2011年11月1日火曜日

おすすめのショート・フィルム



タクシーって、後進国では意外と他の労働者より稼げる「いい仕事」だったりするのだが、

フィリピンではこんな感じなんかなぁ・・・

チャック・ルアットの演技もいい

彼このフィルムでなんか賞取ったらしい(「なんか」ってなんやねん)

フィリピンのタクシー事情や、お国事情そのものも、この短いフィルムでうまく伝えられている

よく聞き取れないが、いろんな言語(英語、タガログ?、スペイン語?)が混ざっているのはフィリピンらしいし、

スタンドで金を借りるシーン

フィリピンのタクシーはリース制が主流なので、

燃料費ももちろん運転手持ち

物価のわりにガソリン代はめちゃめちゃ高い(リッター50ペソくらい)らしい

タクシー料金は(今年から値上げされたらしいが)1キロ14ペソ(約25円)

リッター7,8キロ走るとしても、メーター通りなら稼ぎの半分くらいは燃料費で消えることになる。

そして面白いのは、

最初に日本人観光客からぼったくった金額と、

スタンドで同僚から借りた金額が

同じ300ペソ(約540円)

日本のタクシー初乗り料金より安いが

この辺りが底辺の労働者の1日の稼ぎの目安なんやろな

日本のタクシー運転手は恵まれているということ

観光で行かれる方は、こういう国へ行ったら是非チップはずんでやって欲しいね。

ちなみにこういう国で運転手が、メーター入れるとか入れないとか文句言う人がいるが、

リース制のタクシーにメーターなんて関係ない

説明すると長くなるが・・・

交渉の上で、最初に出てくる日本人のようにちょっと多めに払うのもクールやと思うね。

5 件のコメント:

  1. このショートフィルム、イイね!
    切ない感じが印象に残ります。
    東京に移籍してから流れがよくありません。
    悪いことばかり起きてしまいます。
    でも浦安とは比較にならないほど客はいます。
    毎日、万収です。
    終電前でも1万円払って帰宅する世の中だから
    足元見失っちゃいますよね。
    日本人は幸せなんだろうなぁ~、きっと。

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  2. 小雪さん

    サラマットゥ!

    切ないというか、気になるのは最後のメーターショットですね。

    20500

    2万ペソ?日本円にしても4万円弱、ちょっと日本でもあり得ないメーター料金です。上の計算だと約1.500キロ、日本なら大阪から札幌まで行けます。

    深読みすると、この主人公は偶然乗せた客に故郷まで連れていかれたのではないでしょうか。

    そして最後母親に電話するシーン、あの後に「今から帰って説明するよ」みたいな…

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  3. なるほど・・・深いんやね

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  4. >20500

    よく見るとわかるのですが、20500ではなく205.00です。たった205ペソなんですよ。
    (ペソの下にセントがあります。100セントで1ペソ)

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  5. Wishfukaさん

    ご指摘ありがとうございます!

    フィリピンペソは日本円にして1~2円程度ですからねぇ、100分割しますか・・・日本の戦前のイメージですかね。

    205ペソでも12~13キロくらい走りますから、確かに長距離ですね。横浜なら4~5千円というところですか。

    ちなみに島国のフィリピンでマニラから直線距離で1000キロも走れる場所はないですが・・・

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