8月21日(火) 日照10.4 雨0 気温27.7
営収 25,070(14,240) 15(8)回 10.75(5.50)時間
MAX 3,990(※2,230)
期初の大事な乗務、
悔しい乗務になった
前半戦から健闘していて、
夜の動きも盆明けにしてはそれほど悪くなく、終電を控えた最終ステージ
駅に入ろうとしたら、手前の橋で手を上げられて、
隣りの駅のホテルまで
見た目40前後、同年代の男性かな
酔っ払っているようには見えなかったが、
やや挙動不審
「ホテルっていくらくらいするんですか?」
「そこまで(タクシー料金)どのくらいかかりますか?」
なんていう質問をいくつか浴びせて来たところから、
飲んでいたのかもしれないが、まあ頭はしっかりしていたのだろう。
ホテルの前に着いて、
「1,910円になります」
「はい・・・ちょっと待ってね」
ごそごそと財布を探し出す。
よくあるパターンとはいえ、なかなか財布が出てこない。
イライラしてきたところで、
「あぁ、あったあった。いくら?」
「1,910円です」
「えーと・・・まず千円これね」
その後、小銭入れをごそごそ探っている。
「これ500円ね・・・」
さらに小銭入れを探る。
いつまで経っても出てこない。
終電間際の1分1秒を争う時間帯
俺たちは、この数分で食ってると言っても過言ではない、めちゃめちゃ大事な時間帯である。
客はまだ小銭を探している。
ここまで来ると、本当に素なのか、嫌がらせなのかわからなくなってくる。
その間に向こうに見える2分間隔の信号が2周半した。
要するに5分以上待っていたのである
ここで、
「いい加減にしろ!」
と切れたくなる気持ちもわかる(誰の話やねん)。
しかし、もし相手が嫌がらせでやっているのなら、
切れたら相手の思うつぼである
ある程度乗ってる運転手なら経験あるだろう。
「お前今なんつった?」
なんて具合に、一転立場逆転して余計に時間がかかることになる。
しかも、タクシーの面白いところは、
遅れたからこそ結果オーライになることがあるのである
しかしね、ほとんどのお客さんが迅速に支払いしてくれてるんやから、
こういうのは不公平やと思うわ
メーター止めて、1分経過したらまた自動的に時間メーター動き出す
なんていう仕組みがあっていいと思うけど。
とにかく我慢我慢して、頂いた1,910円
既に終電が着いている駅に飛ばす、
法定速度内で(うそをつくな)飛ばしまくって駅に帰ると
いやあ、人生って不思議ですね
見事に俺の前で客が途切れて終わっていた
ちなみに最後の客(恐らく遠方)を乗せていったのは、
B社のTさん
去年大きな事故して、首の皮一枚で運転席に残った年配ドライバー
この日はあたりが悪く、
「Tさん近いとこばっかりやん。もう歳やからあんまり遠いとこ行かんように神さまも気使ってくれてんのやないの」
なんてバカにしてたら、
思い切りまくられてしまった。
うーん・・・不快な・・・いや、深いな。