2025年12月11日木曜日

タクシーストーリー⑧ 身元保証人

 面接は合否というより、

「こちらは是非入社して頂きたいと思っています。山元さんが今の職場をやめて、うちに来る気があればこちらの書類を揃えて持ってきてください」

面接の直後に入社書類を渡された

履歴書が嘘だらけかもしれないのに、身辺調査もせずに内定がくだされたわけだ

※実際はタクシー会社でも、大手などは直近の職場等に身辺調査をすることはあります

家に帰って、A4封筒に入っている書類を開けると、

まあまあのボリュームやった

主には入社前に通う自動車学校の資料やった

1枚づつ見ていくと、

身元保証人(2名)

という用紙があった

その日の夕食のときに、嫁さんに資料を見せた

「なにこれ?」

「いや、自動車学校の費用や、入社時に祝い金なんてのももらえるから、すぐやめて逃げる人もいるらしいねん。そんで…(保証人が)必要なんやって」

「それ(保証人)をわたしに?」

「まあ、普通は嫁さんがいたらそうなるやろ」

「わたし、こんなん書かへんで」

「えっ?」

「タクシーなんて、反対言うたやん」

「俺が金払わず逃げるとでも思ってるのか?」

「そういうわけやないけど、タクシーって聞いただけでなんかゾッとするわ」

「……」

「なぁ、今からでも考え直してくれへん?」


12月10日(水) 65,920 32回

今日は午前中は観光の仕事やった

神戸灘の酒蔵めぐり

酒蔵に連れて行って、駐車場で待ってるだけ

中まで同行して、説明出来たら良いのだが、

そこまでするにはかなり勉強せなあかんし、別料金ももらわなあかん

タクシー代だけでも、まあまあするのに(3時間21,800円)

それ以上の価値を提供して、需要があるかどうかやな



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