2026年3月10日火曜日

不動産まわり

11時頃やったかな

某駅から3名様の乗車

20代に見える男性が助手席に乗り、

60代くらいの女性と、30代くらいのイケメン男性が後部座席に乗った

みんな日本人と思っていたが、

後部座席の2人は英語で話している

 行き先は駅から歩いていけるくらいのマンション

「すみません、ここで待っててもらえますか。また次の物件に行くので」

不動産の内覧まわりか

助手席の男性は不動産屋の方みたい

この時期よくある仕事

悪くない

降りたときは600円のメーターが、

つけっぱなしで2000円を超え、3000円を超えたくらいで戻ってきた

「次は花隈の方にお願いします。住所は××ー✖✖」

さすが、メーターなど気にしてない

「わかりました」

場所をナビで確認する

ちょっと気になったので聞いてみた

「先ほどのマンションて人住んでるんですか?」

「いえ、まだ住んでません」

「そうですよね、出来たばかりですよね。高いんやないですか」

「まあ、それなりに」

後部座席の2人はある会社の人事の女性と、韓国系アメリカ人のエンジニアらしい。

英語の会話を聞いていると、

先ほどの物件は家賃20数万

まあまあ安いね

みたいな…

その他経費で30万超えるやん

ひとり暮らしやろ

花隈の物件は、三宮まで(徒歩で)どのくらいやろ

みたいな話をしてたので、

「would be about 20 minutes by walk(歩いて20分くらいちゃう)」

と英語で教えてあげたら、とても喜んでくれたので、

「You look like a Korean actor!(お客さん、韓国人の俳優みたいやん)」

と持ち上げた

タクシーに乗ってると、金持ちの心の掴み方はうまくなる

その後は、新港あたりのタワマンとかもまわって、

気になったので、

「(家賃)いくらくらいなんですか?」

と助手席の若いセールスさんに聞くと、

「部屋によりますが30万台ですかね…、お求めですか?(笑)」

「思ったより安いですね。考えよかな(笑)」

収入なくなってまうやろ

3件まわって、

メーター料金11,250円

ごっつぁんでした


3月9日(月) 52,410 32回

今月は苦しいながらもなんとか6万台で粘ってたけど、

崩れたなぁ

崩れた次の乗務が大事

がんばろ




2026年3月5日木曜日

タクシーストーリー㉗ 適性検査

 会社での研修を終えて、

8日目は適性検査を受けることになっていた

適性検査は午後からなので、

午前中はタクシーに乗って、

自習的に周辺を走って良いということやった

各駅の待機場や、そこへ行く抜け道などを見て復習したり、

ホテル等の入り口の確認などをした

特に新神戸のANAクラウンプラザホテルは入り方が難しく、

実際車寄せまで入ったりしてみた

昼前に会社に戻って、

「そう言えば、タクシーGOアプリの使い方を聞いてなかったんですが」

課長に質問した

「あー、あれね。配車入ったらベルが鳴るから、そうしたら了解ボタン押すだけ、あとは全部自動音声で説明入るから」

「…はい(それを見たかったんやけど)」

昼食後にまたタクシーに乗って、灘駅近くのタクシー組合の施設へ行った

そこで適性検査なるものを受けにいった

「検査」と言っても、

運転シミュレーションのようなもので、

逆走だらけの道で、対向車を避けたり、

トンネルに入った車が出てくるタイミングでボタンを押したりという、

ほとんどゲームセンターやった

あとは、画面に出てくるいろんな質問、

もう忘れてしまったな

結構たくさんの質問に答えた気がする

動体視力などの視力検査もあった

終わると、成績表が渡される

いわゆる運転適性スコアみたいなもので、

反射神経や、動作の正確性など、

いくつかの分野に分かれて100点満点のスコアが付けられる

ほぼ90点台後半の高い点数やったが、

「協調性」というところが、75点やった

タクシードライバーはみんなこの点数が低いらしい

要するに協調性がないから、社会に適応出来ず

この業界に流れてきたということなんやろか

いや違う

俺たちはみな

一匹狼なんや

収入とか、友達とか、飲み会とか、

そんなものより、

自由に生きたい

そういうことなんやないかな(個人タクシーみんなつるんでるけどな)


3月4日(水) 72,490 32回

今日は昼過ぎに毎日放送、

夕方にリッツカールトン

と2回も大阪行ったのに、

夜撃沈…

こういうの、めっちゃ悔しいわ

良いときに稼がなあかんのが、この仕事

痛いわ




2026年3月3日火曜日

追い越しはあり?

