2011年6月22日水曜日

リース制⑤(最終回)~メリットとデメリット

芋ほりした。

俺の2ヶ月間の汗と涙の結晶がこんなしょぼい芋とは・・・(お前何もしてへんやん)

乗りかかった船ということで、

リース制を簡単にまとめてみよう。

リース制のメリットとは:

タクシーの問題というのは大体3ウェイで考えることが出来る。

要するに、

①事業者
②運転手
③利用者

3つの利害が複雑に絡んでくる。

リース制のメリット、

まず①事業者にとっては、

・収益が安定する
・管理の必要性が少ない
・営業の必要性が少ない

②運転手にとっては、

事業者の管理が薄いということは、個人事業者に近く

・自由である

③利用者にとっては、

やはり

・価格が安くなる

やろね・・・

ニューヨークのように地域の台数規制(量的規制)がなければ、

価格は(交渉により)際限なく下がっていくだろう

デメリットについては、この裏返しになるが、

事業者にとってはデメリットの少ない制度である

しかし管理もいらない、営業もいらない、という事業は

あまり面白くないかもしれない


タクシーの給与制度(または管理制度)というのは、大きく3つに分けることができる。

①固定給制度
②歩合制度
③リース制

例えば100の需要があったとしよう。

①の場合は通常の事業と同じである。

いかに少ない供給で需要をこなすかを考えるだろう。

これでは雇用は必要最小限に絞られる

ことになり、

政策的に雇用の受け皿として使われてきたタクシー業界

ではあまり適用されていないシステムである。

この(タクシーの)固定給については、また別に考察してみたい。

②の歩合制度においては、

100の需要から得られる果実を

運転手と事業者がほぼ50/50に分ける制度となる

この場合運転手の数は不定になるが、

社会保障や管理コストなどを考慮した場合

ある程度の数量で抑えよう

という力は働く・・・かもしれない(それが働かへんかったからあかんかったんやろ)

③のリース制においては、

基本的に、

台数(数量)を抑えようという力はほとんど働かない

というより(当然ながら)、

少しでも台数を増やそう

という力が働く。

景気低迷時、場合によっては

100の需要から得られる果実のほとんどを事業者が受ける

ということも起こりうる。

とにかくこのシリーズで俺が言いたかったのは、

世界的にタクシー界では

運転手に不利なリース制

というシステムが多く取られている中で、

歩合制で働けるのは幸せなんやないの

ということである。

6月21日(火) 景気指数40 晴 
売上 24,070 17(4)回 10.75時間 MAX 2,630

今週はずっと雨の予報やったのに、

ほとんと快晴

昼間は気温も上がって、

夜は久々に月も見れた。

夕方ケーブルテレビの工事で抜けたが、

夜は厳しかったなぁ

車少なかったのに、この成績はやや不満。

4 件のコメント:

  1. ドライバーさんへ


    よだかの星のお客さんの顛末が気になって。
    公開できないいきさつで収納したのか・・・。
    こっそり教えてください。

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  2. コメントありがとうございます!

    おかげで「よだかの星」、青空文庫で読みましたよ。

    もう眠いので、明日こっそり教えます。

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  3. ものすごいところでした。

    もう辺りは真っ暗で、その中を
    「家まで取ってきます」(なぜかいきなり敬語)
    家って「ここに家があるの?」っていうくらいディープイン森の中でした。

    しかも荷物を持って車から出ようとしたので、
    「荷物置いていってもらえますか?」
    と一言言おうとしましたが、ここまでの流れからややこしいことになると思い、のどもとで止めました。

    森の中に姿が消えたときは
    「やられた(乗り逃げ)かな・・・」
    と思いましたが、車内で刃物を出されるよりましやと自分に言い聞かせました。

    暗闇の中に光が見えた(電気が点いた)ときは本当に安心して、疲れがどっと出て倒れそうでした。

    「よだかの星」、部落差別の話なんですかね・・・関係ないですが

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  4. ドライバーさんへ


    ありがとうございました。

    精神的に強くないと務まらないお仕事ですね。
    私なら気絶してます。

    無事に生還されて本当によかったです。

    子供向けのお話の中には、時々ダーティーなものを
    感じる時があります。

    二種免の授業に護身術は必要ですよね。

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