5日目の研修では、午後の座学研修で、
「今日は簡単に事故を起こしたときの説明をします」
そんなん簡単にされても困るが、
「山元さんは事故を起こしたことはありますか?」
「若い頃に車庫入れで、柱に当てたことはあります」
「そのとき、どうしましたか」
「自分で修理屋に持って行って直しました」
「保険を通さなかったわけですね」
「車両保険入ってませんでしたし」
「タクシーでも同じです。自損事故はこちらに整備士がおりますし、余程のことがなければ保険は通さず、自社で直します」
「保険には入ってるんですよね」
「もちろんです!タクシー会社の任意保険加入は義務ですから。しかし、保険に入っていたとて、小さな事故でいちいち保険通してたら会社が持ちません」
「事故は多いんですか」
「一般の運転とは違いますから。走る距離も、道も、Uターンの多さも通常運転とは格段に違います。その分事故が起きる可能性は高くなります」
「事故を起こしてしまったら、どうなるんですか」
「はい、その説明です。まず『相手のある事故』と、『相手のない事故』に分かれます。相手のない事故については、自社で直しますが、その概算の修理代の20%を負担してもらいます」
「修理代10万円なら2万円ということですか」
「その通り!その後の給料から引かれることになります。3回目の事故からは30~50%へ徐々に負担割合が増えます」
「そうなんですか…」
「しかし重要なのは、『相手のある事故』こちらはまず相手が負傷していたら、その介助、救急車の手配、代車の手配、そして必ず警察に届けてください」
「保険を使うわけですか」
「保険を通す通さないに関係なく、後にトラブルになった際のためにも警察の届けが必要です。会社への連絡は最後です」
「わかりました」
「とにかく事故を起こすと慌てます。落ち着いて、この事故対策マニュアル(研修資料に入っていた)を確認しながら、ひとつひとつ対応してください」
2月20日(金) 67,270 47回

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