2011年10月29日土曜日

10月28日(金) 39点 29日(土) 36点~もしタクシーの車内でおならをされたら

もしタクシーの車内でおならをしてしまったら・・・

もしタクシーの車内でおならをされてしまったら・・・

あなたならどうしますか?

これはこんな風にブログに書くのと、

実際その現場に居合わせるのとでは

全く重みが違うものである。

筆舌に尽くしがたいとはこのことであり、

極力話題を避けてきた。

しかし世界経済が混沌としてきた今、

話さなくてはならないやろ・・・(意味わからん)

昨日の夜、

50~60代のサラリーマン風男性やった

夜の駅では、最もタクシーを利用する層であり、

何もなければ、記憶に残ることもない乗車である

そう、何もなければ・・・

「こんばんわ」

「どうもこんばんわ、XX台公園まで」

「わかりました」

車を走らせると、車内で交わされるごく普通の会話が始まった。

「今日はええ天気やったなぁ、運転手さん」

「本当ですね、気持ち良かったですね」

「そんでも、やっぱり夜になったら少し冷えるな」

「そうですね、もうあと数日で11月ですからね」

「そうやな、今年は日本シリーズが遅れてるから実感ないな」

「あぁ・・・明日からクライマックスシリーズが始まるらしいですね」

「阪神は3位にも入られへんかったわ、ほんま情けないわ」

そんな他愛もない会話が続き・・・

またタクシー車内における、ものすごいスタンダードな質問がされたそのとき、

「タクシーの方はどうなの?景気は」

(プー!)

車内にその何とも言えないサウンドと、

心地良いほどの振動が流れた。

「・・・」

俺は今までも何度となく車内で問われている、

そして多くの場合そつなく答えている

その質問に対応することが出来なかった

俺は混乱していた。

季節とか、野球とか、景気とか、もうそんなことどうでも良かった

ただこの乗車を、

嫌でもあと5分ほど続く

この乗車をどのように終えたらよいのか

そればかり考えていた。

一応息は止めているが、俺は北島康介ではないので5分間止め続けることは出来ない。

1分ほど沈黙が続く

耐えられず細かく呼吸する

その間に車内にほのかな香りが漂っていた

それはじわじわとボルテージを上げていった

この時期、夜は気温が下がっているので窓は密閉している。

窓を開けたい・・・

この沈黙の中にパワーウインドウの音を響かせるには、ある意味バンジージャンプに踏み切るような勇気がいる。

恐る恐るルームミラーで後部座席を見る

さっきまで助手席に乗り出すように会話していた男性は、

何事もなかったように窓の外を見ている

いきなり窓を開けるのも気まずいので、

俺はまずラジオのボリュームを少しだけ上げた

ニュースではその日のワールドシリーズ第6戦におけるカージナルス(と”プー”ホールス)の大逆転劇を報じている。

「・・・カージナルス勝ったんや・・・すご」

俺は独り言のように、あまりにも関係ない話題をつぶやいて、

運転席と助手席の窓を少しだけ開ける

細く開けられた隙間から、冷たい空気が車内に流れてくる。

しかしその時までには、そんな地道な換気では追いつかないほどに車内の空気は汚染されていた。

さすがに男性が乗車している後部の窓を開けるわけにもいかない。

ダメや・・・

これはドアを開放して後部左側の空気を一気にダンプしなくては

目的地が近づいてきた。

「どうもありがとうございます」

「あ、あぁ・・・着いたの?いくら?」

男性が代金を払うのを待つこともなく、いきなりドアを開放した。

秋の夜のきれいな空気が車内に入ってくる。

「どうもありがとう」

そして男性が降車する際に、腰を上げると・・・

最後の一撃に俺は顔をしかめずにはいられなかった

そう、座っていた尻の下にためられた

濃縮された空気がそのとき開放されたのである

これは恐らく運転手にしかわからないだろう

駅では客が並んでいる、

かき入れ時のその時間帯に、

その男性が降車した公園脇の道路でドアを開けたまま、

俺はしばしハンドルに突っ伏して呆然としていた

10月28日(金) 景気50 晴 高22 低7
営収39,260(20,380-18,880)
22(12-10)回 
12.50(7.25-5.25)時間 
MAX 5,350

