2012年12月4日火曜日

12月3日(月)33点~タクシーチケット


タクシーチケットとは、

タクシー会社やクレジット会社などが発行している

タクシー利用のみに使えるチケットで、

まあ、こんな感じになっている。

通常は利用者が、上の「利用合計」欄に金額を書いて運転手に渡し、

我々法人ドライバーはこれを会社側に渡し、

タクシー事業者が、(クレジット会社などを通し)先方へ請求するという仕組みである

こんなにIT技術が発展している昨今だが、

こういったチケットは特にタクシーメーターに連動させたシステムではない。

タクシーチケットは企業が社員に持たせて、領収書の整理などの手間を省くために使われることもあるし、

接待に使われることもある

先日ちょっと気になる「事件」があった。

ことがことなので、かなり抽象的な話しになってしまうが、

あるホテルから乗車になったお客さんがチケットを持っていた。

「ありがとうございます。3,910円になります」

「はい、これチケットでね。接待のチケットやから、1万円にしとくね」

お客さんは上の金額欄に「利用限度額」である1万円と書いて、俺に渡した。

前述のように、チケットはメーターとの連動性はないので、

1万円の現金をもらったのと同じことになる(6千円チップか)

タクシーに乗っていれば、

信じられないような高額のチップをもらうことはある

それはサービスに対して多大なる好意を持ってくれたのかもしれないし、

または何らかの理由で金を使いたかったのかもしれないが、

大抵は有り難くいただく

しかし上の場合は違う。

お客さんは俺(ドライバー)に対する好意でしてくれていることなのかもしれないが、

払うのはチケットを切った企業、要するに接待した企業である

基本的にお客さんの書いたチケットの金額は訂正することは出来ないので、

昨日所長に電話で話した。

「先日のチケットですが、メーター料金で処理してください」

「はぁ・・・。面倒なことになるけどな」

「我々のお客さんは接待側の企業でもあります。そんな金は受け取れません。運転手としてのプライドもありますから」


11月30日(金) 日照2.1 気温12.6-1.4
営収 41,500(11,050) 18(8)回 12.75(6.00)時間
MAX 2,150-9,350


出庫してポンポンと仕事があたって、

今日はいけそうや

と思ったところで、病院で2時間(13-15時)フリーズ・・・

しかしボーナスフライデーの夜は何とか流れを引き寄せた。

しかしまだ感覚的には綱渡りやな

苦しい11月やった

12月3日(月)A 日照6.7 気温12.5-マイナス1.9 雨2.0
営収 33,310-8,920 14(7)回 12.50(6.25)時間
MAX 2,390-13,430


昼間は最高の天気で、

気持ち良くワックスがけ(タイヤ交換もすれば良かったのに)

しかし前半の流れは悪く

今月もあかんかな・・・

夜も波に乗れなかったが、

終電で客が並び、

最終は3名「あいのり」で遠方

今月はがんばるぞ!

6 件のコメント:

  1. 長距離のチケットでは帰路の高速料金を上乗せ交渉する
    ドライバーもよく聞きますが私はメーター通り記入してもらっています。

    先日、○○企業のチケットを提出したホステスさん。
    慣れてないのか通行料金の欄とメーター料金を何度も
    ボールペンで書き直したチケットをもらいました。
    (内心ヒヤヒヤです)

    昨日は夜8時まで最低記録更新かと半ばあきらめてたら
    なんと 関空が.....しかし距離が伸びてしまい
    夜半過ぎの雨に便乗して売上アップ出来ずじまいでした。

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    1. ちみちみさん

      55割だと市内から関空まで1万円も出ないんですよね・・・まあ関空なら勝負早いんで悪くないかもしれませんが。

      このタクシーチケットというシステムもどうかと思いますよ。やろうと思えば、何でも出来てしまいますからね、ここだけの話。

      「タクシー運転手としてのプライド」・・・我ながらいい言葉やと思います。多くのドライバーがプライドを持って仕事をしていると信じています。

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  2. 名古屋ではチケットにメーター以上の上乗せした金額を書いて、その上乗せ分を現金でよこせ!なんてのまでいますから・・・

    閉店が遅くなったのは自分のせいだからと客が「帰り」のタクシー代として渡したチケットで家族を連れて東京まで遊びに行ったホステスとかも・・・

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    1. imomushiさん

      接待のチケットを利用して、「領収書ちょうだい」なんてのもよくありますよね。運転手なんかにわからないと思ってるんでしょうが、要するに脱税です。

      まあかっこつけたって、接待側の企業からしたら商品買ってもらうためには高い金額(タクシー料金)の方が都合良かったりすることもあるんですよね。何百万の取引をするのに、数千円のことで彼らの客に嫌な思いをさせる方がまずいのかもしれませんし・・・アホらしいと言えば、アホらしい話です。

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  3. 「タクシー運転手としてのプライド」もあるでしょうけど、「接待される側のプライド」はないんでしょうかね。

    日本企業では接待費を多くもっていることを自慢する人がいるとか。遊びたいなら自分のカネを使って遊べばいい。自慢するならせめてその時点からでしょう。会社のカネを使える自慢ってなんの自慢なんだろう。

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    1. YSさん

      よく日米の役員報酬が比較されることがありますが、ご存知のように、アメリカの方が桁違いに高いんですよね。

      その代わりと言ってはなんですが、日本においては「接待」に代表されるような「ヒモ付き」の見えない報酬があります。

      公的な補助金などもそうですが、そういった他者の金をいかに引き出すかが日本社会で勝ち抜くための術なんだと思います。

      そういう意味では、「自分のために接待企業はなんでもするんだ」というプリビレッジとでも言うんでしょうか、それはある意味、このゆがんだ社会における「プライド」なのかもしれません。

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