2013年1月25日金曜日

居酒屋バイトの人間模様


先日の、夕方17時頃やったかな、

ある大学近くのバス停に、無線で呼ばれた(写真とは何の関係もありません)。

行くと、バス停で待っていたのは、

学生らしき女性2名

1人は髪が長く、

化粧もばっちり決めたお姉さん風の女性と


もう1名は・・・昨日田舎から出てきましたみたいな(ここも十分田舎やろ)、

畑仕事が似合いそうな、

タレントの山田花子さんのような女の子

乗って、行き先を伝えるお姉さん

恐らくこちらがタクシーを呼んだのだろう。

「XXってお店(居酒屋)ですけど、わかります?」

「はい・・・わかりますけど」

こんな時間に、学生の女の子2人で飲み行くの?(勝手やろ)

「そこまで行ってください。ちょっと急ぎで」

「わかりました」

すると、花子さんが大きな声で言った。

「はぁー、良かったー。Yさんが来てくれて。もう遅刻しますって、電話入れようと思ってたんですよ」

「あんたアホね、遅刻したら時給削られるだけじゃなくて、バイト先の評判も落とすのよ。そういうのって、一度失ったら取り戻せないの。タクシー代なんて安いもんよ」

はー、居酒屋のバイトね。

それにしてもお姉さん、さすが一流大学、最もなこと言うねぇ。

「本当ですよねぇ。なんか店長田中さんに代わってから、厳しくなったっていうか・・・雰囲気ピリピリしてません?」

「あぁ・・・田中くんね。がんばってるけど、あれダメだわ」

おー、店長「くん」付けで、ばっさりぶった切ったよ。

「えっ、田中さんってダメなんですか?」

「見てたらわかるよ。わたしらバイト連中にはでかい顔してるけどさ、本部の連中来たらガラっと態度変わるじゃん。あーゆー男は仕事出来ないよ」

うーん・・・ごもっとも。中間管理職、見られてるで。

「へぇー、Yさんあそこ長いですもんね」

「仕事が出来るか出来ないかってのはさ、オーダーの取り方見てたらわかるよ。例えばさ、23番の料理が出来たときに、21番で(オーダーの)ピンポン鳴るとするじゃん。田中くんに教育受けたミヨとかヨシとかはさ、先に21番でオーダー聞きに行ってから、戻ってきて23番の料理を持っていくわけよ。でもわたしらなら23番に料理持って行って、その足で帰りに21番聞きに行くのね。忙しい時間帯は、その数十秒のロスが大きく響くわけ」

うーん・・・勉強になります。

「さすがYさん、店長より長いですもんね。見てるとこ違いますよね」

「ヒロムくんは、そういうのが出来たんだよねぇ・・・」

ヒロムくん?

「あぁ、杉本さんですか?」

「うん、あーゆーとこで働いてたらさ、忙しくなってくると誰でもイラっとすることあるじゃん。そんなときにさ、ミヨみたいなドジなやつがお皿落としたりすると、田中くんなら、『またかよ』みたいなの、わかる?」

わかるわかる

「・・・はい、わかります。わたしもどっちかっていったら、言われる方ですから」

「そうかもね。でもヒロムくんだったら、例えばあんたがお皿落としたとするじゃん、『あるある!大丈夫』なんて言ってさ、『ちょっとパインジュースいただきまーす!』なんて、わざとなごませたりするんだよねぇ」

うーん・・・それもわかるけど、そういうテンションも個人的には苦手やなぁ(お前に聞いてないから)。

「杉本さんって、四国のお店行ったんでしたっけ?」

「そうらしいね」

「杉本さん、実家この辺ですよね?」

「うん、このすぐ近く、ヒロムくんの家でみんなで打ち上げしたことあったから」

わかりやすいねぇ。飛ばされたわけね。

バイト連中に人気の社員は本部の受けが悪く、または他の社員に陥れられ、

本部に媚び売って、バイトに嫌われてる社員が勝ったいうことですね。

「ありがとうございます。1,990円です」

「あっ、わたしが払うよ。タクシー呼んだのわたしだから。運転手さんありがとうございます。何気に近道してくれましたよね。失礼ですけど、10円取っていてください」

うーん・・・この女、出来る・・・

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