2024年12月31日火曜日

2024年乗務終了

 無事最終乗務を終えた

12月28日(土) 78,740 46回

12月30日(月) 66,420 32回

1月度累計 552,420 7乗務 平均69,052

今期は年内8乗務で約7万平均 55万のほぼ目標通り

よくがんばったよ

深夜1時台、女性2名の乗車、

年末らしく、楽しそうに話していた

「あー、よく飲んだわ」

「明日休みやし、もう思い切り寝るわ」

1名が先に降りて、残った1名を送る。

「ありがとうございます」

「運転手さんも気を付けて!」

笑顔で声をかけてもらい、

(これを今年最後の客で終わりたい)

と思いつつも、まだ1時半

もう1回か…

最後は若い男性の乗車

特に会話もなく、

「ありがとうございます」

灘の篠原南町

これで今年の乗務を終えた。

しっかり計算していないが、約150乗務

1乗務40回として、約6000回

7千から8千人の利用者

出会い

まだふと思うことがある

タクシードライバーという仕事

自由で、ローカルではあるものの、日々変化のある仕事

多くの出会い

楽しんではいるものの

やはり、同年代で大企業で働いている友人などを思うと、

彼らがドライバーをしている姿は想像できない

自分もちょっとした管理職を経験してはいた

やはり堕ちた職業なのだろうか

俺は人に、

(わたしは)タクシードライバーです

胸を張って堂々と言えるだろうか

子どもたちは、

お父さんはタクシー運転手やねん

普通に友人と話せるだろうか

まだ先は長いのかなぁ

タクシーがかっこ良い職業だと思われる時代

来るんやろか

何をしたら良いんやろか

このスティグマから逃れられる日が来るんやろか

ただストレスのない車内で、運転席で、楽しんでいるだけで、

何も変わっていない気はする

まだ光は見えないけど、

もう少し、様子を見てみよう

何かを変えようとするより、流れに任せること

それがタクシーで学んだことやから


2024年12月27日金曜日

戦友

 新しいブログを作成してみたものの、アドセンスがなかなか承認されず(そんなに広告で儲けたいか)、こちらのブログでの更新に戻ってきた。

10年の管理者経験を経て、神戸でタクシーに乗り始めて1年半になる。

やはり都会(神戸都会なんか)のタクシー乗務は楽しい

とは言いつつも、都会は事故リスクも多い

特に神戸は坂が多いし、高級車も多い…

そんな中、先週の金曜の夜

さすがに年末、12月第3週の金曜とあって、めちゃ忙しくて、8万超えで帰庫したときのこと

車庫に入ると、先輩乗務員が声をかけてきた

「今日2発や」

タクシーの世界で1発2発と言えば、遠方に行ったという隠語である

「どこ行ったんですか?」

「いや、2回当てて(事故って)きた」

2発、そのまんまかい!

よく見ると、後部バンパーが派手にへこんでる

前のバンパーも左側が割れていた

いやー…

事故した乗務員、特に先輩にはかける言葉もない

数日後、事務所にて

「Kさん(事故って)その後見ませんけど、どうかされたんですか?」

「あー…退職されました」

「はぁ…(クビですか)」

我々は事故とは常に隣り合わせ、明日は我が身である

もう70代にもなっていたやろか

共に神戸で戦った戦友である先輩を思う

お疲れ様でした(なんか嫌味っぽいぞ)

12月26日 55,550 47回




2024年4月23日火曜日

ライドシェア解禁!?

 久しぶりの投稿です(真面目にやれ)。

いよいよこの四月から一部地域でライドシェアが解禁された。

これはタクシー業界にとって…というより旅客運送の世界にとって良いニュースなのか、そうでないのかという議論になってしまうくらい中途半端なスタートになっている。

そもそもタクシーが足りない、巷の輸送が不足しているという状況で海外で普及しているライドシェア(は和製英語かもしれないが…)を輸入しようという流れは分からないでもない。

実際業界人がらしても、なんかエキサイティングなことが起こるのではないかという高揚感はあった。

しかし、業界の活性化を業界が阻んでいるという実態に落胆せざるを得ない。

この「(日本独特の)ライドシェア」というものが増殖していく過程では、我々業界人(2種持ち)が積極的、前向きに関わっていかなければならない。

言葉は悪いが、素人と我々プロがうまく融合していくことで、需要は増え、効率も上がっていく世界である。

現状この業界は正直効率が悪すぎる。

タクシーGOを始めとするアプリの普及は言うまでもなく画期的な動きで、業界としても概ね歓迎されている。

しかし業界に新風を巻き込んだアプリ会社でさえ、市場輸送の効率化という面でもう一つ踏み込めないでいる。

要するに、アプリでGPSの情報があれば、ドライバーにも、輸送を求める利用者にもそれを公開すれば、間違いなく効率化されるわけである。

具体的に言えば、空車車両(または近く空車になる車両)とマッチングされていない利用者を地図上で「見える化」すれば、現状の車両数でもより多くの輸送を担えるし、タクシーがなくて困っている利用者もより早く家に帰る(または目的地に着く)ことが出来る。

そこまで行けば、輸送はよりエキサイティングになるし、ライドシェアの位置づけはタクシーが担うことが出来ないスポットを掬いながらも、それに見合った収入を得ることが出来る。

何よりスマートフォンをタップすれば、すぐに迎えが来るようになるわけである。

そのような時代はもうすぐそこに来ている(技術的には可能)と思うと、今の法規制やアプリ会社がその域に辿り着いていないというのは、もどかしいと言わざるを得ない。

とにかくライドシェアを導入しようとしている行政や、アプリ会社はもっと積極的に「ドライバー」の声を聞くべきである。

現場を知らない大学教授や、実際にドライバーをしたことがない管理者(わたしも長年管理者を経験してるからこそ言える)などと議論をしても、いつまで経っても利用者の利便性には繋がらないと言わせてもらおう。