2025年6月28日土曜日

暴言を吐く客②

 最近タクシーで暴言吐く酔客もほとんどいなくなったな

なんて思ってたら

先週今週と立て続けにややこしい客に遭遇した…

その客は乗車する1時間くらい前から駅のまわりをふらふらしてた

駅に入ろうとしたら、赤信号を平気で横切ったりして

目に留まっていた男であった

あー…こいつ乗んのか

その男がふらふらと乗り込んできた

今まで何してたんや

「どちらまで行かれますか?」

「…」

すぐに答えない(近いんやろな)

ややこしいやつである

「えー…どちらまで行かれますか」

「××中学の上」

案の定、すぐ近くである

「はい、わかりました」

走り出して少しすると、

「…嫌なんか」

呟くように男が言う

「…はい?」

「嫌なんか?言うてんねん!」

口調が強くなる

「何がですか?」

「お前態度悪いねん!」

「はぁ…」

「『はぁ』ってなんやねん?

「はぁ…」

「なんやその態度は」

「別に何もしてませんが」

そうこうしてるうちに、

「この辺ですか?」

「あー、そこで止めて」

「700円です」

男は黙って1000円札を出す

「300円のお釣りですね。ありがとうございます」

「なんやそれ?」

「はい?」

「なんか文句あるんか?」

「…」

「文句あるんか言うてんねん!!ボケ!!」

「…」

「おい!」

「(清算終わったんで)降りてもらえませんか」

「俺金払ったよな?」

「はい」

確信犯やな

金を払ったら運転手は文句言えへんと思ってるんか

「早く降りてもらわないと次の仕事が出来ませんから、降りてもらえませんか」

「なんやこら、やるんかこら」

「そんなら営業妨害ですから、警察連絡しますわ」

「なんやこら!何言うてんねん、こら!!」

警察に電話する

「お客さんが降りないんですよ。それで暴言吐き続けてて、恐怖を感じるので」

警察「分かりました、すぐ行きます。運転手さん、お名前は?」

「…ここにその(ややこしい)客がおりますんで、(名前は)勘弁してもらえますか」

そんなやりとりをして、電話を切る

「なんや、お前!何しとんねん!」

「まあすぐに警察来ますから、待ちましょうか」

「降りるわ!開けろこら」

すぐにドアを開ける

引き続き暴言を吐きながら、ふらふらと去っていった

あー、むかついたわ

警察に電話する

「先ほどのタクシー運転手です。お客さん降りられたんで」

「そうですか。それなら運転手さんだけその場で待っててもらえますか」

なんでやねん

「いや、その客がいて怖いんで、もう現場離れました」

「そうですか、一応いつでも電話出られるようにしておいてください」

次の客乗ってたら電話出られるわけないやん

まあ良いか

「分かりました」


6月27日(金) 63,170 54回

今日は梅雨明け宣言も出て、

日中は暑かったし、よく動いたが、

ここんとこ夜がさっぱり

挙句に上の最悪の客が乗ってきて、

ほんま最悪や



2025年6月26日木曜日

6月度まとめ

 今さら16日締めの6月度のまとめ

5月19日(月) 49,750

5月21日(水) 60,530

5月24日(土) 73,210

5月26日(月) 49,310

5月28日(水) 57,580

5月31日(土) 66,370

6月2日(月) 84,220

6月4日(水) 47,360

6月6日(金) 67,350

6月9日(月) 73,610

6月11日(水) 64,920

