朝の洗車時、車庫で整備士さんが車の修理をしていた。
タクシー会社は大手を除けば、20~40台くらいの会社が多い。
それには理由があって、40台を越えると運行管理者を1名追加して選任しなければならない。
40台なら1名で済むのに、45台にしたら事務所に2名置いておかないといけない(大抵やることはない)という非効率が生じるため、40台以下というのが一つの基準である。
また営業所には整備士も必ず必要になる。
中小業者では営業所を一人で担当することが多い。
タクシー車両は1年毎に車検を受けないといけないので、40台でも盆や正月を除けばほぼ毎週車検になる。
当然事故や故障も常に入ってくるため、整備士は忙しい。
しかも孤独である。
修理している車両を見て、声をかける。
「この車、どないしたんですか」
「(また)事故やねん」
分かってはいるが、
「××さんの車ですか」
「信号無視で、出会い頭らしいわ。相手ベンツやって」
「はぁー…」
俺もかつては管理者をやっていたので、事故対応のことを考えるとぞっとする(やめて良かったな)。
「××さんはどうなったんですか」
「そら、こんだけやったら辞めるしかないやろ。今回だけやないしな」
そうやろなー
ええ人やったけど、脳梗塞で何度か入院してるとか言ってたし、普通にやばいよな。
タクシーが足りないから地理試験をなくすとか、免許なしのライドシェアを認めるとか…何か方向性が違うよな。
ドライバーが減っても、配車システム等を高度化することによって供給を増やすことは出来るし、そういう高度なシステムを使いこなせる人材に高い報酬を与えることで、さらにレベルが上がっていくはず。
そんな日が来ることを信じて、まずは自分が健康であることを願う…
9月24日(水) 55,310 42回
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