ナルシストの語源となっている…(だからなんやねん)
先日の嵐の日、電車が止まっていたH駅から無線
見た目高校生くらいの男性
が乗ってきた。
「電車動いてないんで、S駅までお願いします」
「了解です」
若者はトラブルにも苛立ちを見せず、何か楽しそうに見えた。
「この(駅の)近くの会社に高卒で4月から就職したんです」
そう言うと、俺の得意な会社情報ねほりはほりヒアリングに快く応じてくれた(まだ隠すこと知らないのにやめろ)。
「そうか、まだ車持ってないんやね」
「はい、それで今日は社長の車で神戸まで研修に行ってました。社長すごくいい人で、帰りもこの駅まで送ってくれたんです」
聞けば社員は20名程度、分野を絞って厳しい時代を生き抜いている優良中小企業だが、
社長、送る駅が違う
この数時間前からJRのトラブルはラジオで頻繁に流れていたのに、入社3日目の若者をよりによってこの駅に…
話を先日の投稿に戻して、
N社の戦略について
N社の社長は確かまだ40代
数々の先進的戦略を取って、ここ数年業界を引っ張ってきたわけだが、
今取るべき戦略は長期戦略
すなわちリクルートではないか
「そんなことは言われなくても分かってる」
と言われそうである。
しかも
「分かってても、タクシーはもう今どき(高齢で)やめてくばかりで、入ってこないんだよ」
これはN社に限らず、全国のタクシー会社の共通の悩みではないか。
タクシー運転手は減っていく
これは俺が運転手になった10年近く前から予見していたことだが、
現在現実の問題として浮かび上がっている。
運転手が減る
これは我々現役の運転手にとっては喜ぶべきことである
実際営収はここのところうなぎ登り
ライバルが少ない
ということは、すなわち乗務のモチベーションも上がり、ストレスも少なくなる。
しかし会社側にとってはどうだろう
例えば、N社はグループ約3000台の車両を保有すると言われる
現在東京地区の1乗務の平均売上が約4万円(隔勤)と言われるので、
①稼働率90%として年間売上は約390億円
しかし乗務員の数が10%減ると、単純に稼働率が上の計算からさらに10%減って
②年間売上は約350億円(稼働率81%)
車が減った効果で、
③各乗務員の営収が5%増えたとしても約367億円
①と比べると③は総売上にして20億円以上減少していることになる。
各乗務員の営収が増加しているということは、
燃料費はそれほど減らず(燃料価格の急騰で増加も考えられる)
歩合制の給与には少なからず累進性(営収が高いほど歩合率が上がる要素)を含んでいるので、
人件費率は増える
これはマスコミ等の報道からの情報に過ぎないため、実際のところはわからないが、
N社がかつて抱えていた負債は約1900億円と言われる
これを法的措置で整理したという話は聞かない。
資産の売却等でバランスシートをスリム化したとしても、
数百億円単位、もしかしたら1000億以上の負債が残っていると考えられる
上のような売上(300~400億円)で返済していくのは容易ではないだろうし、
経営危機の噂も裏付けられることになる。
要するにもし法的措置(会社更生など)をとった場合には経営者の交代という結果になる可能性が高く、
長期戦略どころでもなくなるだろうから
現社長のK氏を応援しているものとしては残念な話となるのだが、
リクルートの戦略
特に若い乗務員を増やす方法
N社だからこそ取れる(だろう)戦略についての妙案を俺は持っている
それについてはまたの機会に・・・(そればっかりやな)
4月5日(木) 景気60 晴のち雨
日照4.7 雨7.0 風8.9西南西 高16.0 低2.5
営収 37,560(13,910-23,650)
24(11-13)回
12.25(7.00-5.25)時間
MAX 3,190
この日は午後から降り出した雨がどんどん強くなって、
まあ夜はよく動いた
それにしてもこの時期の雨は汚い
ワックスもすっかり落ちてしまって、
車は歴史上例を見ないほどに汚れている・・・
一応車の手入れにはかなり気を使ってるつもりやし、
気になるなぁ
4月6日(金) 景気50 晴一時雨
日照4.7 雨2.0 風9.1北北西 高9.7 低2.0
営収 39,100(11,100-28,000)
15(3-12)回
12.75(6.75-6.00)時間
MAX 11,030
この日は昼間からイベント会場へ
会場での乗車は6時間で2回(8点)と散々やったが、
イベント会場をただでウロウロして役得満喫(若い女の子いっぱいやからな)
夜は最近の金曜にしてはイマイチで
30点を切る悲惨な結果に終わりそうな
最後の最後に遠方
助かったけど、まあこの日は省力戦略やったから
しかしワックスかけられず、夜雨も降って、車はさらに汚れて相勤さんへ・・・やば
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