頭が真っ白になる
ドライバーなら、誰もが経験したことがあるだろう
特に新人の頃、
初めての乗務、
初めての乗車、
誰もが、分かってるはずのテッパンの行き先の行き方が分からなくなる経験があるはずである
普段プライベートで運転していて、
あまり感じることのない感覚だが、
全く知らない人を乗せて、
運転するという怖さ、
これは、一度タクシーに乗らないと分からないだろう
路肩に停めたまま、
既にお客さんは乗っているのに、
ハザードをつけたまま、
しばしフリーズしていた
10秒か、20秒の間やと思うが、
とてつもなく長い間、停まっていたように感じた
「…運転手さん、大丈夫?」
客に心配されて、声をかけられる
「はい…あの…大丈夫です」
大丈夫でないのに、大丈夫と言ってしまう
新人の犯す、大きなミスのひとつである
慣れてくると、分からないときは、
分からないので、教えてもらえますか
と普通に言えるのだが、
しかし、新神戸駅を分からないと言うのもなかなか難しい
しかもまっすぐ行った道の先である
さすがに、なんとなく自分を取り戻して、
車を走らせる
新神戸の2階のロータリーは混んでいて、停めるところがない
「きゅ…900円です」
仕方なく、走行車線で停めて会計をする
パッ!パァー!!
ほどなく、後からクラクションを鳴らされる
震える手で100円の釣銭を渡し、
車を降りてトランクの荷物を降ろす
「ありがとうございました!」
後方を見ると、もう7,8台の車が詰まっている
クラクションの合唱はさらに大きくなる
急いで運転席に戻り、車を走らせた
俺、無理や…
無理やこんなの
4月17日(金) 67,370 39回

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