2012年8月11日土曜日

8月10日(金) 24点~なぜロンドンのタクシーは②

ついに担当車30万キロ達成・・・

07年2月に新車で託され、

10万キロは4年前の10月6日

20万キロは2年前の9月5日

10~20万キロと、20~30万キロは見事に23ヶ月のペースで一致している。

ベテラン整備士のFさんに言わせると、

タクシーの30万キロは人間に例えればまだ青年

とのことである。

・・・先日の続き

Why London Has The Smartest Taxi Drivers In The World

男子サッカー3位決定戦(韓国戦、3時45分キックオフ)まで時間があるので、

こちらの記事の訳の続きをしよう。

「49歳のマリーは、ロンドンのキャビー(タクシードライバー)になりたくて、

バスの運転手や、営業マンなど職を転々とした後に、

『ザ・ナリッジ(ロンドンのドライバーになるためのテスト)』 

に挑戦し、見事2年半で合格に達した。

注:ちなみに、日本ではタクシードライバーよりもバスの運転手の方が社会的地位が高いようなイメージがあるが、ロンドンでは『バスの運転手がタクシードライバーを目指す』ということがしばしばあるようである。

モーリシャス生まれ、ロンドン育ちのマリーは言う。

『ドライバーになってから、最初の数ヶ月はストレスとの闘いだったよ。


本物の客を相手に、ロンドンの激しい渋滞の中でキャビーとしての技術を磨いていかなきゃならない。

ドライバーとしての自信を得るまでにはかなりの時間がかかったよ』

彼が言うには、かつて、15年前に比べるとロンドンの交通事情もかなり変わったとのこと。

特に今回の『オリンピックレーン問題』はそれを象徴している


注:『オリンピックレーン問題』とは、ロンドンでオリンピックのために設けられた車線(関係者専用レーン)にタクシーが入れないという問題で、誇り高きロンドンのドライバーを怒らせた時事問題である。

マリーは言う。

『オリンピックレーンはひどい話さ。

何日か前はハイドパークからマーブルアーチまで20分もかかったんだ。

このコースは通常なら1分半で行ける。

俺が渋滞で並んでいる間、隣りのオリンピックレーンは全く車が走ってなかったよ』


それでもマリーはタクシーの自由と車内での出会い、会話を心から楽しんでいる。

『先日は面白いことがあったよ。

午前3時に酔っ払って乗ってきた客が自分の家もわからずに、携帯で嫁さんに電話して、俺に渡したんだ。

俺は彼の住所を聞いて、彼に伝えたんだけど、えらくビックリしてたね。

彼はその住所を聞いても、まだ自分の家がそこにあることが信じられないみたいだったよ』

彼は続ける。

『俺はジョン・マッケンロー(テニス選手)やリアム・ギャラガー(ロック歌手)、カプリス(女優)なんかも乗せたことがあるんだ』」

サッカー(日韓戦)始まったわ。



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