6月13日(金) 59,200

6月16日(月) 57,130

6月度合計 13乗務 810,540 平均62,349

まあ月80万超えたら上々やろな

7万超え8万超えが3つあったのは大きい

基準としては、平均6万のラインがベンチマークになってる


6月25日(水) 45,800 42回

しかし今期(7月度)は苦しいなぁ

4乗務終えて、平均53,330

ここから巻き返すにはやはり2,3回ビッグスコアがほしい



2025年6月24日火曜日

個人タクシーのコミュニティ

 都市部にはやはり個人タクシーは多い

簡単に言うと、個人タクシーとは、

①人口30万以上の都市で

※兵庫県なら神戸市149万、姫路市52万、西宮市48万、尼崎市45万、明石市30万の5市

②10年以上乗務経験があり

③3年以上無事故(警察に届ける事故)無違反

という条件になる

開業資金としては、昔は1000万とも言われたが、実際は200~300万程度あればなんとかなるのではないか

ただし自己資金で用意しないといけない

もちろん車両費は別やから、タクシーとして使う車両のグレードによってローンの費用がかかってくる

大都市にはどこも個人タクシー協会なるものがあって、

そこで大体開業支援から開業後のサポートまでしてくれる感じになっていて、

独立事業者というより、協会員というイメージになる

協会費として地域にもよるが月5~6万は取られるみたいである

あと個タクって意外と配車アプリを積んでない

もちろんアプリを導入することも可能ではある

費用は初期費用数万、月数千というところやないかな

いまどきアプリでそれ以上の仕事が得られるのは間違いないが、

個タクは積まない

なぜか

通常は法人タクシーの1ドライバーから個人タクシーとして開業する

1部の顧客は引っ張れるかもしれないが、

それで食っていけるものでもない

最初は予約などほとんどないわけやから、地方都市では駅に入らないと仕事が出来ない

駅に入るためには、その「コミュニティ」に入らないといけない

地方の駅に個タクが多いのは、そのコミュニティの存在である

法人タクシーはある意味同僚なんか知らん顔していても仕事は出来るが、

個タクはそのコミュニティに入らなければ、仕事は出来ない

駅の主たちに頭を下げて、その駅の「ルール」に従う

駅の並びから予約を受けて途中で出ていくなんてもっての他である(法人タクは平気で出ていくけどな)

駅に並んでない時ならアプリ配車受けれるって?

いやいや

コミュニティに入ったら、駅に戻ってきたときに

「××ちゃん、どこ行ってたん?」

そんな会話が待っている

アプリで飛んでたら、コミュニティからはみ出してしまう

そんなこんなであの人らも大変やねん

という話(なんやねん)


6月23日(月) 56,020 39回

日中はそこそこ動いたが、

夜はしんどかったな

雨も中途半端やった



2025年6月22日日曜日

暴言を吐く客

 暴言を吐く客って最近少なくなってきたなぁ

タクシーも平和になったなぁ

と思っていた矢先に、えらいやつが乗ってきた

深夜、GOアプリで飲み屋に配車

現着すると、店主とその店の客らしき男性二人が店の前にいた

(すぐ乗ってもらえそうや)

ドアを開けると、寄った客らしき男が

「近いところですけど、お願いしまーす!」

「…(このテンションで言われるとなんかむかつく)」

すると店主らしき男は店の中に入っていった

(おい、すぐ乗らへんのかよ)

