2025年10月25日土曜日

10月度まとめ

 少し遅れたが、10月度の売上まとめておこう

9月17日(水) 52,270

9月19日(金) 67,640

9月22日(月) 72,750

9月24日(水) 55,640

9月26日(金) 67,270

9月29日(月) 73,040

10月1日(水) 58,360

10月3日(金) 56,730

10月6日(月) 51,000

10月8日(水) 61,050

10月10日(金) 54,090

10月12日(日) 58,730

10月14日(火) 58,100

13乗務 合計 786,670 1乗務平均 60,513

前半はまだ暑くてビッグスコア(7万)も出たが、後半は粘りながら何とか平均6万にしがみついた感じの苦しい月やった

涼しくなると上がりにくな

10月24日(金) 61,090 46回

ということで、涼しかった今日も金曜にしてやっと6万の低調な一日やった



2025年10月23日木曜日

大ゴッホ展

 先月から三宮で大ゴッホ展なるものをやっている

https://www.kobecitymuseum.jp/exhibition/detail?exhibition=383

2500円もするのか…

芸術などは分からないが、

ゴッホの名前くらい知っている

磯辺公園のあたりを走っていたら、信号待ちで女性2名が乗車

「神戸…美術館て分かります?」

「神戸?県立美術館(脇浜)ですか?」

「なんかゴッホ展やってるらしいですけど」

「あー市立博物館ですね(ちか)」

博物館(メーター700円)に着くと、平日なのにすごい人やった

少し待ってみるかと、博物館前で待機

1分も待たずにまた女性2名が乗車

三宮駅まで(900円)

「あー疲れた!」

「ゴッホ展て人気ですね。やはり良いんですか?」

「良いかって?…もう人が多すぎて」

このお客さんは各地のゴッホ展に足を運んでいるらしく、ゴッホについていろいろ教えてくれた

ゴッホは生前1枚しか絵が売れてないらしい

亡くなってから評価が上がったとか

言われてみれば、あまりうまくないよな…(お前に言われたくない)


10月22日(水) 56,990 40回

最近はネットで売上アップしてるドライバーさんが多くなっていて、

いろいろ参考になるが、

こんなん俺が最初にやったんちゃうかな(ほんまか)

調べてへんけど、もう20年も前にやってるし

しかしXの投稿なんか見てると、税込み金額上げてるドライバー多いんよね

タクシーの売上は税抜きが基本、税金乗せたらあかんで(何様や)

今日の売り上げやって税込みなら楽々6万超えてるけど、

税金は税金、何も配分ないから



2025年10月21日火曜日

車内の「落とし物」

タクシーにおいて、管理者目線では(一応元管理者である)

車内での「忘れ物」は基本運転手の責任とされる

しかし、ドライバーとしてもちろん忘れ物には気を付けるものの、

座席の下や、運転席のうしろなど死角だらけであり、

どうしても見逃しはある

そんな先日の乗務で、乗客降車後にふと気づくと

後部座席に茶色の財布が落ちていた

これは正直、降車時に気を付けて首を振れば、その場でお客さんに指摘出来るようなところやった

財布を手に取って、中身を見る

万札5枚…

さらに連絡先など書いてないかとカード類をチェックする

連絡先はないが、名前の書いてあるものがいくつかあった

名誉教授…

なんとなく名前を検索すると、ウィキペディアなんかにも名前が出てくる

有名な方みたいや

会社に渡せば、単に忘れ物として扱われて終わり

しかもお客さんはどの会社のタクシーに乗ったのかは認識してないやろから、

会社に連絡が来る可能性は低い

乗務後に管理の人と話して、

警察へ持っていった

「お礼は受け取りますか?」

「はい」

夜中の3時過ぎにわざわざ警察で20~30分もかけて手続きするんやから、そのくらいとは思うものの、

自分で、

「お礼受け取ります」

なんて言うのはやや恥ずかしいものである

そして今日の乗務でその方から電話があった

何度もお礼を言ってくれて、封筒も

万札1枚

「忘れ物」ではなく、「落とし物」

ちょっと複雑やけど、相手さんも喜んでくれてるし良しとしよう


10月20日(月) 57,620 37回

選挙期間は動かないというが(26日は神戸市長、市議会補欠選挙)

