今日も昼間は最高の秋晴れやった
セルを切って、シートを倒して、
気持ち良く眠りに入ろうとしたとき、
車の周りをせかせかと動く影があった。
なんやねん・・・
見ると、ほうきとちりとりを持った老人が、
駅の構内に落ちた枯れ葉を一生懸命集めてゴミ袋に入れている。
「あぁ、なんや、Kさんやん。ご苦労さまです」
Kさんは、68歳になる他社のドライバーだが、もう10年来の知り合いである。
「おぅ・・・寝てるとこ、ごめんな」
「駅の掃除ですか。感心やねぇ」
「いやいや、暇つぶしや。 あんたもきれいなとこで寝たいやろ」
「・・・いや、別に道路で寝るわけちゃうし。気ぃ使ってくれんでもいいけど」
「まあな、この時期毎年やってきたけどな、そんでも枯れ葉集めも今年でおしまいや」
「・・・辞めんの?」
「来年の5月でな。(春になったら)もう枯れ葉が落ちることもないわ。(枯れ葉みたいに)落ちるのはわしだけや」
「誕生日ですか。自分で(辞めるの)?」
「まあ・・・その、なんや・・・」
「もうおれへんわけね」
「はっきりは言われへんけどな」
高齢のタクシー運転手は多いが、法人のドライバーであれば、
会社において、やはり定年の定めはある
当社でも組合の努力で少しづつ延長されてはいるが、
現在63歳やっけな
その後は嘱託やったり、バイトやったりの扱いで、1年契約みたいな形になることが多い
注:タクシー運転手のバイト雇用は基本的には禁止されている
もちろん、
「XX歳で辞めてください」
なんてことはないやろが、
その会社の空気でだんだん居づらくなるのが現実やろう
どうなんやろねぇ
俺は一応(ぎりぎり)30代やし、
高齢のドライバーの存在については思うところはある
しかし、タクシーに乗り続けている限り、
俺もいつかはそういう高齢ドライバーになるわけで、
明確な年齢制限を設けることに関しては、やはり賛成は出来ない
現在も65歳以上のドライバーには運輸規則(38条)において、
所定の適正診断が義務付けられているが
その適正診断の基準を厳しくするのは、一つの方策ではないやろか
技術面や、健康面で高い水準を維持しているドライバーしか残ることはできないとすれば、
行政における不自然な減車指導などしなくても、
自然とタクシーは減っていくわけやし、
その適正診断をクリアしているドライバーは、
例え何歳であっても、
堂々と運転席に座ることが出来るのである
しかし実際それなりに長い間乗ってると、
いい人はもちろんやけど、
嫌な奴でもね(嫌な奴が多いんやな)、
いなくなる時はすごく寂しいよね
どんなに年齢差があろうと、おじいさんやろうと、
タクシーが大好きな仲間やからね
11月6日(火) 日照3.9 気温18.5-5.4 雨1.5
営収 20,510(13,330) 14(8)回 11.50(7.25)時間
MAX 3,270-1,670
前半戦は悪くなかったのに、
後半はひどかった・・・
先週から2週続けて火曜日は壊滅的
11月7日(水) 日照9.2 気温17.1-3.8 雨0
営収 41,900(15,390) 16(8)回 13.25(7.00)時間
MAX 3,190-12,390
目も覚めるような、秋晴れ
前日(6日)崩れてるので、
この日の40点は嬉しい
夜の製薬関係の仕事は外れるも・・・
いい流れで、最後に久々あたった
(運転手の)ゴルフコンペがあったらしくて、車が少なかったのも助かった。
11月8日(木)A 日照8.5 気温17.6-4.7 雨0
営収 31,700(12,570) 16(8)回 11.50(6.50)時間
MAX 2,470-7,830
この日も秋晴れで、
午前中はジョギングして、
午後からの出庫
世間は悪かったみたいだが、
粘って最低ライン(30点)は残せたかな
もう本来いい時期なのに、
苦しい流れは続くなぁ
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