2025年8月26日火曜日

運行管理者とは

 


自慢だが、俺は一応管理者としての経験も10年ほどある

運行管理者の資格はもちろん持っているし、衛生管理者や安全管理者、無線従事者など諸々の必要資格もほぼほぼ保有している

それでも、タクシー業務管理において重要視されるのは、

やはり運行管理者である

運行管理者とは何か

運行管理者は元々タクシー、バス、貨物と分かれていたが、

今はタクシーバスは資格としては一緒になっている(管理業務はかなり違うけどな)

共通しているのは、

事故防止と事故対応を行う業務

ということである

試験は主に道路運送法という職業運転業務(タクシー・バス)の効率化や安全を目的にした法律から、一般的な運転規則である道路交通法まで、各法律知識を問われるものである

合格率は最近は大体30~40%、俺が受けたときはもう15,6年前かな、25%だったのを覚えてる

またこの試験は受験資格として、タクシーやバス事業者の管理業務を1年以上行っているか、または所定の基礎講習を確か3日ほど受講しなければならない

こんなことを書いていると長くなるが(おもんないな)、

晴れて試験に合格して運行管理者になったとして、

どんな業務を行うのか、

主には、

①点呼業務

②事故対応(ドラレコ管理など含む)

ということになる

②の事故がなければ、ほとんどやることないやん

と思われそうだが、

いやいや、

③日報整理

④売上入力、未収管理

⑤配車業務

⑥事務所まわりの掃除…

試験知識などほぼ必要ない、汎用性(同業他社でも通じるスキル)もない、結局雑用係である

ドライバーの方がよほど楽しいし、

そんな楽しい仕事を目の前にしながら、ひたすら日報整理などをする…

こんな仕事って、今後持続性あるんやろか(やるやつおるんやろかって話か)


8月25日(月) 61,820 43回 

今月後半は苦戦やなぁ

昼間は良いけど、夜やな、夜が苦しいわ

2025年8月23日土曜日

「彼女21歳」

 深夜駅でウトウトしていたら、1時前に男性2名が乗車してきた

2名とも小太りで、よく見てないが会話を聞いていると、1人は片言の日本語で

外国人なのかもしれない

助手席後ろに座った男性はルームミラーに映るが、

30代くらいかなぁ

「××ビルまで」

「わかりました」

スナックなんかがいっぱい入っているビルである

行き先だけ言って、あとは後ろの客同士で話し始めた

「こんな時間に店開いてるかな」

「開いてない、かもしれません」

「…開いてるやろ」

「開いてる」

外国人の対応は悪いが聞いてると面白い

なんというか、日本人というのは空気を読む人種だが、

東南アジア系なのかな、

空気の読み方を知らない

「少し飲んで、早めに帰ろか」

「わたし、すぐ帰る」

「…帰るんか」

「帰る」

「女の子がいるからな、すぐ帰ったら悪いやろ」

「(あなたが)すぐ帰ると言ったから」

「いや、『早めに』帰る言うたねん」

「早く帰る…」

笑いそうになる

そんな会話を続けながら、

「いや、俺の彼女がな」

「(あなたの)彼女21歳」

「そうや、21歳…やな。いや、若いだけで可愛いないで」

「そう、可愛くない」

「…」

こういうの集めたら、タクシーコントネタとか出来るかも


8月22日(金) 63,570 55回

相変わらず昼間はよく動く

のだが

青タン前で5万出来て、金曜やし7万は固いと思ったが、上の数字



2025年8月21日木曜日

有名人?

 夕方、六甲アイランドのある高級マンションから配車あり、

乗ってきた男性は、

どこか(テレビ)で見たことある…

しかし、誰かわからない

タクシー乗ってると、有名人が乗ってくることはしばしばある

「××さんですか!」

と、テンション上げて対応することもあれば、

空気読んで、黙って知らないふりをすることもある

今回のように、

誰かわからない

というのは、

もちろん本人に聞くわけにもいかず

場合によっては、気づかれないようにスマホで名前を検索したりするのだが、

今回は分からんかったなぁ

車内ではスマホの動画をずっと見ておられたので、会話も出来ず

会話からヒントを得られることもあるのだが

会計はやはり

アメックスのゴールドカードやった

やはり有名人や(だからなんやねん)