月曜にしてはがんばったかな



2025年10月17日金曜日

「大丈夫ですか」

隔勤が好きとは言え、

隔勤というのは、ある意味めちゃめちゃ自由時間が多い反面

勤務時間の長さは過酷である

俺は基本18時間の乗務をしているが、法的には20時間までの乗務が可能である

18時間でもハンパない長さである

俺は通勤に約1時間かけているので、

朝6時過ぎに家を出て、

帰るのは3時から4時である

乗務は8時過ぎの出庫だが、

業界用語で「青タン(2割増)」と呼ばれる22時くらいからは睡魔との闘いである

別に休憩取って寝ることは出来るが、

当たり前だが、その分営収は減る

どうしても無理して駅に入ったり、アプリ配車取ったりする

前回の乗務だったが、

締め日で、夜仕事なくて、眠いし、テンションだだ下がりで帰庫しようとしたとき、

病院からの無線が鳴った

その病院は大抵遠方などないのだが、

行き先は垂水

「(阪神高速)若宮で降りて、2号線走ってください」

「分かりました」

ロングで嬉しかったが、

深夜の高速は睡魔を助長する

それでも高速ではギリギリ緊張感を維持していたものの、

高速を降りると、怒涛の睡魔が襲う

ウトウトして、少し車線をはみ出しそうになった…

「大丈夫ですか」

お客さんにこの質問をさせたことで、俺はドライバー失格である

お客さんは恐怖を感じたのだろう

大きな事故にならなくて良かった

反省して、プロとしてこの隔勤乗務で胸を張るために、

生活を管理しなくてはならない

明けの日は早く寝て、乗務中忙しくても昼間から適度に休憩を取り、仮眠する

隔勤は奥が深い


10月16日(木) 72,370 38回

今日は当たり良かったな

前乗務の反省を踏まえ、乗務最後まで睡魔に捕まることもなく、

定時(2時)で帰庫

しかし帰りの自家用車でバス停に停まり、しばし爆睡してしまった…



2025年10月13日月曜日

乗り場のルール

 各駅や病院のタクシー乗り場には、大抵ルールが存在する

ルールがなければ乗り場の秩序がなくなってしまう

ということもあるし、

ルールを作ることでルールを知らない車が入りにくくする

ということもある

例えば住吉駅の乗り場に入るには、

300メートルほど東にある住吉川から入らなければいけないというルールがある

西側から来た車は、東側から来る車に譲らなくてはならない

それを知らずにすっと入ってしまうと、

思い切りクラクションを鳴らされる

そんな世界である


最近は女性ドライバーが増えてきた

女性というのは、ルールを嫌う人種なのかもしれない

ある時他の駅で俺が右折で駅に入ろうとして、

女性ドライバーが左折側から来たので、

待って前を譲ろうとしても、

向こうも譲ってくる

お互い譲りあって、どちらも入れない

男性ドライバーの前に入ると文句言われたら面倒やから、後ろにまわろうとしたのかもしれない

正味一台くらい前に入ろうが、後ろにまわろうが大した問題ではない

ごちゃごちゃ言われる方が面倒くさい

から結局女性や若いドライバーは駅に入らない

利用が多い時間帯は駅に客待ちの列が出来るというのは、

決してタクシーが足りないわけではない

ということである

ルールは必要なんやろうけど、

「タクシー」という世界の文化が変わることが

利用者のためにも、

若い志あるドライバー達のためにも、

最も求められていることかもしれない


10月12日(日) 57,510 39回

連休の中日で、もっと仕事あると思ったが、

苦しい闘いやな

神戸市長選挙が告示されたらしいが、

その影響もあるのかも(選挙中はタクシーが動かへんいう都市伝説か)



2025年10月9日木曜日

「どなたか亡くなられたんですか」

秋のこの時期にしては気温が高かった(29度)とは言え、

涼しくなれば、近場はタクシー使わなくても歩ける

少しづつ利用は減っていく

そして、

夜も利用は少ない

特に10月の頭のこの時期って、3月と並んで感覚的には年間で最も悪いイメージがある

そんな中、23時頃無線が鳴った

配車先の病院に着くと、

老夫婦らしき男性と女性が待っていた

トランクに荷物を積んで、

「えーっと、摩耶ケーブルの方寄って、最終は垂水の方へ行ってくれるかな」

おー、神や

万コロの仕事やん(取ってつけたようにタクシー用語使うな)

