2011年6月7日火曜日

リース制①~タクシーのリース制とは

「エムケイタクシーって安いよね」

「あぁ・・・そうらしいですね」

「何であんなに安いんやろ、あんな値段でやっていけるんやろか?」

「えぇ・・・あんな値段でないとやっていけない、という表現になるかもしれません」

「どういうこと?」

「エムケイさんは俗にいう『リース制』というシステムを取っていると言われてます」

「リース制?」

「表面上はしっかりした賃金システムを作られていると思いますが・・・こういうことブログに書くと怒られたりするので」

「ブログ?」

「・・・いや、気にしないでください。とにかく一般的な話として聞いてください」

「はぁ・・・」

「日本では歩合制が主流なので、リース制というシステムはほとんど適用されていません。しかし欧米の大都市・・・ニューヨークのイエローキャブが有名ですが、海外では一般的に使われているシステムです。要するに運転手が業者から車を『借りる』わけです」

「借りる?」

「形として、ということですが」

「ちょっとよくわからんのやけど」

「そうでしょうね。運転手でもわからない人は多いでしょう(偉そうやな)。例えば一日の売上が3万円だとします。我々のような歩合制の運転手の場合、歩合率が50%だとすると取り分は1万5千円になります。実際は月でまとめて月給になるわけですが」

「それはわかるわ」

「これがもしリース制の会社で一日のリース料が2万円だとすると・・・」

「1万円しかもらえへんのか」

「そういうことになります。(エムケイさんの)実際のリース料がいくらか詳しいところはわかりませんが、これでは運転手はみな逃げてしまいますよね」

「ちょっとわかってきたわ、エムケイのタクシーは(乗りたくても)なかなか捕まらへんからな」

「そういうことです。まあ神戸なんかでは車両数も少ないでしょうが、地域の一般的な価格より安く設定すれば、それなりに売上も揚がりやすくなるでしょう」

「せやろな、いろいろ文句言われるんちゃうん?」

「まあ・・・それは確かに問題ですが、ここでは置いておきましょう。しかし地域の一般的なタクシーの平均売上が3万円の日に4万円揚げられるとすれば、リース料を差し引いても2万円残ることになります」

「(50%歩合の運転手より取り分が)5千円多いわけか」

「細かく言えば、リース制は燃料費なんかも運転手持ちになるわけですが(歩合制は通常業者持ち)、それも含めて(一日2万円)と考えればそういうことになります」

「そうやって聞いたら、結構簡単やな」

「要するにリース制の考え方では運転手は『お客さん』になるわけです。売上がいくらだろうが、業者にとっては関係ないですが、稼ぎやすい方が『客』も集まりやすいことになります」

(多分)続く・・・

6月6日(月) 景気指数40 晴 
売上 18,490 11(2)回 11.50時間 MAX 3,190

今日はまた(懲りずに)志願してH駅へ

昼間はそこそこ(1万)出来たが、

夜がうまくいかんかった

いくつか失敗があって悔やまれる乗務

しかし売上的にはこんなもんかな・・・


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