2011年7月6日水曜日

テンションの高い運転手

午前中から昼過ぎまで、病院で待機することが多いのだが、

今日その待機場所にある男が現れた

他社(A社)の運転手Iさんだが、ときどき病院に現れる。

恐らくまだ新人さんで、

先日道を聞いてきたときは親切に教えてあげたのだが、

若い女性運転手と嬉しそうに話していたと思ったら、

俺に気づいて近づいてきた

身長は160センチくらい。

年齢は42歳らしい。

色黒小太りで、怪しげなサングラスをかけていた。

俺がアメリカにいたとき仲の良かった

グァテマラ人に似ている

ちなみにこのグァテマランは働き者やったが、ノニジュースを売り始めて儲けるようになってから人が変わった。

「この前ごめんねー、手あげてくれたのに気づかなくてシカトしちゃった!ハハハ」

「いえいえ構いませんよ」

地域の運転手同士、会社が違ってもすれ違ったときは手を上げるようにしている。

「どう?最近」

「あぁー、まあまあ景気良いんやないすか?」

「えぇー!そうなの!」

「なんかテンション高いすね」

「そう、俺テンション高いの。俺が来たからにはどんどんテンションあげていくよー」

なんかのライブと間違ってるんちゃうか?

「ほら、あいつら(他社の女性運転手)見てよ。あのおばちゃんポロシャツやで!ポロシャツでタクシー運転するんか?信じられへんわ。あいつらだけやで」

「おたくの会社のTさん、この前下着のシャツとサンダルで運転してましたよ」

「・・・」

「夜は(見ないけど)走ってないんすか?」

「うん、俺は朝から大体19~20時くらいまで。でもその間になんとしても2万作るよ」

「へぇー大したもんすね」

「自分は子供はいるの?」

「はい。Iさんは?」

「いるよ。高3と高1、あと4歳」

「4歳ですか・・・」

「何が言いたいんだ!コラ!」

「何も言ってないすよ」

「どうでもいいけど早く出てよ!(俺が先頭だったので)あんたが出ないと動かないんだから!」

「こっちも出たいのはやまやまなんですけどね・・・(あんたと話してるの疲れるし)」

ここで無線が入った。

「えっ、出るの?どこいくの?」

「・・・いや、仕事に」

「じゃぁまた戻ってきたら続き話しようね!」

もうその後病院に戻らなかったことは言うまでもない。

7月5日(火) 景気指数50 晴 22℃
売上 36,000 12(2)回 12.50時間 11,510

病院から逃げた甲斐あって

夕方は久々に神戸

夜は動き悪かったが、

なんか昨日からついてる・・・

亀教のご利益は続く。

2 件のコメント:

  1. ドライバーさんへ
      

    亀教のご利益で気になっていることが・・

    本来、ご利益を受けるのは奥さんだけでは?って
    気がするんですけど。
    「亀の恩返し」・・的な・・・。

    返信削除
  2. コメントありがとうございます!

    >本来、ご利益を受けるのは奥さんだけでは?

    残念ながらご指摘は正しくないようです。
    かみさんの亀教は「亀さんは縁起がいい」という、とても抽象的でありふれた言わば偽りの亀教です。

    一方わたしは天上界から降りてきた「さくら」という特別な亀により雷の夜に伝道者として啓示を受けたものです(やばいやつだと思われるからその辺にしとき)。

    返信削除