タクシーというのは面白い職種で、

市場に出ている各ドライバーが所属会社に関係なく、基本自由に利用者を奪い合うゲームである

ゲームにはもちろんルールがあるものだが、

都市を舞台にしたこのゲームに関して、

公共で定められたルールなどというものはほとんどない

各待機場所には、もちろんその場その場のルールはあるが、

それは現場のドライバーが勝手に定めたもので、

例えば、ある待機場所では

待機場所に入ったら無線やアプリ配車でのアウトはなし

なんてこともある

しかしこれは単にそこで決めているルールであり、

このルールを破ったとて、なんのペナルティもない(クラクション鳴らされまくるやろ)

※待機場所の構造上、列に並んだら抜けられないということはある

そんなルールが未だ存在するから、

駅のタクシー乗り場に山ほどタクシーが並んでるのに、

100Mほど先のイベント会場で、

アプリで呼んでもタクシーが来ない

なんてことも普通に起こる

さあ、幹線道路ではどうやろう

駅では秩序を持って、しっかり順番で並ぶ

しかし深夜の国道ではガン飛ばしで、

同じタクシーを平気で追い越していく輩(ドライバー)がいる

これは俺は結構許せない

動いているときも順番は守れ!

昨日も国道で追い越し車線から追い抜いていこうとした奴がいた

信号で止まった際に並んで、

「後ろまわれよ!」

窓を開けて、ジェスチャーで示すが、

窓も開けないし、目も合わそうとしない

おっさんなら放っておくが、

見た目20代くらいの若いドライバーやった

これから業界の秩序を作っていかないといけない若者があれではいけない

俺は約50キロの法定速度で走っていた

確かに遅い(深夜にそんな奴おらんわな)

しかしそれを70キロで抜いていき、

もし俺がそれに抜かれまいと80キロを出す

さらにそれを抜こうと100キロを出す

大阪の171なんかもそうだが、

そんなことが深夜の国道では普通になっている

全国のタクドラのみなさん、

タクシーはルールのない自由なゲームです

しかし、大きなルール(法律)は守りましょう

そういうのも、業界のイメージを変える第一歩やと思うわ


3月2日(月) 60,360  44回

先月は副業やプライベートが忙しくて、10乗務しか出来んかった

今月はがんばろー



2026年2月26日木曜日

タクシーストーリー㉖ 路上研修3

 全10日間の研修も7日目となり、

「こちらで行う研修は今日が最後になります。明日は適性検査、最後の2日は三宮の兵庫県タクシーセンターに行ってもらいます」

課長から説明があった。

「適性検査も三宮ですか?」

「貿易センタービルにナスバ(自動車事故対策機構)が入ってるので、そこで行います」

「わかりました」

すると、課長は一度営業所に入り、紙コップに水を入れて持ってきた

コーヒーやないのか…?

課長は研修用の社用車の助手席に乗り込み、エアコンの吹き出し口にドリンクホルダーを差し込み、紙コップを置いた

「さあ、今日は路上の最終点検です。行きましょうか」

「そのコップ、危なくないですか…水がこぼれそうで」

コップには水がほぼすり切れいっぱいに入れられていた

「ハハハ、わざとですよ。この水をこぼさないように運転してください。またこれは運転のテストのためですから、通常ここにドリンクホルダーを付けるのは、お客さんの目にもついて見苦しいですから禁止ですよ」

「わざと…ですか」

恐る恐る発進すると、古いタクシー用クラウン(コンフォート)である

ブン!

と強く揺れて、水がこぼれそうになる

「これでは運転できませんよ」

「それをするんです。高齢のお客様はちょっとした揺れでも身体に堪えます。小さな子どもさんは座席から落ちてケガをするかもしれません。自家用車をひとりで運転しているのとは、まったく違う運転をする必要があります」

こんなん落ち着いて運転できへんやん

というか、落ち着いて運転してたらあかんのかな

右左折は、ほぼ止まるような感じで、しかし本当に止まってしまったらまた発進時に揺れてしまう

止まるか止まらないかの繰り返し

それでもなかなかうまくいかなかった

「今どこ走ってるか分かってますか?」

課長に質問されたが、

「いえ、あの運転が…水が気になって…長田神社の近くですか」

ナビを見て答える

「運転に集中することも大事ですが、お客さんを乗せてたら、常に地理的な認識は持たないといけません。ナビだけを見て運転するのはプロではありません」

思ったより厳しいな

と、その瞬間、路肩に停められていたテスラの横から道路側に突然男性が飛び出してきた

「あっ!!」

強くブレーキを踏む

コップの水はオートマのギアの部分と、課長のズボンに大きな水滴をつけた


2月25日(水) 61,090 43回




2026年2月23日月曜日

オリンピック閉幕

 あまりタクシーと直接関係ないかもしれないが(なら書くな)