客らしき男は車の横に立って待っている

ドアは開けたままなので、

「お客さん、近いのは構わないですけど、なるべく早く乗ってもらえたら助かります」

「あぁ…そうですか。(店の中に向かって)おーい!運転手が早くせぇ行ってるで!」

「…(そんな言い方はしてないが)」

「土曜日なんで忙しいですか?」

「はい、そうですね(夜はさっぱりだが)」

2,3分待つと、店主が出てきた。

一応急いでくれたようだ。

「どうぞー」

乗るなり、客の男が豹変した。

「お前急げ言うて、なんやねん、こらー!!」

「…」

「急げ言うたやろが、お前」

「急げとは言ってませんが」

「言うたんや!急げってなんやねん!コラー!」

「まあそう取られたんでしたら(そういう意味ですが)すみません」

「なんやこら、謝るんなら最初から喧嘩売るんやないやろ」

「…(めんどくさ)」

「そのカメラ(ドラレコ)映ってんやろ?お前が言うたこと」

「はい、全部映ってますよ(お前やー!お前の言うてることや!)」

「全部お前が悪いんや!偉そうになんや!」

隣に座った長髪の店主も、

「(運転手さん)そういうこと言うのはよくないですね」

一応看板しょってることはわきまえてるようである。

しかしなんかむかつく。

そうこうしてるうちに目的地に着いた。

近くて助かった。

しかし、後で考えたら確かに余計なこと言ったかな。

実際そんなに待たされたわけでもないし。

最近タクシーも売り手市場で客もめちゃめちゃ頭低いから、確かに調子に乗った一言やったかもしれへん。

素直に少し反省


6月21日(土) 62,050 47回

日中から夕方までは暑さもあってよく動いたが、

夜はイマイチやった。

もうボーナスも出てるんやろけど、

悪いときは変な客に捕まるなー



2025年6月14日土曜日

駅の「ルール」

 これは意外と一般の利用者には知られていない話だが、

大きな駅のタクシー乗り場、もちろん空港や大きな病院も然りだが、乗り場には「ローカルルール」が存在する。

これはどういうことかと言うと、

並び方や並ぶ順番、乗り場への入り方などなどである

これを知らずに新人ドライバーが乗り場に入ると、どうして良いか分からず(特にプールにタクシーが複数列で並んでるときなどは、どこに並べば良いか分からない)

少しするとスキンヘッドや、汚いジャンパーを着た「主(ぬし)」たちに囲まれることになる

JRの駅などはJRのステッカーを貼った車両じゃないと入ってはいけないとか、

地域によって、駅に入る車両の制限をしているところや、業者ごとに割り振っている場合もある(A社5台、B社5台・・・など)

まず乗り場は大体前に3台から4台の車両が並び、

その後方のプールに列を作って並ぶ、プールは最後方の車両がハザードを焚くなどのケースが多い

このプールに入ってしまうと、ルール的にも物理的にも、無線等で抜け出すことが出来なくなる

またプールがない、またはスペースが十分でない乗り場は、外で路駐をしながら順番を待つ形になるが、この場合もどこに待つかは決められている

というか、その駅にいるドライバー仲間で勝手に決めているのである

例えば駅から東側の道の路肩に待機車が並び、乗り場やプールが空いたら待機車先頭が左折入庫していくなどのルールがあれば、

当然西側から来た車両が右折で乗り場に入るのはタブーとなる

わざわざぐるーっと大回りしてこないといけないわけだ

タクシーがそんな風に大回りして駅の乗り場に向かっているときに

駅の乗り場では客が行列を作っているなんてこともよくあるのである

確認してからまわったら良いやんと言われるかもしれないが、

乗り場がどのような状況なのかは分からないし、

ドライバーとしては習慣化している行動はなかなか変えられない

そんな中、昨日ある駅に待機していたら、ドライバー同士で大声で揉めているシーンに出くわした(こんなことは特に珍しくもないのだが)

見ると、若いドライバーが年配のおじいちゃんドライバーに食って掛かっている

「ぼく何か悪いことしましたか!納得いきません!」

「しつこいねん!お前はなんやねん!もうここに(乗り場)入ってくんな!」

そんな「排除行為」を堂々と叫んでいた

このおじいちゃんドライバーは言うまでもなく、この乗り場の「主」のひとりである

そのうちベテランの個人タクシーの主たちが車から降りてきて、その若者を囲む

「理不尽なことも受け入れなあかんのがこの仕事やで」

なんていうたしなめ方やろう・・・

乗り場に客が現れても、知らん顔でみな騒いでいる

俺は窓を開けて、その劇場を楽しんでいたが、

「お客さんやで!」

一応客が来たことは伝える(商店の店員なら全員クビやな)

なぜ助けにいかないか?

俺がいったところで揉め事が収まるほど存在感のある人間ではないし(いつもそこの乗り場にいるわけちゃうからな)、

明日にも倒れそうなおじいちゃんドライバーたちに囲まれている威勢の良い若いドライバーに危険性は微塵も感じなかった

そんなときに限って乗り場はなかなか動かず、

30分くらい劇場を楽しんだあと、800円の乗車

失意を抱え、スタンドに向かうと、その若いドライバーと偶然会った

「大変やったな」

「ほんまになんなんですか、あれ。自分らがルール、ルールいう癖に、自分は平気でルール違反するんですよ」

「(怒らせるために)わざとやってんねん」

「そうなんですか」

「みんなでルール守ってたら、ルールさえ守ったらどんどん乗り場に入る車が増えるやろ。だから、わざと混乱を起こして入りにくくさせんねん」

「アホみたいですね」

「いくつなん?」

「23です」

「23かー!若いなぁ!俺も一応20代からタクシー乗ってるけど」

「そうなんですか(笑)」

「これに懲りずに(あの乗り場)がんがん入っていきよ」

「わかりました(笑)」


6月13日(金) 59,200 45回

年金フライデーで期待したが(なんやねん、その造語)

