2011年5月26日木曜日

買収による減車

月曜(23日)の大雨で増水した川

昨日の朝と今日の朝…(だから?)

先週書いた減車に関する投稿への反響がすごくて…(大げさや)

関西で減車が順調に進んでいる

という話だが、

実際どのように減車が行われているか?

減車というのは読んで字のごとく

車、要するにタクシー車両を減らす

という意味であり、

単に業者の持つタクシーを廃車にする方法もある

が、それではこの業界においては機会ロスもあるし

運転手の雇用維持の問題もある(そういう認識があればだが…)。

そこで日経の当該記事に面白い減車の例がいくつか紹介されていた。

その一つとして、

京都の洛東タクシーが宝交通(の一部)を買収して

15台の車両の譲渡を受け、その分を減車する

というものである。

何やらややこしい話だが、整理してみよう。

ぞうさんマークでおなじみ(宣伝か)洛東タクシーは創業50年、

山科を地盤とし、

160台超を保有する大きな業者

である。

しかし車両160台を常にフルに稼働させようとした場合、隔勤計算で

300人以上の運転手を確保しなくてはならない

団塊世代が定年を迎えつつあるこのご時世ではそれほど簡単なリクルートではないはずである。

それならば単に空いている車を減車したら良いのではないか?

となるのだが、

その場合は業者としての売上低下は避けられないし、

現在の業界の流れでは再び事業拡大を模索するのは困難であろう。

そこで宝交通である

本社が久御山町にあり、

さらに市内伏見区に事業所を構えられている。

ここからは推測だが、

久御山を地盤とし、

地域密着で事業展開されていた宝交通が

ある時期(おそらく規制緩和後)に市内へ進出したが、

ローカル営業と都市営業は勝手が違う

ましてや京都は全国有数の激戦区である

そこで伏見の営業所からの撤退を検討していたときに、

洛東タクシーから話があった

記事によると買収額は1000万~2000万らしい(一千万と二千万えらい違いやん)

洛東タクシーにしてみれば、

伏見という新しい営業エリアに進出できる

というメリットに加え、乗務員の確保、減車による業界への体面など

さらに宝交通にとっては、

普通に撤退すればいくらかの損害が生じるのだろうが、

営業権が金銭で売れた形になる

何よりこの買収話がなければ、

宝交通は伏見での営業を苦しいながらもやむなく続けていったかもしれない。

結果的にウィンウィンであり、

いろんな意味で良い買収劇

と言えるのではないか。

推測が多く入っているので本当のところはわからないが、

言いたいのは、

協議減車というのは、資本主義の原則から考えればやはり問題はあるのだろう。

しかしこの買収を見ると、

結果的に良い方向に向かっているのではないか

ということである。

その他の中小業者にとっても

営業権を資産として認識できる

と一般的に考えることが出来るようになれば、それは大きな前進だろう。

このような減車が雇用に与える影響に関してはもう少し考察してみたいところである。

5月25日(水) 景気指数50 晴 18℃
売上 34,960 16(2)回 11.50時間 MAX 9,670

気持ち良く晴れた一日やった。

明日からは崩れるらしいが・・・

スタートは病院満車で入ることが出来ず、

今日はあかんかな・・・

とローな気分やったが

徐々に良くなって、

休憩もたっぷり取って(17時半~20時半)

24時頃に遠方

まあほぼ完璧やね。


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