8月20日(水) 51,550 41回

先月末から続いてた好調も、

失速してきたなぁ

昼間はまだ暑いからよく動くものの

夜がさっぱりや

まあ本読めたりするから良いけど



2025年8月19日火曜日

「俺、外で自分がタクシー運転手って言えへんもん」

 今日の乗務前、洗車時に同僚の先輩と少し話をした

この先輩、悪い人ではない

というか、「先輩」と言っても、この会社での話で、タクシードライバーとしては俺の方が先輩になるんやと思う

年齢は50代後半かな、

自分ではやたら「業界では若い方」というアピールをしたがる

確かに50代は(後半でも)若い方にはなるんやろう

しかもこの人、俺の知ってる限り、典型的な

今の日本のタクシードライバーなんよな

「昨日どうでした?(盆休最終日で)車少なかったからよう上がったんちゃいます?」

「上がるわけないやん」

こんな感じでとにかくネガティブ

ネガティブ光線を発してるのが、今の日本のドライバーの特徴と言えるやろう

「個タクも少なかったでしょうから、駅はよう動いたんちゃいます?」

「駅はな、客並んでたと思うで。でも俺駅入らへんもん」

「入ったら良いやないですか」

「そんなもんちゃうねん。駅は誰でも入って良いもんちゃうねん」

誰でも入って良いんですよ

「そうですか」

こういう話をまともに聞いてもしゃーない

「前はな、✖駅の北乗り場に入ったら、南の乗り場には入ったらあかんことになってたねん」

「誰が決めたんですか?」

「いや、そうなってたんや。それが最近は平気で入るやつとかおって」

俺平気で入ってますが(だからお前に言うてんのやろ)

「そうですか」

「分かってないねん」

よく分かってますよ。あんたより業界長いですよ

「そういうのを変えていかなあかんのとちゃいますか」

「えっ?」

「駅に入るや入らんやら、どこの駅がどうやら、そんなこと言ってるから今利用者がタクシーないない騒いでるんちゃいますか?」

「…」

「今のタクシーの数でも、効率良く、そんな古い慣習なしにお客さんが必要なところにどんどん入っていったら、『タクシー足りない』なんて言われることないんですよ」

「そら、そうかもしれんけど…」

「とにかく変えていかなあかんのですよ。収入上げていかな若い人入ってきませんよ」

「…(入ってきてほしくない)」

「タクシーのイメージを変えていかなあかんのですよ」

「確かにな、俺外で自分がタクシー運転手って言えへんもん」

それな

それを変えていかなあかんねん


8月18日(月) 59,130 45回

9月度初日

昼間は暑くてまだよく動くけど、夜はあかんなぁ

とっておきのサンチケ(サンキューチケット)使って1500円、どないやねん…



2025年8月16日土曜日

終戦記念日

 終戦記念日は、戦争で苦しんだ先人の方々を想うため、またいつ悲惨な戦争が身近に訪れるか分からないため、

いつからか1日断食をすることにしている

今日はたまたま乗務日だったため、乗務中の食事を削って仕事をした

食べなくても意外としんどくもなく、

盆休とはいえ、そこそこ忙しかったので、食べることも忘れていそいそと仕事をしていた

夜中になると少し暇になるので、

0時を過ぎて、終戦記念日が終わったところで、少しコンビニでサンドイッチなどを買って食べた

そこから一気に眠気に襲われた

正直そこから数回の仕事がどこからどこまで行ったのかも思い出せない

車庫に帰ったのも覚えていないが、

2時頃入庫したはずなのだが、

目が覚めたら3時過ぎやった

事故なく一日終えられて良かったわ


8月15日(金) 63,780 46回

夕方は半月がきれいやったなー





2025年8月14日木曜日

墓参り

お盆と言えば、タクシーは基本墓参りの仕事狙いになる

例外はあれど、墓地というのは大抵駅から離れている(距離が出る)ものやし、

大抵は往復になるから(時間も加算されて)さらにメーターが出る

あと(メーターのまわる)待ち時間もうれしい

街中で待たされたら落ち着かないし、

状況によっては車を動かさないといけなかったりするが、

墓地は山の中などで、車はゆったり停めれるし、

景色も良かったりする



癒されるわ(なんか病んでるのか)

今日は2度も墓参りの仕事があたった


8月13日(水) 68,210 36回

2025年8月10日日曜日

「近くてすみません」

ここんとこ日中はよく動くが、夜がイマイチ

なんか、車両数のバランスやんな

タクシー需要のトレンドとしては、

日中の利用が増えて、夜はやや減ってる

しかし、日中に働くドライバーはそれほど増えていない中で、夜走るドライバーは比較的多い

春はあけぼの、タクシーは夜

みたいに思ってるドライバーが未だに多いのかもしれない(春はあけぼのって何?)

今日も夜失速していた中で、0時過ぎGOアプリが鳴った

配車先は阪神の駅

行くと、駅に待機車両はある

なぜアプリで呼ぶ?