夕方から急失速やった

最後入庫前にアプリ鳴って

大逆転来るか

と思ったら、ラブホテルの配車で迷わず配車キャンセル



2025年6月12日木曜日

行き先を言わない客

 タクシー運転手と利用者の会話というのは、その「行き先」を背景に成り立っていると言っても良い

その行き先へのルート

そこまでかかる時間

その行き先、またはそこへ行くことが持つストーリー

病院へ行くなら、病気の話だったり

仕事が終わって家に帰るなら、仕事の話、家にいる家族の話

などなど

そんなことが分かったのは、

行き先を言わない客に出会ったからである

20代やろか、一見普通に見える女性(普通やないゆうことやな)

「どちらへ行かれます?」

「・・・」

まあ、このくらいはある

近いから言いづらいとか、

酔っぱらって、行き先がすぐに出てこないとか

しかし、この女性はそんなんではなかった

ただ大荷物を抱えて乗り込んできた

荷物というか、買ってきたもの

赤ちゃん用のおむつ大パックを4つくらいと

対照的なミニカップラーメンを袋にも入れずに抱えて乗り込んできた

赤ちゃんはいない

「どちらへ行かれますか?」

何度か聞いているうちに、こっちも声が荒くなってくる

「・・・」

「こっちも仕事してるんで、行き先決まってないなら降りてください!」

行き先を言わない客がこんなに腹立つとは思わなかった

「今何時ですか?」

「・・・22時半過ぎですけど(行き先と関係ないやろ!}

「この近くに温泉ありますか?」

「日帰り温泉はありますけど、もうすぐ(23時で)終わりますよ」

「そうですか}

「三宮まで行けば、泊まれるところもありますけど」

「天然温泉ですか?」

「天然温泉じゃないといけないんですか?」

「はい」

「・・・」

一応調べて、元町のドーミーインが「天然温泉」と書いてるから、そこまで行った

「こちらでよろしいですか?」

「・・・ちょっと予約出来るか聞いてくるんで、待っててもらえますか?」

「・・・はい」

待てども出てこないので、中を覗くと受付に女性はいた

チェックインの手続きしてるんやろか(その前にタクシー支払いしろ!)

まあまあ部屋数もあるホテルなので、水曜の夜に満室とも思えない

やっと女性が戻ってきた

「えー、ここまで5200円です」

「ここから大阪まで行ってもらえますか?」

「はい?」

「同じ系列のホテルが淀屋橋にあるんですけど、そこまで行ってほしいんです」

「はぁ・・・」

「その前にちょっと寄ってほしいところがあるんですけど」

「(まじかよ・・・)どちらですか?」

「そこの快活クラブに寄ってほしいんです」

「はぁ」

ドーミーインから快活クラブはすぐ近くなので、車をまわす

「こちらで待っといたらよろしいですか?」

「すぐ戻ってきます」

すぐ戻ってこない

心配になって快活クラブへ入っていく

狭い道に駐車してる車を心配しながら、2階の受付まで行くと、

スタッフはいない

インターホンでどこにいるか分からないオペレーターと話す

「今入っていった女性が・・・(分かるわけないか)」

急いで車に戻って、警察に電話する

警察に電話で説明していると、

「あっ、戻ってきました」

女性が戻ってきた

また大量の荷物を抱えている

きっとこの快活クラブで生活していたんやろう

「じゃあ(大阪まで)行きますか」

「下道で行ってください」

「え?大阪まで下道ですか?」

「あとそこのセブンイレブンに寄ってもらえますか?」

「・・・」

セブンイレブンに入ると、何か食料を買ってきて、車内で食べている

食べ終わると、

「セブンイレブン寄ってもらえますか?」

「はい?」

そんなことを繰り返し、3回目で駐車場で待っていたときに、大阪の車を見つけて

「大阪まで帰るお客さんなんやけど、変わってもらえる?」

「はい!良いですよ」

少し話すと、1か月の新人ドライバーらしい(ベテランならなんか裏あるやろって疑うよな普通)