昨日はあまり良い金曜ではなかったが、

イベントで車も少ない中、

地道にがんばって粘って稼いだ22回

まあ満足だが、

あれ(おなら)はほんまきつかったわ

10月29日(土) 景気60 晴のちくもり 高23 低8
営収 36,600(25,940-10.660)
21(12-9)回
11.50(9.75-1.75)時間
MAX 4,470

今日は午後に少しイベント会場を覗いてきた

3時間ほどウロウロして、

16時過ぎにドロン

そこでまだ3回5点しかなかったが、うまく立ち回った。

遅め(22~23.5時)の休憩を終えて、

2時間足らずで乗車9回

あたりはなかったが、効率良くて気持ち良い

6 件のコメント:

  1. あたしの車は1年中外気導入。夏場はベンチレータのみで、冬場は足元とベンチレータへ。しかもベンチレータの吹き出し口はあたしの顔のほうへ向けてあるのでエアカーテン状態。だからファンをちょっと強めにしてやれば防御できます。焼肉屋の帰りのような人が乗ってきても大丈夫。
    ただ逆の現象が起こりえます。ゴミ収集車の臭い奴の後へついた時など、或いは排気ガスが臭い車の後ろへついた時には、あたしが疑われそう・・・ すかしっ屁か?とね。

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  2. いやいや~その点ボクのほうが勝ってるな!(笑)
    タクシーの運転席の窓は常時1センチ開いてます。
    理由はニオイ対策。
    おなら以外にもクサイニオイはあるでしょ。
    オンナの強烈な香水のニオイとか
    酔っ払いの酒のニオイとか。
    実車中に窓をあけるのは抵抗あり!失礼になることも。
    しかし、開いてる窓を閉めるのは問題ありません。
    むしろ、感謝されることもしばしば。

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  3. たのしく拝見いたしました。
    自分も前の仕事でドア開けたときに異臭がしたときのことを思い出しました。
    まぁ…きつかったです(笑)

    話は変わってしまいますが、最近自分は介護の勉強をしていて、その人間関係に疲れてしまいました(((^^;)
    …女性のドロドロした部分にふれてしまい精神的に大ダメージ(>.<)

    彼女がいるおいらにつきあってるのかという距離感で接してきたかと思えば、途端に「価値観違いすぎるのでメール苦痛です」と 言われるし…愚痴になってきましたのでこの辺でやめますが。
    詳しく話せば夜が開けます(笑)
    タクシー会社の人間関係はどうなんですか?こんな女同士のドロドロとしたのではないですよね?
    男同士でバカ言ってるほうが僕にはしょうに合います

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  4. imomushiさん

    さすがに個タクは装備が違いますね・・・もちろん人によるんでしょうが。

    >あたしが疑われそう・・・ すかしっ屁か?

    人のにおいだけでなく、当然自分のことも気になりますよね。運転手が臭いなんてのは、金払って乗る利用者にとっては耐え難いでしょうから。

    しかし上の場合、報復でこっちもすかすというのもありかもしれません(ないない)。

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  5. こゆきさん

    わたしもタクシー禁煙化前は常に少し開けてました。客がタバコ吸い始めてから開けるとトラブルになりますから。今はタバコ吸う客はほとんどなくなりましたが、開けておいた方がいいんですかねぇ。

    それにしても都市部のタクシーはモニターとか、マニュアルとか大変なんですね・・・この辺のおっさんは普通に利用者にため口きいてますから、敬語で話すだけで、「しっかりした運転手さん」なんて言われますよ。

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  6. イノウエさん

    >タクシー会社の人間関係はどうなんですか?

    タクシーの良いところは、車の中にいる限りほとんど人間関係を持つ必要がないというところでしょう。
    もちろんそういうものを持ちたければ車を出て行けば仲間と話すことも出来ますが、基本的にチームで仕事するわけではないので嫌な人と付き合う必要はあまりありません。

    そういう意味では自営業者と似ていて、自分で判断して、ある程度の情報交換はしておいた方が有利かもしれません。

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