昼間の休憩でウトウトしながらも、
配車がかかって寝れず
アプリの画面が光って配車が入ると、
なんか胸が躍るというか、
テンション上がって、眠気も忘れてしまう
そんなこんなで夕方になると、
アプリは鳴るわ、
乗り場に客は並ぶわで、
大忙し
この日はちょうど金曜やったので、
夕方には街へ飲みに出るビジネスマンや、
買物をして帰る奥様、
食事に出かける夫婦や、子連れの家族
そんな利用の波がやっと収まるのが8時頃やろか
少し息をついて、
腹も減ったので、
吉野家に入って牛丼をかっこむ
別に急いで食べるこ
ともないのだが、
こうしている間にも何か仕事があるかもしれないと思うと、
ゆっくり落ち着いて座っていることも出来ず、
食べ終わったら逃げるように店を出て、
また運転席に座る
ほどなくアプリが鳴って、また動き出す
そんなこんなで、日付けをまたごうとしていた
売上はあと一歩で5万に届きそうなところ、
日勤で2万③万で終わっていたことを思うと、売上もまあまあである
しかしそのとき、
突如睡魔が襲ってきた
眠い…と感じ始めたら、もういきなり頭と身体の動きが悪くなる
ちょうど三宮の駅の乗り場に並んでいたが、
ウトウトしていたら、
「パァー!!」
と後からクラクションを鳴らされ、
前を見ると、一台動いている
急いで動かすが、また眠気が襲ってくる、
ウトウトしたら、また車を動かすのが遅れたら、
今度は怒鳴り込んでくるやろう
別におっさんに怒られるのが怖いわけでもないが、
それは普通に自分が悪いので避けたかった
眠気を我慢して鼻番(乗り場の先頭)まで来る
乗り込んできた40代くらいの男性、
「運転手さん、芦屋の方まで行ってくれる?」
芦屋かぁ…嬉しいけど、
駅を出て、山幹を走る
ところどころ、記憶が飛ぶ、
灘の水道筋を走ってたと思うと、
気づくと石屋川の上にいる
えっ?
これ、やばいんちゃう
それでもひたすら山幹を走って、
またふと数百メートル記憶が飛んだり…
こうなると、もう地獄である
なんとか眠気を抑えて、安全に走ろうと思っても、
身体が言うことを聞かない
「あ、運転手さん、その西芦屋の信号左ね」
「あ、はい…」
アクセルが緩み、客の声でまた目が覚めて、アクセルを踏む
目が覚めたと思っても、また強烈な睡魔に襲われる
目的地に着いて、客を降ろすと
角を一つ曲がって、路肩に寄せると
気づいたら、
えっ?ここどこ?
時計を見ると2時前
まわりの景色を見ても、どこかも分からない
何が起きたのか、考えるのにしばし時間がかかった
俺、寝てたんや…
こんなんやばいわ
いつ事故するか、わからへん
新人として、一番怖いのは道がわからないことではなく、
自分の身体の管理が十分に出来ないことだと、
漠然とわかってきた
6月7日(日) 76,550 42回
朝から雨でよく動いた
日曜は車が少ないから、はまると平日よりよほど稼げる
今日はそんな日やった

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