2025年3月13日木曜日

月命日

 今日はそこそこ好調やった。

昼過ぎには2万ほど出来て、

昼休憩後、15時過ぎやろか

タクシーGOの配車

80台の夫婦

「××霊園まで頼むわ」

「分かりました」

「悪いけど、ちょっと待ってもらって、ここまでまた帰ってきたいんやけど」

「かまいませんよ」

午後の暇な時間帯、大歓迎や

霊園はそれほど遠くなく、片道2千円ほど

「タクシーGOっちゅうのは便利やね」

「そうですね。でも、お客さんくらい(80台)の方が使いこなすのは珍しいですよ」

「そうか、わしは現役時代は東京でタクシー無線の仕事してたからな」

「そうなんですか!」

「このタクシーGO作った会社(日本交通)の社長にも会ったことあるぞ」

「川鍋さんですか?」

「今の社長のお父さんになるのかな」

「すごいですね!わたしもいつか東京でタクシー乗るのが夢なんですよ」

「そうか、仕事はやはり東京やで」

そんな会話で盛り上がり、墓地で10分ほど待ち、

老夫婦は戻ってきた。

「いや、待たせてごめん」

「いえいえ(大歓迎です)…彼岸は混むからずらして墓参りされたんですか」

すると夫人が、

「いえ、そんなんやないよ。彼岸は彼岸で来ます。今日(12日)は月命日なんですよ」

「はぁ、そうなんですか…どちらかのご両親ですか」

「…この日は毎月来てるんです」

冷静に考えたら、こんな老夫婦の親の墓参りを毎月するとも思えない。

はっ!と思った。

もしかしたら、息子さんか娘さん…病気なのか、事故なのか

行きがけは話しっぱなしの老夫婦が帰りは口数少なかった。


3月12日(水) 60,910 38回

なんとか6万届いたー

苦しい時期やけど、まあまあがんばった。



2025年3月11日火曜日

夜景観光

 今日は夕方から急遽夜景観光の仕事が入った。

新神戸17時半お迎え

掬星台に着いたのが18時過ぎ

今日の日没が18:03だったから、明るい状態から徐々に暗くなっていくところが見えたはず(ついていってないが)

夜景を見に行くなんて言えば定番のアベックかと思ったら(アベック死語やって)

50前後の母親と10代の息子

息子さんは中学生くらいやろか

ちょうど受験も終わって旅行してるんかな

ほとんど会話もなかったが、夜景を見てきた後は

「わー!すごかった!きれいでした」

と親子で感動していた。


3月10日(月) 53,090 31回

そんな良い仕事があっても伸びず…

苦しい時期やなぁ 


2025年3月8日土曜日

追い出し行為

 今日の深夜、阪神の某駅(なぜ隠す)

駅に入ると、前に個人タクシー

2台目につける

ほどなく、後からまた個人

個人に挟まれた…

後にた個人のおっさんは車を出て、俺を素通りして前の個人と話し始める

時折俺を見ながら、まず居心地を悪くさせようとする戦略

お決まりのやつである

見て見ぬふりをして、スマホで動画を見ていた

前の個人が乗車して出ていくと、今度は俺の方に来た

「お前、ここで何してるんや?」

「お客さん待機してるんですけど」

「さっき寝とったやろ」

「いえ、寝てませんが」

「寝とったやろがー!!」

でかい声を張り上げた

「えらい怖いな、あんた」

ここからややため口にする

「出ていけや!こらー!」

こういうおっさんタクシードライバーって、なぜかチビかデブ、またはその両方

このおっさんはデブ

60前後かな、髪は今や化石となったリーゼント風

そこでお客さんが来た

若い女性で、おそらく一部始終を見ていたのやろ

こんなんやから、タクシーは馬鹿にされるし、若いやつらも入ってきてもすぐにやめてしまう

チビやデブのおっさんが怖いわけではなくて、こんなアホらしい世界で働らく意欲が失せるやろな

時間が経てば、あーいうやつらは自然と消えていくと思っていたが、

まだまだおるなー


3月7日(金) 57,950 36回

3月累計 2乗務 112,040 平均 56,020

こういういざこざって、結局暇やから起こる

忙しく動いてたら、こんなことしてる暇ないからなー


 


2025年3月6日木曜日

2月まとめ

少し遅れたが、2月乗務の売り上げまとめをしてみよう

2月3日(月) 73,970 27回
2月5日(水) 48,090 37回
2月7日(金) 60,450 36回
2月9日(日) 49,000 38回
2月11日(火) 53,910 37回
2月13日(木) 49,270 32回
2月15日(土) 71,340 34回
2月17日(月) 60,450 41回
2月19日(水) 59,200 41回
2月21日(金) 70,760 36回
2月23日(日) 59,910 38回
2月25日(火) 57,150 34回

2月12乗務 713,500 平均59,458

2月は悪かったイメージあるけど、7万超え2回、5万切りが3回

2勝3敗か

目標の6万平均にやや届かず

3月がんばろう

3月5日(水) 54,090 35回




2025年2月22日土曜日

受験シーズン

 今日は息子の受験の合格発表やった。

保護者も入って良いようで、仕事を途中で抜けて発表を見に行った。

14時から発表で、体育館に入って待つ。

めちゃめちゃ緊張した

14時になると、ステージの幕が上がる(なんの演出やねん)

