2022年1月31日月曜日

タクシー固定給考察①

 昨年10月より、やっと緊急事態宣言が解除され、平穏な日々が訪れたと思ったら…

こんなに風雨にさらされ、右から左から殴りまくられ、踏みつけられても、タクシーってのは絶対になくならない、なくてはならない職業なんよね。

自動運転の時代がすぐそこに来ているのかもしれないが、それでもなくならない

ただドライバーの数は減っていくだろうし、現在その自然淘汰が確実に(急速に?)、始まっている。

今各方面の業界で人手不足が顕著になっていて、

こんなときに、こんな不安定な業界に入ってくるなんて、余程の世間知らずか、または…

という話になる。

「不安定な業界」とは、敢えて言わせてもらおう。

現在ようなコロナ禍に思い切り振り回されるし、体力、集中力も必要な職業だ。

ドラレコ等の普及で強盗被害のリスクは減ったかもしれないが、客から罵声を浴びせられることもあれば、事故もある。

そんな職業なのに、収入まで不安定

確かにめちゃめちゃ稼ぐドライバーもいるが、そんな人は身を削って、様々なリスクを背負って仕事をしている。

なんのリスクも負わず、自由気ままにやっていたら、最低賃金の海を泳がなくてはいけない。

一匹狼として戦えるのがこの仕事の利点だとすれば、裏返せば孤独な職業でもある。

高度成長期は、働いてなんぼの時代だった。

寝る間を惜しんで、危険を冒してでも、まわりの奴らを蹴落として上に行く、金を稼ぐというギラギラした野心を抱えた連中が日本を支えてきた。

今でもそんな激しい時代を戦ってきた戦士がこの業界には残っている。

もう60台から、その後半に差し掛かってるのかもしれない。

話せば長くなるが、その時代は、その時代で良いものはあったのだろう。

時代は変わった

そろそろそういう時代は終わらせないと、業界に人は入ってこない。

今は、これからは「つながり」の時代である

より少ない人数で、効率的に、溢れる需要をこぼさずすくっていかなければならない。

配車アプリじゃないんよな。

配車アプリは供給が需要を上回ってるからこそ成り立つもので、都市部、特に東京などは、それはそれであったら良いのかもしれない。

ただ多くの地方では需要が供給を上回る時代が既にそこまで来ていて、この業界の「歩合制(個人任せ)」というシステムで賄えなくなってきている。

供給を管理して、必要な人たちに配置していく。

個人任せではなく、組織として動き、情報を交換し、繋がり、固定給で働く

そんなモデルを考えていかないといけない(A型賃金とか、B型とか分析するんやなかったんか)。

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