カラオケ屋の前で若者たちがたむろしていた

そのうちの一人、一番やばそうなパンチパーマ風(いまどきそんな髪型あんのか)の男が乗ってきた

乗るなり、

「まっすぐ行って、そして右ね」

あー、(行き先言わない)このパターンあるあるや…

近いんやろな

しかし行き先がはっきりしないと、次の仕事も取れない

「お客さん、近くは良いんですが、行き先教えてもらえますか」

「…」

しばし沈黙が流れる

キレるかな(そう思うなら言うな)

「あの…すみません、近くなんです」

知ってるわ

あっという間に着いた

料金は900円(うちGO配車料100円)

「これだけ置いとくんで、取っといてください」

見ると、3000円置いてある

「いや…ありがとうございます。良いんですか?(断って返せよ)」

「すみません、ほんま、すみません」

いや、あんた別に悪いことしてないし


8月9日(土) 66,050 46回

盆休入りの土曜日でちょっと期待したけど、

もうひと伸びほしかった(贅沢言うな)



2025年8月8日金曜日

「タクシーなんてもんは…」

 数か月前まで同じ会社にいて、

いつの間にかいなくなっていたドライバーが、戻ってきた

駅で会う

「どないしてたんですか?」

実はいなくなった理由(事故)も知っているのだが、

「半年ほどゆっくりさせてもろたわ」

「半年ですか、何してたんすか」

「いや、タクシーなんてもんは辞めてもどこでも仕事出来るわ思ってたけど、この歳になると簡単に入れてもらえへんのや」

辞めさせられたんやろ

「いくつなんですか」

「68や」

そら、入れてもらえへんやろ

「そっちはどうですか」

「変わらへんわ。クレジットの手数料がごっつ取られるみたいや:」

「なんぼくらい取られるんすか」

「5%くらいかな。アプリの配車料も取られるわ」

「そんなんはこっちも同じですやん。歩率は?」

「同じようなもんやろ。50(%)なんぼや」

50なんぼって随分幅あんな。

※神戸あたりでは大体大手で55%、中小業者ではもう少し上乗せがあるような感じである。その分大手はクレジットの手数料は取られないし、事故の際の補償も手厚い

「(そっちは)事故したらどうなん?いくらくらい取られますん?」

「そんなん聞いてないわ」

あんた、それ一番聞かなあかんとこやん

※タクシー会社入社時は、歩率はもちろん、クレジットの手数料やアプリの配車料に加えて、事故の際の補償についても面接でしっかり確認しましょう(歩率は大抵黙ってても説明あるが、その他のところは面接では聞かないと教えてくれないことが多い)


8月7日(木) 68,850 45回

木曜にしてはがんばったかな

朝はまあまあ強く雨が降ったが、昼には上がってしまった

夜はある自治体の市長選挙に40歳代で立候補する予定やというお客さんと話が出来た

若い市長誕生、期待してます



2025年8月6日水曜日

おんぶ代

 暑い日が続くが、

こう暑いと、とにかくタクシー利用は多い

仕事がないのもストレスだが、

あまりに忙しいのも、なんかゆったりした、この仕事の良さが削がれる気もする

しかし、いつ暇になるかも分からない

稼げるときに稼いでおくのが、タクシーである

そんな忙しい午前中、山側の県営住宅より配車依頼があった

指示通り、13号棟の前に付ける

しばし待っていると、女性が窓を叩いた

「少し下げて(バックして)もらえますか。あそこの階段から出てきますので」

「分かりました」

バックして、指示された場所につける

出てこない

車の外に出る

ここまでもう10分ほど、

800円くらいの仕事は出来てしまう時間である

車外に出て見ていると(遅い客は車内で待つより、外に出てプレッシャーをかけるのはひとつの技術である)、

階段の奥の入り口ドアが開いた

しかし誰も出てこない

しばし待つと、杖が見えた

老人の片足が出てきた

介助する女性が見える(多分娘さん)

