忘れもしない、面接の日はまだ肌寒くて、これから何か新しいことを始める期待感と、
何かどうしようもなく心に引っかかるものを胸に抱えて
会場の事務所に向かった。
「心に引っかかるもの」とは、
本当にタクシーで良いんだろうか
という漠然とした思いだった。
「タクシーに乗りたい」
「めっちゃ楽しそう」
という気持ちの裏に何かタクシーに対する暗いイメージがあったことは否定出来ない。
まだ20代、他の可能性も十分に求められる時期である。
ただその暗いイメージはなかなか心の中で具体的に固まることはなく、
一体何故世間がタクシーというものに暗いイメージを添付するのかが結局分からなかった
面接会場の事務所が信号の向こう側に見えた。
赤信号で止まっている間、道の向こう側に見えるタクシーの事業所を見据えていた。
青信号になっても動かずに止まって、少し考えた。
俺は間違っていないやろか…
信号はまた赤になった。
次の青信号で俺は歩を進めた。
若かったのだろうか。
俺がイメージを変えてやる
とまでは思っていなかったかもしれないが、迷いのない歩を力強く進め、信号を渡った。
何かどうしようもなく心に引っかかるものを胸に抱えて
会場の事務所に向かった。
「心に引っかかるもの」とは、
本当にタクシーで良いんだろうか
という漠然とした思いだった。
「タクシーに乗りたい」
「めっちゃ楽しそう」
という気持ちの裏に何かタクシーに対する暗いイメージがあったことは否定出来ない。
まだ20代、他の可能性も十分に求められる時期である。
ただその暗いイメージはなかなか心の中で具体的に固まることはなく、
一体何故世間がタクシーというものに暗いイメージを添付するのかが結局分からなかった
面接会場の事務所が信号の向こう側に見えた。
赤信号で止まっている間、道の向こう側に見えるタクシーの事業所を見据えていた。
青信号になっても動かずに止まって、少し考えた。
俺は間違っていないやろか…
信号はまた赤になった。
次の青信号で俺は歩を進めた。
若かったのだろうか。
俺がイメージを変えてやる
とまでは思っていなかったかもしれないが、迷いのない歩を力強く進め、信号を渡った。
「めっちゃ楽しそう」
返信削除と少しでも思われた事に、
思わず拍手してしまいました。
そんな方が増えれば、この業界の未来は明るいです。
ChanGomaさん
返信削除実際めっちゃ楽しいですよ。
特に若い人にとっては間違いなく…
年配でも気持ちさえ若ければ、いつまでも楽しめます