都内のタクシーの初乗り料金が410円! 歩合制のドライバーは戦々恐々
こちらの記事の内容は初乗り料金が下がることで
乗客のタクシー利用が増える
という東京ハイタク協会の川鍋会長の主張と、
「それはないんじゃないですか」
という運転手の不安の両方を取り上げ
だから何が言いたいねん
という形で締めくくられている(お前のブログも人のこと言えんやろ)。
・・・
そんなことは良いとして、
過去にもこのブログでは公開しているが、
タクシー料金の計算方法
というのをお教えしよう(上から目線やな)。
この計算方法は俺が開発したものだが、意外と知られていない(ほんまかいな)。
タクシー料金は大きく、
乗車料金+距離料金
に分かれる。
乗車料金とは英語でいうところの「フラッグフォール(fragfall)」
日本では「メーターを倒す」などと表現するが、昔のメーターは実際に「空車」という表示を手動で「倒す」ことによってメーターが動き出したわけである。
恐らく海外では旗(Frag)を上げていて、乗車したときにその旗を降ろした(Fall)のだろう。
その旗を降ろしたときに発生する料金、
乗っただけで払わなくてはならない料金が「乗車料金」となる
ちょっと難しいがこれは「初乗り料金」とは異なる。
そこにプラスして「距離料金」が加算されるわけである
まずは「距離料金」の計算だが、これは単純に「加算料金」となるわけだが、
わかりやすく1キロに換算することとする。
計算式は、
1000÷加算距離×加算料金
が1キロごとの距離料金となる。
現在の東京の料金に当てはめると、
1000÷280×90≒321.4
となる。
そして「乗車料金」だが、
一般的な公式は
初乗り料金-(初乗り距離÷加算距離×加算料金)
となる。
東京では、
730-(2000÷280×80)≒87
約87円と出る。
ちなみに上の「1キロあたりの料金」を使って。
初乗り料金-(1キロあたりの料金×初乗り距離)
でも計算できる。
730-(321.4×2)≒87
上と同じ結果となる。
要するに東京の現在の乗車料金はたったの(・・・と表現して良いだろう)87円なのである

こちらの表を見ると、初乗り運賃は
東京 730円
ニューヨーク 260円
ロンドン 302円
※この表の為替レートは古いもので、現在(2016年10月17日)のレート1ドル104円、1ポンド126円に換算した。
東京は先進国の中でも圧倒的に高い料金に見える。
しかし「乗車料金」を計算すると、
東京 87円
ニューヨーク 208円
ロンドン 252円
となり、現在でも東京の乗車料金は圧倒的に安いことが分かる。
おさらいをすると、タクシーの料金は
乗車料金+距離料金
であり、短い距離での利用であれば乗車料金が安いほど相対的に「安い」ことになる。
要するに東京の(又は日本の)タクシー料金は
今でも近距離利用にお得に設計されている
ということになる。
これが、今回の実験では
初乗り料金 410円
初乗り距離 1059メートル
加算料金 80円
加算距離 237メートル
となり、上の計算式に当てはめると、
乗車料金 53円
1キロあたり 338円
となる。
距離料金はやや値上げしているものの、従来でも激安だった乗車料金はさらに値下げとなってるのである。
ここで疲れたので、この料金についてどう考えるかは
あなたの判断に任せます(だから何が言いたいねん・・・)