タクシー乗務を始めて、
1か月もすると、主な病院や施設、マンションなどの名前も覚え始め、
覚えた道と、それらのポイントがつながってくる
日々変わる人との出会い、会話
晴れた日の青い空
タクシーって、楽しい
と思い始める頃である
しかし、2か月くらい経つと、今度は覚えた道とは別のルートが見つかったり、
小さな診療所や歯医者、ホテルやマンションへの入り口へのアクセス
幹線道路での車線変更の難しさ
いろいろと仕事の深さが見え始め、途方に暮れたりする
その日も、昼休憩前に車庫(会社)に戻り、手洗いを済ませ
車庫では落ち着かないので、近くの公園へ行こうと車に乗った
すると、
「どうや?新人 うまくやってるか?」
先輩乗務員が声をかけてきた
噂に聞くと、元大手企業の営業マンで、売上はトップクラスらしい
年齢は50過ぎ、自分よりちょっと上のようである
「はい、なんとかやってます」
「なんや、不安そうな顔して。「なんとかやってます」いう感じでもないな(笑)」
「ちょっと壁に当たってるかもしれません」
「(乗り始めて)何か月くらいや?」
「2か月です」
「2か月で壁を感じるんなら、優秀やろ。そのくらいはまだ楽しくてブンブン走るころやろ。壁って、どういうことなん?」
「どういうって…表現するのは難しいですけど、なんか決まったルートを走ってるだけで良いのかとか、マニュアル通りの接客ではあかんのちゃうかとか」
「はぁ…いろいろ考えてんねんな。金さえもらえたら良いみたいなんちゃうから、やっぱり優秀なんちゃう。事故は?」
「一度やってます」
「そうか、2か月で一度なら優秀やろ(笑)あんた、名前なんっていったかな、前に挨拶してくれたけど、たくさんおるから名前覚えられへんくて…申し訳ない」
「山元といいます」
「山元さんか」
9月28日(月) 79,450 57回
この日は、一日中雨でよく動いた
夜になっても走りっぱなし、
ロングなし、ミドルは最後にこども救急病院の5800円があっただけでこの数字は上出来
9月30日(水) 74,840 52回
今日の乗務はとにかく昼間から細かくて、忙しいわりに数字が上がらず苦しい乗務やったが、
最後に加古川
がんばってたら、最後には報われる
タクシー乗ってたら人生学ぶわ








