神戸の桜は満開!
この時期(とクリスマスシーズンかな)は、
本当にタクシー乗ってて良かった
と毎年心から思う
こんな贅沢な仕事ないよな
そこらじゅうに咲くきれいな桜を見ながら金もらえるわけだから
普通にありえへんレベルに楽しい
こんな俺も、少し前まで「管理職」という名の社会的にはある程度リスペクトされる肩書を持って、
「事務所」という名の牢獄に入れられていた
まあ過去のことは良い
ネガティブな話もやめよう(そんならタイトル変えろ)
そんな桜咲く良い季節に、駅から着物を着た女性と、明るいコートを着た娘さんが乗車してきた
そのいで立ちと、明るい笑顔で話す姿を見て、
「入学式ですか?」
若い娘さんは満面の笑みを浮かべて、
「そうなんです」
「良いですねぇ。今日は天気も良いし」
「はい、本当に」
「大学ですか?」
「専門学校です」
「そうなんですか…」
こういうとき、専門学校で何を学ぶかまで突っ込むべきやったな、と後で少し後悔した。
大学でなく、「専門学校」という響きに彼女がコンプレックスを感じていないか、これ以上聞いて良いのかと少し引いてしまった感がある。
大学なら、「何を勉強するんですか?」と聞いていたかもしれない。
それはまさに、このタクシーという仕事にコンプレックスを持っている自分とかぶるではないか。
タクシーに乗っていると相手に分かったとき、突っ込んで話を聞いてくれないと感じることがよくある。
この人しっかりしてるように見えるけど、タクシー乗ってる(底辺の仕事してる)んや
という空気
そんな空気を自分が出していたと思うと、自分にがっかりした。
しかし降り際に
「おめでとうございます」
と言うと、やはり満面の笑顔で、
「ありがとうございます!」
もちろん、この器量も良く前途ある娘さんは、コンプレックスなど微塵も感じていない。
「春らしい装いで良いですね」
「母と(色が)お揃いなんですよ」
「がんばってくださいね」
「ありがとうございます!」
恐らく彼女もタクシーという仕事に対して、蔑みや哀れみなどは微塵もなく、逆に良い印象を持ってくれただろう。
新しいスタートの日に乗車したドライバーとのちょっとした会話、彼女は一生覚えてくれるかもしれない。
こんな積み重ねがタクシーという仕事の価値、ドライバーの社会的地位を上げていくはず。
地道に行こうぜ。
手ごたえはあるんや。
4月4日(金) 48,820 43回
明るい話題とは裏腹に、ありえへんほど最悪な金曜日
株価大暴落の影響もあるんやろうか(毎日数十万損してるんやろ)
地道に行こうぜ(手ごたえはあるんか)