2025年2月10日月曜日

50万の壁


今日は日曜出勤で、朝は道路の凍結も心配だったので、遅めの出勤やった。

車庫で車両の点検、清掃などしていると、先輩乗務員と目が合ったので、あいさつした。

「最近どうですか?」

非常に月並みなあいさつである。

「あかんなぁ」

月並な返事の後に先輩は続ける。

「わしも今年65になるからな。年金もらえんねん」

長いこと業界にいると、年金をもらい始めることを嬉しそうに話されたことは1回や2回ではない。

「良いですねぇ」

「いや、良いことばかりでもないで。50万の壁があるからな」

「はぁ…」

この50万の壁もよく聞く話である。

要するに、年金と給与収入の合計が50万を超えた部分は年金の支給が半額になるという、

ちょっと前まで大阪地区で流行った

『メーター5000円以上半額』

に似た制度である(似てるのか)。

それにしても65歳にもなって、まだそんなん心配なくらいに仕事するつもりか。

というか、この50万の壁のせいで仕事をセーブしているドライバーはめちゃめちゃ多い。

何せ大阪あたりでは、タクドラの平均年齢が65近い(全国平均57.6歳[2024年])わけやから、そら年金組も多いわけである。

そしてこの50万の壁は近いうちに見直しが検討されている。

年金と合わせて50万というのは、タクシーの仕事においてはすごく微妙な金額なんよな。

ゆっくりやれば20万、がんばれば40〜50万くらいの感じやから。

まあ今は(65歳以上は)がんばってはいけないことになる。

しかし、制度が見直されれば、

がんばる高齢ドライバーが増えるんやろな…

良いのか悪いのか。

2月9日(日)

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