ラッキーやった

というわけで、不審な客から解放され、1万強の料金も現金回収出来た

あー、(精神的に)疲れたわ


6月11日(水) 64,920 38回



2025年6月5日木曜日

「ママさよなら」

 今日はGOアプリ配車が一度しかなかった

こんなんは初めてかも(機械がおかしかったんちゃうか)

その一度の配車

配車先のマンション下で待っていても、なかなか出てこない

【到着しましたが、お客様が見当たりません】

というメッセージを送信する(このメッセージ何気に効くやんな)

すると、やっと客らしき親子がマンションから小走りに車に向かってきた

30前後の女性(母親)と、5,6歳?のかわいい女の子(娘)

しかし母親は切れ気味

「早くしなさい!何してんの!」

切れてる親を横目に冷静な娘

「痛いねん」

「何が痛いの!早く乗りなさい!」

「こんにちは」

修羅場っぽい雰囲気を感じながら、一応あいさつする

行き先(芦屋)はアプリで既に指定されていた

「急いでください」

「・・・」

こういう要求には返事をしかねる(散々待たしといてな)

その後はまた母親のヒステリックな娘への攻撃が続く

「シートベルトしなさいよ!そんなことも出来ないの!」

「痛いねん」

「どこが痛いの!もう行くのやめよか?」

「いやや、行きたい」

どうやらダンススクールに行くためにタクシーを呼んだらしい

「行きたいって、あんたのせいでもう遅刻や、ほんまにあんたのそういうとこ大嫌いや!」

よう自分の娘に「大嫌い」とか人前で言うよな

「・・・」

「もうあんたパパのところ言ったらええやん」

「・・・」

娘さんがこの年齢(5,6歳)でもう両親は離婚してる感じ

見てたら分かるわ

「今日もその話(父親のところへ預ける話?)しててん」

「誰とそんな話したん?」

冷静な娘

「いろんな人とや!あーイラつくわ!」

最低な親や

こういうの、こっちもめちゃストレスやな

急いでくれ言われたから、ちょっとショートカットしようと思った道が一本手前で、

結果的に遠回りになった

「ほら、あんたのせいで道間違えられたやん」

娘さんのせいではない

「どうしてくれるんですか」

「早めにメーター切ります(違法やんか)」

「あー、もう5時や、遅刻や、もう(家に)帰ろか」

嫌な女や、ほんまに(お前も道間違えんなよ)

目的地に着くと、

「早くドア開けて」

それだけ言って、母親は娘を置いて足早に降りて行った

娘は荷物をゆっくり背負って、

すでに背中が見えなくなりつつある母親に、

「ママさよなら」

と小さな声で呟きながら、降りて同じ方向に歩いていった

最後の一言が耳に残った(さよならしたいんやろな)


6月4日(水) 47,360 37回

前回良かった(8万超え)と思えば、

今日はその半分ほどしか出来ず

常にアップエンダウン(Up and Down)

それがこの仕事のつらさであり、

面白さでもある



2025年6月3日火曜日

「おかま掘られてん!」

 深夜1時、K病院へ迎えに行くと、

「悪いけど、阪南まで行ける?」

こういうとき、「いや、無理です」というドライバーはいるのだろうか

逆に「近いけど、大丈夫ですか?」という質問も同様だが

「はい、大丈夫ですよ」

「あと、ちょっとその前に寄ってほしいところあるんやけど」

「はい、どちらですか?」

「実はおかま掘られてん!2トントラックがブレーキなしで突っ込んできて、前に停まってた10トントラックに挟まれてな」

「よく生きてましたね…」

「その事故現場見てみたいから」

事故現場へ行くと、まだ警察がウロウロしていた。

被害者の男性が警察と話に雨の中降りて行った。

戻ってくると、

「ちょっと警察署来てほしい言われたわ」

まずい。このまま警察行ったら何時間かかるか分からん…

急いで降りて行って、

「お客さん、ケガして疲れてるんで早く帰りたいそうです」

そう伝えて、急いで現場を去ってきた。

阪南市まで、メーター3万超え

雨の中疲れたけど、無事帰ってこれて良かった。


6月2日(月) 84,220 43回