ミラノ・コルティナオリンピックが今日で閉幕となり、

今閉会式をしている

タクシーに乗ってると、深夜に帰ってくるので、

家族がいても、夜ひとりの時間があり、

ビールを飲みながら、

ヨーロッパのスポーツ、オリンピックとか、サッカーとか、

リアルタイムで観れたりする

また仕事がんばって、

金ためて、

ヨーロッパ行きたいなぁ


2月22日(日) 65,180 48回

三連休の中日で、少し期待と気合の乗務やったが、

イマイチ…



2026年2月21日土曜日

タクシーストーリー㉕ 事故を起こしたら?

 5日目の研修では、午後の座学研修で、

「今日は簡単に事故を起こしたときの説明をします」

そんなん簡単にされても困るが、

「山元さんは事故を起こしたことはありますか?」

「若い頃に車庫入れで、柱に当てたことはあります」

「そのとき、どうしましたか」

「自分で修理屋に持って行って直しました」

「保険を通さなかったわけですね」

「車両保険入ってませんでしたし」

「タクシーでも同じです。自損事故はこちらに整備士がおりますし、余程のことがなければ保険は通さず、自社で直します」

「保険には入ってるんですよね」

「もちろんです!タクシー会社の任意保険加入は義務ですから。しかし、保険に入っていたとて、小さな事故でいちいち保険通してたら会社が持ちません」

とて…

「事故は多いんですか」

「一般の運転とは違いますから。走る距離も、道も、Uターンの多さも通常運転とは格段に違います。その分事故が起きる可能性は高くなります」

「事故を起こしてしまったら、どうなるんですか」

「はい、その説明です。まず『相手のある事故』と、『相手のない事故』に分かれます。相手のない事故については、自社で直しますが、その概算の修理代の20%を負担してもらいます」

「修理代10万円なら2万円ということですか」

「その通り!その後の給料から引かれることになります。分割にも出来ますが、3回目の事故からは30~50%へ徐々に負担割合が増えます」

「そうなんですか…(自己負担あるんや)」

「しかし重要なのは、『相手のある事故』、こちらはまず相手が負傷していたら、その介助、救急車の手配、代車の手配、そして必ず警察に届けてください」

「保険を使うわけですか」

「保険を通す通さないに関係なく、後にトラブルになった際のためにも警察の届けが必要です。会社への連絡は最後です」

ということは、保険を通さないこともあるわけや

「わかりました」

「とにかく事故を起こすと慌てます。落ち着いて、この事故対策マニュアル(研修資料に入っていた)を確認しながら、ひとつひとつ対応してください」


2月20日(金) 67,270 47回




2026年2月19日木曜日

万収ダブル

 タクシーでは、いわゆる「万収」と言われる、

1万円を超える仕事がひとつのステイタスでもある

また別に、9千円を超える仕事を「ロング」と呼んだりする

これは9千円を超えると、いわゆる「遠割(9千円以上が1割引)」なるものが入るのが根拠である

最近の東ドラ(東京のドライバー)は、2万を超えるメーターをXにバンバン出してたりするが…

それでも万収は未だブランドである

今日の乗務は日中かなり動きが悪く、

こんな日は夜にでかいのが当たったりするんやなぁ

なんて軽く考えてたら、

21時頃に三木吉川13000円の万収

そして、さらに深夜1時台

六甲アイランドの高級マンション

これはでかいな

と思っていたら、

「運転手さん、とりあえず湾岸乗って、法円坂で降りてくれる?」

「わかりました(期待通りや)」

六甲アイランドの高速入口なんてすぐそこなのだが、

そこに向かう間にお客さんの電話が鳴る

これドキッとするパターンである

「うん、今から行くから。えっ?来なくて良い?」

これ、タクシーあるあるのやつ

乗ったらすぐ事情が変わって行き先変わる(または戻る)やつ

なんか恐らく奥さんが突然病院に入って向かってるようだが、

娘さんが何かの理由で「来なくて良い」と言ってるみたい

こうなったらドライバーの立場で「行きましょうよ」とは言えない

いろいろ押し問答の末に、

「もうとにかくタク乗ったから!とりあえず行くわ」

お客さん男前!

高速の入り口に入って、東神戸大橋からの夜景を見ながら安堵の息をつく

大阪日赤病院、17000円、ありがとうございました!


2月18日(水) 69,870 27回

回数すくな