「はい、よっこいしょ!」

もう片足がドアの3センチほどの段差をなかなか越えられない

やっとのことで、多分乗車するらしいおばあさんの全身が見えた

しかし、あの3センチの段差をなかなか越えられなかったのに、

今おばあさんの前には、30センチほど、4段の階段がある

降りられるわけがない

歩いて階段の下まで行った

「どうしましょう(忙しいんですが…)」

「すみません…昨日までこんなことなかったんですが」

「こんな状態なら、次から介護タクシー呼ばれた方が良いかもですね」

「すみません…」

階段を上がった

「この階段無理ですよ。おんぶしますよ」

「えっ、良いんですか?」

良いも何も、こっちは早くこの仕事を済ませないと、次へ行けない

「はい、どうぞ」

おばあさんをおぶって、車まで運んだ

思ったより重かった…

「本当にすみません」

「いえいえ」

「××病院までお願いします」

「わかりました」

近場の病院である

車を走らせる

「本当に昨日までここまでひどくなかったんですが、暑さのせいですかねぇ」

「そんな突然来るもんなんですかねぇ」

そんな「ねぇ」会話をしながら、病院に着いた

「1500円です」

「ありがとうございます」

料金を頂く

「あと、これ」

千円札を置かれた

「えっ?」

「おんぶ代です」

まあ、良いことをしたのかもしれない

やや自己満足に浸った出来事であった


8月5日(火) 54,450

日中はよく動くのになぁ

夜がさっぱりや




2025年8月4日月曜日

「実は先ほど主人が…」

 夜中に山の上の病院から配車依頼があった

23時過ぎやったやろか

病院の入り口に入ると、夜間入口のところに老夫婦が待っていた

「お待たせしました」

ドアを開けると、先におじいさんが乗車してきた

元気である

「早く乗らんかい!」

後からゆっくり乗車する奥さんに向かって、軽く怒鳴る

奥さんは返事もせずに乗車する

「本山までな」

おじいさんが行き先を言う

「わかりました」

「本山南町までお願いします」

奥さんも行き先を言う

具体的な住所を伝えたかったんやろか

「今言ったとこや、余計なこと言うな!」

またおじいさんが怒鳴る

奥さんは何も言わず外を見ている

「いやー、いつまでも暑いなぁ」

これは俺に対して言っているようである

「そうですね。暑いですね」

ここんとこ一日中交わしている定番の会話を少し適当に繰り返す

「ここは夜景がきれいやなぁ…」

山の上の病院である

見ると、神戸の夜景が眼下に広がっていた

確かにきれいだった

「本当ですね」

奥さんは何も言わず窓の外を見つめていた


やがて行き先が近づくと、奥さんが

「あ、そこの信号入ってください」

「わかりました」

「次の角で良いです」

「はい、えー2300円です」

奥さんから料金を受け取る

ドアを開ける

ドアを開けても、すぐには降りない

奥さんは少し躊躇するように、

それでいて、少し安堵した表情で

「実は先ほど主人が亡くなりまして…」

「えっ?」

運転席の後ろの席に目をやると

誰もいない

「主人はあそこの夜景が好きだったんですよ」


8月3日(日)  59,350 41回

久々の日曜出勤

日曜は出たら結構上がるのだが、

今日はあかんかったな

この時期は盆前に詰めて出るドライバーが多いから(お前もやろ)、日曜でも車が多い

まあ6万ほど出来たら上出来やけど



2025年8月2日土曜日

隔勤の生活

 タクシー独特の勤務体系として「隔勤」というものがある

要するに、文字通り隔日勤務、

一日働いて、一日休み

という、聞けば夢のような勤務である

俺ももともとこの勤務に憧れてタクシードライバーになった

こんな書き方をすると、

休み多いって言っても、そんなに甘くないよな

キツイいんやろな

と思われるかもしれないが、

普通に、休みが多くて夢のような勤務である

実際どんな感じかというと、

俺の場合、勤務日は朝5時台には起きる

健康法で朝飯は食べないが、

少し新聞読んだりして、

7時前に家を出る

通勤に約1時間かかる

長いな、とよく言われるが、通勤時間というのは誰にも邪魔されず(勤務中は邪魔されまくりやもんな)、車内で一人の時間を過ごせるため、結構快適な時間でもある

8時前に出勤、点呼、簡単な洗車をして、

8時半頃に出庫

ここから昼過ぎ(13時半)までに2万円が目標である

昼休憩は大体同じ時間帯に取るようにしている

昼休憩が終わると、第2部、

午後から夕方の勝負

20時過ぎまでに4万円が目標である

ここで晩飯、晩飯はコンビニなどでなく飲食店に座って1時間近くゆっくり取るようにしている

この晩飯も1日のひとつの楽しみでもある

最後夜、深夜の部

ここからまた2万円が目標

最終的に6万目標、

乗務終了目安は深夜2時

出庫から18時間弱である

隔勤の時間制限は約20時間だが、

制限ギリギリまで仕事をするものではない

この仕事は2時までと決めていても、そこで遠方乗車があれば、3時4時にもなる

制限より早めに目途を立てておくものである

勤務終了後は日報をまとめて、納金をして、家路につき

早ければ3時半ころには帰宅

ビールを飲んだり、ブログを書いたりして(もう5時近いやろ)

通常は4時半ころには就寝

それでも9時頃には起きるかな

明けの日は結構まるまる休みである

ゆっくりしても良いし、

副業しても良いし、

ということで、今日は遅くなったので寝ます 


8月1日(金) 67,140 51回

今日は夜にヴィッセル神戸の選手を乗せた

テンションあがったなー

何事もないような、クールな振りで過ごしたが…