「分かりました」

しかしその後の会話を少し聞いていると、2人は夫婦ではないようや

「明日もまたお願いします」

みたいな話をしている

大体想像がついた

摩耶ケーブルの下で女性が降りた

「今日は本当にありがとうございました。明日もお願いします」

男性がお礼を言う

「じゃあ摩耶から高速乗って、名谷で降りてもらえますか」

「わかりました」

男性と2人になって、しばし沈黙が流れた

夜の乗車は基本沈黙を流しておけば良い場合もある

しかし、ここは何か話さないといけない空気を感じた

「どなたか亡くなられたんですか?」

「…はい、わたしの家内です」

「そうなんですか。大変ですね」

「本当に…先ほど、22時18分でした」

時計を見ると、まだ23時過ぎである

「…おいくつだったんですか?」

「85…この土曜日が誕生日だったんです。この土曜日で85歳になるはずでした。誕生日まで生きられんかった」

「そうなんですか」

その後はそれ以上会話を続けられなかった

続けなかったと言うべきか

深夜の高速を無言で走った

垂水のご自宅は豪邸やった

「荷物を運ぶのを手伝ってもらえますか」

「はい、わかりました」

料金の1万3千円ほどと、別にチップとして千円置いてくれた

トランクの荷物を持って門を入ると、石段を上った先に大きな家があった

これ個人の家か…と思うくらいの広い敷地やった

こんな大きな家にこのご老人はこれから一人で住むんやろか

石段の上の玄関前に荷物を置いた

「ありがとう」

老人は笑顔でお礼を言ってくれた

金は捨てるほどあるんやと思う

それでも人はいつか死に、

1人で生きていくことも悪くないとは言え、

もっと小さな家の方が良かったのかもしれない

なんと言って良いかわからないけど、

いろんな人生を垣間見ることが出来るこの仕事がまた少し愛おしく感じた


10月8日(水) 60,420 33回





2025年10月4日土曜日

「隔勤が好きなのですか?」

 以前コメント欄で、

https://cooldriver-in-kansai.blogspot.com/2025/09/blog-post_12.html

「隔勤が好きなのですか?」

という質問を頂いた

好きです

感覚的に好きというのは簡単だが、

隔勤について考えている人のために、具体的に考えてみよう

理由としてはまず

①休みが多い

隔勤は大抵月12または13乗務である

月の半分どころか、6割程度が休めるわけである

この時間を使って副業も出来るし、趣味を存分に楽しむことも出来る

俺も実際副業でも稼いでいる

実際の乗務は18~20時間になるのでがっつりだが、

俺の場合は朝8~26時(深夜2時まで)を基本にしていて、

日報締めて帰ったら3時半から4時くらいにはなるが、

明け(翌日)は9時頃には起きる

ほぼ1日まるまる使える

②丸1日の客層を見ることが出来る

タクシーの客層は様々で、それは地域や時間帯によっても変わってくる

朝は病院通いのご老人が多く

午後になると買い物客や、ビジネスマンの利用も増える

夕方はまたビジネス含む他地域から来た客が飲食に動いたりして、

深夜になると若者の利用が多くなる

そんな様々な街の姿を見ることが出来るのは楽しい

③意外と健康に良い

気がする

2日サイクルでまわっているので、慣れたら身体のリズムは出来る

仕事は楽しいし、次の日は必ず休みになるから何よりストレスが少ない


ただ昨今隔勤は減ってきている

隔日勤務というのは、元々タクシー会社が車両を最も効率的に使える勤務体系だった

A乗務員が丸1日乗って、翌日はB乗務員が丸1日乗る

日勤乗務員が10時間や11時間乗るのに比べて、1台が毎日20時間近く動くわけやから、車両ごとの稼ぎが倍近くになる

と言っても、そんなのは今は昔

乗務員が減っている中で、車両は余っている状況である

俺の車も結局俺が明けの日は空いてることが多い

2日に1回しか動かなければ、逆に非効率で、日勤の方が稼ぐということになる

将来的にはなくなっていく勤務かもしれない…


10月2日(金) 56,070 46回

月明けで厳しいとは思っていたが、

予想通り苦しい金曜やった