出庫して、

10時頃からポツポツと雨が降り始め、

午後からは本降り、

それなりによく動いた

アプリ鳴りまくったな

今月ここまで5乗務で30回弱やったのに、

今日だけで30回くらい(29回)鳴った

21時頃には6万弱まで来て、

マックでゆっくり休憩

雨も止んで、

ここからがなかなか動かんのやけど

今日は2枚あったサンチケ(GOアプリのサンキューチケット)を使ったりして、

3千くらいの仕事をコツコツ積んで、

1時半くらに、「もう一回、もう一回」と粘ってたら、

5千円口来た

締め日に久々の8万超え

気持ちよく寝れそう


4月15日(水) 80,180 47回