ちょっと久々に強めのネタがあったので、記しておこう
深夜2時
もう帰庫しようと思った矢先
無線が鳴った
一瞬迷ったが、
了解ボタンを押す(押したらもう逃げられへんからな)
配車先は、
ラブホテル
あー!!
最悪
ラブホテルの仕事自体大嫌いやけど、
こんなもう帰ろうとしてたときに当たるとは(なんで取ったんや?)
仕方なしにホテルに向かうと、
女の子若くてめちゃかわいい子やった
こういう時間にタクシー呼ぶのって、大抵めっちゃおばちゃんで、
えー…って感じのパターンが多いんやけど(どういう感じなん?)
車内の会話は、男性が饒舌で
「いやー、今日はみんなやたら(酔い)つぶれてたわ」
忘年会やったみたい
「(忘年会の)予算200万やって」
「えー、すごいな」
大企業か
「ごめんな、こんなんばっかりで」
「いや、全然(良いよ)」
どんなんかわからんけど、男が謝ってる
「今度こそ旅行行こな」
「行こう行こう」
会話だけなら普通のカップルの会話やけど、
なんか違和感あるんやな
それが俺らタクドラの嗅覚っちゅうやつかもしれんけど、
とりあえず男の家の近くへ送る
「エリは本山やんな」
「うん」
「運転手さん、あとこの子(女)摂津本山までお願いします」
「わかりました」
まあまあ悪くない仕事である
「ちゃんと送ってあげてくださいね」
「はい」
それ以外に一体どういうパターンを想定してるんや、この男は
女とキスをして、タクシー代を渡して男が降りた
「本山なら、とりあえず山幹走ったら良いですね」
「本山じゃないです」
「はっ?」
「家」
「はっ?」
「とりあえず阪急六甲の方へ」
「わかりました…」
さすがにちょっと気になったので聞いてみた
「どういうこと?」
「いや、あの人にほんまの家知られたくなかったんで」
「はぁ…実は旦那がいるとか」
「結婚してないけど、本気の彼氏います」
「はぁ…そういうわけね。さっきの彼は、やっぱ金持ってるから?」
「まあ、そんな感じです」
目的地、彼女の「本気の彼」の家に着いた
「えー、4200円です」
「あー、はい、これで」
男からもらった1万円札を出す
釣りを渡す(女の子5800円儲けか)
「ありがとう」
「ありがとうございます!」
降り際に見せた笑顔は浜辺美波そっくりやった
12月22日(月) 74,820 47回

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