10日深夜最後の客
1時過ぎに西宮送りの仕事があって、
えべっさん(10日戎)の夜やし、西宮流そうかとも思ったが、
もう遅いし、神戸に帰ってしまおうと思っていたところでGOアプリが鳴った
配車先はさくら夙川駅北のスナック
深夜の飲み屋は待たされることがあるので、昔はイライラすることも多かったが、
アプリ配車は5分でキャンセル出来るので、待っていてもやや気持ちの余裕がある
※5分待たなくても配車中止は出来るが、その場合はドライバーにペナルティ(ランク落ち?)があるらしいし、5分待ってキャンセル(配車中止)することで、客側はキャンセル料を請求されることになる(ドライバーにキャンセル料は入らない)
ほどなくして、店から女性が出てくる
「もう少し待ってください」
「はい、分かりました(5分経ったら消えます)」
それほど待たずに、店から酔っぱらった男性2名が出てきた
こっちは待ってるのに、おぎやはぎの小木に似た1人の男はタクシーの横で女性と抱き合ったりしている
髪が薄く小太りのもう1人は、女性と抱き合うキャラでもないようで、先に乗り込んで来た
小木似の男が乗ると、
「俺先行って良い?」
「もちろんです」
こういうとき大体二人の力関係が分かるのもタクシーの面白いところである
「えーっと、運転手さん、そこまず左曲がって」
「わかりました」
とりあえず行き先を言わずに、道の指示をするのは近場のパターンである
夙川を北に向かって走る
「マヤちゃん、相変わらずかわいいなー」
「でも、あの娘、裏ありそうですよね」
「男いるんかなー」
「そりゃ、いるでしょ」
飲み屋から出てきたサラリーマンあるある会話である
やはりというか、髪の薄い男はネガティブな対応である
「しおりちゃんは男おらへんみたいやで。いったら(アタックしたら)ええやん」
小木似の男が髪の薄い男に振る
「いや…わたしね、わかってるんですよ。感覚的に。中年のハゲを女は受け付けないって。騙されるだけですよ」
冷静な分析、俺もそう思う
「そうか」
上司かわからんけど、そこ社交辞令で否定してあげて
やがてその小木似の上司は降車する
「とりあえず夙川下って、山幹東へ走ってください。大屋町のあたりです」
「わかりました」
ハゲ男性一人になると、行き先を聞いてることもあって、黙々と深夜の川沿いを走らせた
山幹に入るころになってハゲ男性が切り出した
「あの…ちょっと聞いた話なんですけど」
「はい?」
「失礼になるかもしれませんけど、前にタクシー乗ったとき、運転手さんが年収600から700あるって言ってたんですけど、盛ってますよね?」
「えー、600くらいなら、この辺では普通やないですか。700いってたらまあまあやけど、盛ってはないと思いますよ」
「まじすか!タクシーってそんなに儲かるんですか?」
「いや、他の業界も最近どんどん収入上がってるから、それほどでもないでしょう」
直感で、この人は転職を考えてるなと感じた
「でもそれだけ(600とか700)やるとなったら、やっぱりかなりハードなんですよね」
「いや、そのくらいの数字はムキになって仕事しなくても出来ますよ。そもそもタクシーは時間制限ありますから、時間的に無理することは出来ませんから」
「そうなんですか」
「転職考えてはるんですか?」
ズバッと聞いてみた
「いや…よく分かりましたね」
「そういうの、分かりますわ。収入的には今結構あるんじゃないですか」
「1000万は超えてます」
「わかります。人間関係ですか」
「今の上司が耐えられんくて…さっきの人やないですよ」
「正直タクシー乗れば人間関係からは解放されますが、おそらくタクシー乗る気はないでしょう(笑)」
「はい、わかりますか」
「辞めて、何しようと思ってるんですか?」
「実はまだ決めてないんですよ。辞めることだけは決めてるんですが」
「今それだけ収入があるということは、それなりにキャリアを築かれてるわけですよね」
「まあそうなんですけど、今の業界(建築関係)に全くこだわりはないです」
「ご年齢教えてもらっても良いですか?(キャリアカウンセラーか)」
「54です」
「建築関係でキャリア持ちの50代前半なら、結構ありそうですね」
「そうですか」
「その収入なら、今は管理(職)に入ってる感じですか」
「その通りです」
「現場監督なんかも出来るんですよね」
「はい、もともとそっちで。資格も結構あるんですよ。現場の頃は楽しかったんですが、昇格して事務所入って、ストレスで死にそうですわ」
「それならはっきりしてますやん。その業界現場で人足りなくて困ってるのに。引く手あまたですよ。今54なら、50代前半と後半では印象違いますから、早めに判断した方が良いです」
「そうですか」
「今の職場に在籍しながら転職活動するのもありですが、辞めてハローワーク通せば再就職手当ももらえるかもですよ。その辺は話すと長くなりますが」
「プロ(のカウンセラー)みたいですね」
「わたし一応中小企業診断士の資格も持ってるんですよ」
目的地に着いた
「ありがとうございます!なんか先が開けてきたっていうか、相談して良かったです」
「そう言ってもらえたら嬉しいです」
料金は4900円やった
「あの…これ、少ないですけど」
10000円札である
チップ5000円か
まあ、年収も1000万超えてるらしいし、これだけアドバイスしたんやから、多すぎることもないか(多すぎるわ)
「あ、ありがとうございます…」
「お釣り5000円で良いです」
「あ、あ…そうですか。ありがとうございます」
1月7日(水) 58,450 38回
1月9日(金) 73,450 49回
2乗務分アップ出来てなかった
7日は苦しかったな
まあどちらも年明けで日中(特に朝)動き悪い中で、深夜はそこそこ仕事あった

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