5連勤(月~金)やったので、一週間かけてリース制について考えてみようと思ったのだが、
忙しくて更新できなかった
と言ってもタクシードライバーの「忙しい」なんてのは、たかが知れているが・・・
ただ休みの多い仕事なので、5日間も連続で勤務すると後半は
身体よりも頭が疲れてくる
会話とか全くしなければそうでもないが、意外と頭を使う仕事だと思う。
無口な運転手に出会うことがあるだろう
「こいつ何で話せーへんのや?」
「返事もせーへん・・・」
なんてのは、彼が何か利用者に不満を持っているのではなく
おそらく頭がフリーズしてしまっている
のであろう。
・・・まあいい
リース制について、
気になるのはリース料金だが、
何年か前に大阪のワンコインタクシーの特集をテレビ(確かNHK)でやっていて、
一日のリース料は2万円
という話をしていたと記憶している。
大阪の隔勤の平均は3万円に届かない
とも言われているが、
一般公開される平均売上というのもいろいろな要素を含んでいるので・・・
こちらのサイトの情報によると、
隔勤のよく上げる人が1日平均4~4.5万です。リース制の運転手は「よく上げる人」になれる可能性は高いが、
そういう方々が総売上50~58万(一ヶ月)ですので可能とは言えますが少しでも油断すると50万いかない月もあります。
燃料費を差し引いたら手元に2万円は残すのは困難
うまくいかなかったり、乗務中用事が出来たりしたら
マイナスになる可能性もある
ということになる。
事故を起こしたときの負担がどのようになっているかはわからないが、
ある程度の保険が利いたとしても売上までは保障してもらえない
と考えるのが適当だろう。
東京地区あたりでもし1乗務(隔勤)2万円で借りられたら
うまくいけば儲かるのかもしれないが、
東京でリース制の業者なんてあるんかなぁ?
もしあるのなら誰か教えてください(お前が借りたいんちゃうか?)。
さぁ、(誰も読んでいない)この「リース制」のシリーズ
次回はリース制の本場、ニューヨークについて見てみよう
その後にリース制と歩合制について、そのメリットとデメリットを考察してみたい。
そしてアップ出来ていなかった3日分(8~10日)の日報
6月8日(水) 景気指数50 晴
売上 29,960 14(4)回 11.25時間 MAX 10,470
この日は夕方(15時半~)抜けて
小学校で救命措置の講習を受けてきた
AEDの使い方など、それなりにためになったが大きく時間ロス(2時間ほど)
最終にまた不幸な方との出会いで売上作れたが、
1万円以上の料金に250円の通行料を
「まけんかい!」
とすごまれて困った。
「すみません・・・明日の朝には会社に納金しなくてはいけないのですが・・・そのお金がなくて・・・お願いします」
6月9日(木) 景気指数60 くもり 20℃
売上 34,420 18(6)回 11.50時間 MAX 10,790
この日は昼間デッドな状況で、
晩飯休憩まで6点
「(疲れたまってたし)休めば良かった」
と嘆いていたが、
夜にお医者様の会合がホテルであって、めちゃめちゃ潤った。
ビバ、メディコ!!
6月10日(金) 景気指数70 雨 雨6 20℃
売上 52,220 29(7)回 14.25時間 MAX 11,110
雨の金曜日
文句なしに儲かった
なんかめちゃめちゃ景気いいやん
こうなると数日前まで仕事がなくて苦しんでいたことも忘れてしまう。
不思議になるくらいよく動いた。
乗車29回はキャリアハイ
ちょっと最近乗務時間うるさく言われてるのでオーバーで少し焦ったが(普段さぼりまくってるから問題ないやろ)
5連勤のまとめ
6日(月) 18,490
7日(火) 25,700
8日(水) 29,960
9日(木) 34,420
10日(金) 52,220
合計 160,790 平均 32,158
まさに右肩あがり、素晴らしい成績
うまくいき過ぎて怖い。
ドライバーさんへ
返信削除リース制のお話、おもしろいです。
私もワンコインタクシーのニュースは当時少し調べました。
でも解らない事がそのままになっていたので、今回の
シリーズはとっても楽しみです。
精力的に掘り下げてくださることを期待しています。
ちょっと疑問があるんですけど
時間に余裕がありましたら、以下お付き合いください。
リース制っていうことは雇用というより業務委託契約に
なりますよね。
その場合、個人タクシーとなる条件に抵触しないんですか。
そしてもう一つ。
リース契約といいながらも もし
業務内容などで親事業者の管理下に置かれる場合は
代理店契約になると思うんですけど、運転手さんたちは
待遇面で納得されているのかがとても疑問です。
その辺りの境界線がファジーな感じで最終的に労働者側が
リスクを負っている様に思ってしまいます。
被害妄想かなぁ。
コメントありがとうございます!
返信削除まず同じリース制と言っても、ワンコインタクシーとエムケイさんでは多少の違いがあると思うんです。
もう何年か前になりますが、わたしが特集で見た限りでは、ワンコイン業者さんはある意味「本物の」リース制をとっているようでした。この場合の契約関係が法的にどうなっているのか、確かに難しいところですよね。しかしまあ、あの・・・タクシー業者ですから(何が言いたい)、どちらにしてもこの業態は最近見るからに減少しているところから推測していただけると思います。
エムケイさんについては契約上は雇用契約を結んでいるのではないでしょうか。例えばざっくり言って、月の売上が50万、1乗務2万円として12乗務していたら、売上から24万円引いた額面26万から諸経費をひかれた形で給与支給されるという実質的な「リース制」ではないかと。
>個人タクシーとなる条件に抵触しないんですか
どちらにしても個人タクシーの条件は、「自動車の運転を専ら職業とした期間(35歳以上)」となっているので、問題ないのではないでしょうか。余談ですが、35歳以下の個タク条件は厳しすぎてほとんど形式的なものでしかないと思っています。
わたしの投稿の主旨としては、日本ではこのリース制のシステムを取っている業者は非常に少ないということで、決して現在リース制を取っておられる業者を糾弾するものではありません。
少なくともそれらの労働者は、数少ないそのような業者にあえて入るわけですから。
ご無沙汰しています。
返信削除5連勤ご苦労様でした。私もかって定時制の夜勤5連やったことありましたが最後の夜は踏み切りノンストップでドッキリでした。
さて、こりリース制難しい要素いろいろありますね。一種の自営業のような・・・。
私の催事業で似たようなスタイルで移動販売車のローン販売でやるフランチャイズがありまして、これがなかなか経営的にうまくまいりません。本部が損をしないシステムのようです。
東京ローカルの大震災後の平均売り上げが35000円(隔勤)まで落ち込んでいるのが現状です。
takachanさん
返信削除あはようございます!
>本部が損をしないシステムのようです
確かにそうかもしれません。
事業というのは相対的なもので、どちらかのエゴがあるとなかなかうまくいかないものだと思います。
しかしやる側としてはアパートの賃貸経営に似ていて、それほど心躍る事業でもないような気がします。
歩合制で経営側と労働者が利益を分かち合うシステムは、リース制と比較して悪くないではないかというのがわたしの主旨です。
>東京ローカルの大震災後の平均売り上げが35000円(隔勤)
それほどですか・・・1日2万円リースでは厳しいですね。