2020年5月12日火曜日

今回のコロナ騒動について思うこと

基本的にこんな業界の一個人の意見は誰も興味はないかもしれないが(分かってるんなら書くな)、

今回のコロナ騒動について思うことは、外出自粛要請が続く中で当然タクシーの利用もとんでもなく減ってるわけで、

政府が「7~8割の接触(移動)を減らすように」

と言ってる中で、データ的にもタクシーの利用は実際7~8割減ってるわけなんですよ。

これはえらいことで、通常のサラリーマンなら基本固定給で働いてるわけやけど(ちょっとしたインセンティブはあるやろけどな)、タクシーってほとんど完全歩合やから、収入が7~8割減るわけですよ(そこ敬語か)。

そんな中やはり7~8割はきついから、政府の「雇用調整助成金」やらを使って多くのタクシー会社が休業手当を使ってドライバーを休ませている。

現状多くの地域でタクシーの量はえらい減ってるはず

このゴールデンウィークはそれでも良かった。

うまく休業を使ってコントロール出来てる業者は凌げたかもしれないし、それに間に合わなかった業者は痛手を被ったのかもしれない。

それも「利用者目線」で言えば大きな問題でもないのだろう

問題はここからや

当たり前のことだが、人は少しづつ動き出す。

人が動けば、当然タクシーは必要になる。

繰り返すが、人が動く限りタクシーは必要なのである。

しかし、今タクシーは動いていない

何故なら助成金があるから

業者はそれを使う

動くかどうか分からない利用者より、確実な60%を取る

これから緊急事態宣言なるものが解除されて、人が動き始めるのは良いが恐らくタクシーは動き始めない。

人が動くのが先か、タクシーが動くのが先かと考えたら、恐らく前者だろう。

これから来月にかけて、間違いなく

タクシー難民

が生まれるだろう。

この流れの中でロイヤルリムジンではないが失業や解雇もあるだろうし、多くの高齢ドライバーはこれを機に運転席を離れるだろう。

その後に残るのは何かと言えば、

タクシーに乗りたくても乗れない

逆に言えば、

ドライバーにとっては利用者が溢れている売り手市場である。

率直に言って、今はタクシーにとってひどい状況だが、これが過ぎれば

タクシーは変わるのではないか

と前向きに捉えたい。

話は変わるが、東洋経済で今回の新型コロナ騒動を通じてタクシーについて追ってくれている記者(栗田シメイさん)がいる。

フォローしていきたい。

https://toyokeizai.net/list/author/%E6%A0%97%E7%94%B0+%E3%82%B7%E3%83%A1%E3%82%A4

1 件のコメント:

  1. かつて居たIT業界でもありました。
    技術者不足の分野でも人を探して見つからない。
    しかし、単価は、売り手市場なのにも関わらずに、上がらず。

    >多くの高齢ドライバーはこれを機に運転席を離れるだろう。
    これに関して同感です。
    若手ドライバーも似た状況が発生するかもしれませんね。

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