メガネを忘れていったので、最初よく見えず、

もし落ちてると思うと、見たくない気持ちもあり

…あった

良かったー

とプライベートの話(誰も読んでないから)

これで大学受験の息子と合わせて、我が家の受験戦争は終わった。

コロナやインフル持って帰ったらえらいことやから、気使ったわ。

ただ、がんばって良い学校は行っても、

親父がタクシー運転手

と分かれば、冷たい目で世間で見られる…

子どもたちにまでそんなものを背負わせたくないな


2月21日(金) 70,760 36回

夕方までは最悪の金曜日やったが、

夜になって、22時過ぎ、宝塚経由三田1.8万

さらに帰ってきて三宮から塚口1.5万

合格発表と合わせて良い日やった。



2025年2月20日木曜日

血だらけや

 深夜0時過ぎ、某病院に配車を受けた

深夜の病院は少し期待する

電車がないので、家まで帰るとすれば結構距離が出ることが多い

配車先の病院に着くと、夜間入口で座ってる男性が見えた

あの人か

目の前に付けているので、報告に出るまでもないと待つ(寒いしな)

しかし男性、一向に顔を上げず、動こうともしない。

しびれをきらして、車を出て声をかけようかと思ったところで、中で警備員さんが声をかけてくれたようだ。

ようやく、顔を上げて、こちらに向かってきた。

乗車して、

「どちらに行かれますか」

「住吉」

「住吉のどちらですか」

「あー?、あー…」

あー、これややこしいやつか。

ある程度は覚悟していたものの、もう一度身構える。

ここからは経験値がものを言う。

とにかくタクシーの鉄則は「客に話をさせること」

こちら側にとって良い意味で、客のペースにさせることが大事である。

こっちのペースに持ってこようとするとトラブルになる。

この場合、「どちらなんですか!はっきりしてください」なんて少し声を荒げると、余計に時間がかかって自分が損をすることになる。

「とりあえず住吉方面向かいますね」

「…ここどこや?」

「××病院ですよ」

「どこやそれ?」

「救急車で来られたんですか?」

「そうや」

「どうされたんですか」

「どうもこうも、もう血だらけやで」

薄ら笑いを浮かべている。

「血だらけ?ですか」

「そうや、もう血だらけでな。警察は来るわ、大騒ぎや」

「誰の血ですか?」

「俺のや、当たり前やろ」

「ケガされたんですか」

「どっかにぶつけたんやろな。まあびっくりしたわ」

「なんで警察が来るんですか?」

「俺が電話で言うたんやろな」

「何をですか?」

「誰かに殴られたって」

「殴られたんですか?」

「・・・」

いわゆる「かまってほしかった」ってやつか(子どもか)

「大丈夫なんですか?」

「もう大丈夫や」

「それは良かったです」

「酔っぱらってな。血だらけになって、警察来て、『あー、俺そういう人なんや』って思ったわ」

自虐的に笑い始めた。

『俺、そういう人なんや』

なんか深いな。残る。

「住吉まで来ましたけど、どの辺ですか」

「神戸屋のあたりで」

「わかりました」

これがプロの対応っちゅうやつや(言うほどのもんか)


2月19日(水) 59,200 41回

相変わらず苦しい流れではあったが、

晩飯前に三木

最終も高速6千円口で形出来た。



2025年2月14日金曜日

タクシーが少なくなった?

 「タクシーがなかなか捕まらなくて」

「タクシー少なくなりましたよね」

こんな話をよく聞くが、

消費者、利用者というのは、10回のうち1回でも自分の思い通りに必要なものを手に入れることが出来ないとストレスを感じるものである。

スーパーに砂糖を買いに行って、なければ

このスーパーはどうなってんねん

と憤る

今まで何度もそのスーパーで砂糖だけでなく、しょう油や塩を問題なく購入していた経験があっても、そんなことは忘れてしまう。

そして、家族や近所の人に言ってまわる

「あそこのスーパーには砂糖がない」

「市場に砂糖がなくなっている。大変だ」

確かに、この場合砂糖のようなコアな商品を切らしてしまうスーパーにも問題はある。

要するに、タクシーというサービスが今やスーパーにおける砂糖のような存在になってきたということである。

以前はニンジン程度(なくてもなんとかなる)やった。

それはやはり高齢化社会によって、高齢者が増えたことに加え、高齢者を送迎する現役世代の割合が急速に減少していることが大きな原因だろう。

また現代の高齢者の貯蓄は多く、現役世代の収入も向上していることで、相対的にタクシーの料金の割高感がなくなってきていることもあげられる。

そしてアプリの普及などにより夜に動く若者のタクシーの利用がやや増加傾向にある一方高齢のドライバーが増えてきたことで、夜に動くドライバーが減ってきていることもある。

結論から言って、現在のタクシーの供給量においてもまだ十分に需要に対応出来るポテンシャルはある。

それはIT技術を使ってエリアと時間帯の効率化をすればという前提になり、他のどの業界においてもそのように効率化が図られ、収益性も上がっている。

それなのになぜかタクシーだけはDX化や効率化よりも先に

量を増やせ

という議論になる。

またその辺を話せば長くなるので、今回はこのへんで(誰も読んでないから)


2月13日(金) 49,270 32回

2月度累計 740,520 13乗務 平均56,963

月度締め日の乗務でなんとか挽回しようとがんばったが、

最後まで苦戦で終わった

まだまだ苦しい季節が続くなぁ

2月末から3月前半は最も悪い時期の一つというイメージがある