2011年11月28日月曜日

11.27(日) 晴 25点~「阪急電車」

こんな仕事をしていると、本を読む機会は多いものの

書評は読んですぐに書いておかないと忘れてしまう

特にこの本は、

地域的に身近な話で、引き込まれた

電車の駅で目次を作るアイデアはとても面白いし、

この今津線のそれぞれの駅はタクシー運転手の自分にとってもそれぞれ思い入れがある

本の内容は

電車の中で繰り広げられる主に若者の恋愛模様を、

作者の有川浩さんが女性ということで(名前から男と思ってた…)

女性の目線から描いている

と言えるかな。

というのも、有川作品は先日その衝撃的タイトル(このタイトルは素晴らしい…)にひかれて読んだ

「フリーター、家を買う」

に次いで二作目だが、

男性像に共通点がある

一言で言えば、

頼りない男

であろう。

男が求める理想の男性像は、

何事にも動じないワイルドさ

だが、有川作品に登場するのは

いろんなことにいちいち動じるマイルドな男たち

である。

そして彼女の作品が売れているということは、

作品が多くの女性に支持されているということで、

マイルドさこそが多くの女性の理想の男性像

という世相が見えてくる。

女性が求めるのは強い男でなく、弱い男を支えることなんやろね

そんなら俺はモテへんわ…(お前ゲイにモテるやん)

・・・そんなことより気になるのは、あとがきで告白されていた

作者の有川さんが今津線の沿線に住んでいる

という事実である。

そしてどの駅かは書いていない

今津線の駅を南から復習してみよう

西宮北口(通称「にしきた」)
門戸厄神
甲東園
仁川
小林
逆瀬川
宝塚南口
宝塚

さあどこでしょう?

答えは小林駅です

断言しても良い。

根拠は、

小林だけ駅周辺の細かい描写があった

とか、あとがきにある

「ジャストなんだよなぁ、この街とイナカのブレンド具合が」

というコメントから読み取ることは・・・誰でも出来る。

恐らく誰でも挙げることの出来ない

作者が小林に住んでいるという決定的な根拠

小説内で小林を「おばやし」と読むことに触れていない

この駅名は普通読めない。

ここに住んでいない人なら真っ先にその「読み方」に触れるはずである

しかし作者は触れていない

この駅に住んでいたら、そのことに触れるのは

あまりにもベタでうざいのやろう

そして無意識に全国区にはうってつけの話題を飛ばしてしまっている。

さらに小説に出てくるかっこいい女性

翔子さんやったかな

この小林駅を気に入ってここに越してくる、このかっこいい女性は

おそらく自分をモデルにしているのやろう

俺もよく逆瀬台から小林に抜ける裏道使うし、あの辺なんとなく好きやし、

何より小林から仁川に抜ける細い道にある、セブンイレブンのブリトーが好きやな(セブンのブリトーは多分どこへ行っても同じやで)

さらにさらにこの小説、なんと

タクシーに一度も触れていない

タクシーと電車は密接に関係してるんやで・・・

しかし、

この沿線で唯一タクシーとほとんど縁のない駅

それも小林駅である

紅葉もそろそろ色あせつつあるかな

11月27日(日) 景気40 晴 高15 低1
営収 25,930(15,320-10,610)
13(7-6)回
12.75(7.75-5.00)時間
MAX 2,870

約2ヶ月ぶりの日曜のA駅番

今日は美術館のイベントの最終日で、駆け込み需要を期待したが

イマイチやったな

夜はあんまり暇で小説全部読んでしもた

2 件のコメント:

  1. ドライバーさんへ


    ちょっとしゃべりすぎてしまった感が。

    昨日は大阪ダブル選挙へ行ってきましたが
    大阪は肉食系まっしぐらです。
    戦略ありきで戦う弁護士は、そら強いわね。

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  2. ありがとうございます!

    大阪のダブル選挙は間違いなく歴史的な選挙になりましたね。大阪府民ではありませんが、関西にいて、この瞬間を共有出来たことを誇りに思います。

    大阪府民はかつての失敗から学び素晴らしい有権者になったと感じました。

    それにしても「松井イチロー」は名前からして持ってますね

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